開講年度2018
科目名経営統計Ⅱ
科目ナンバーM231-603-02
開講種別秋学期
対象学年2年
担当者田中 浩光
単位数2
曜日・時限秋学期 木曜日 1時限
キャンパス名城公園
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
回帰分析の適用:時系列データの予測
授業の概要
経営統計Ⅰを受講した学生が望ましいが、初めて統計学に接する学生も考慮して、講義内容を組み立てれている。本講では、経営における諸問題での意思決定の際に有用となる統計学の基本的知識・考え方見方が学習できる。春・秋学期の1年を通して、データからの有効な情報の抽出が目的となる。秋学期では、春学期で習得した図的表示・基本統計量の計算・回帰分析法を活用して、将来の観測値の予測方法と社会調査などに見られる分割表データの解析が学習できる。前者の場合、ビールの消費量、海外旅行者数などの季節的要素を含む予測方法として、基本的で代表的な(時系列データの)予測方式を多くの例示とともに習得できる。とくに後半では、表計算ソフトExcelが併用できる。
授業の到達
目標
経営学・社会学分野での諸問題に対し、統計的視点に基づく解決の方法を修得できる。とくに、需要予測の問題などでみられる時系列データの解析法が修得できる。授業では、原則として、下記のスケジュールにしたがう。第11週以降はパソコン室に移り、表計算ソフトExcelを駆使する。課題の作成を通して、講義の内容の理解を深める。とくに後半では、表計算ソフトを駆使することできる。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1「ガイダンス」:授業方針と経営統計Ⅱの概観
・時系列データの予測と回帰分析
・分割表データの分析
「予習」:シラバスを読み、授業内容を事前に把握する(30)
「復習」:授業内容について確認する(30)
2「時系列データ」:時系列データとは
・時系列データの種類
・時系列データの予測の接近方法
・いろいろな傾向直線
「予習」:第2回資料(第1回の授業終了時に配布)を熟読する(30)
「復習」:いろいろな時系列データがあることの理解を深める(30)
3「時系列データの予測(1)」:平滑方法
・指数平滑法の説明
「予習」:第3回資料(第2回の授業終了時に配布)を熟読する(30)
「復習」:指数平滑法の理解を深める(30)
4「時系列データの予測(2)」:代表的な接近法
・TCSI 分離法の説明
・一般平均(重みつき平均)の説明
「予習」:第4回資料(第3回の授業終了時に配布)を熟読する(30)
「復習」:TCSI分離法の理解を深める(30)
5「時系列データの予測(3)」:5項移動平均法
・季節変動を含む時系列データ:四半期データ
・重みつき移動平均の説明
「予習」:第5回資料(第4回の授業終了時に配布)を熟読する(30)
「復習」:重みつき移動平均の理解を深める(30)
6「時系列データの予測(4)」:13項移動平均法
・季節変動を含む時系列データ:月次データ
・重みつき移動平均の再説明
「予習」:第6回資料(第5回の授業終了時に配布)を熟読する(30)
「復習」:13項移動平均法の理解を深める(30
7「時系列データの予測(5)」:季節指数の算出
・四半期データと5項移動平均
・季節指数の算出
「予習」:第7回資料(第6回の授業終了時に配布)を熟読する(30)
「復習」:・季節指数の算出を理解する(30)
8「時系列データの予測(6)」:季節指数による調整済み時系列データと傾向直線の推定
・傾向変動のみを有する季節調整済みの時系列データに回帰分析を適用して直線のあてはめを実施する。
「予習」:第8回資料(第7回の授業終了時に配布)を熟読する(30)
「復習」:回帰分析の適用で傾向直線が推定できることを理解する(30)
9「時系列データの予測(7)」:傾向直線の推定値に基づく時系列データの推定と予測
・季節指数の考慮して、時系列データの推定値と予測値を求める。
・TCSI分離方式による推定・予測が良好に作動しているかを相関図で視察で評価する。
・実際データを用いた予測方式の例示により、理解を深める。
「予習」:第9回資料(第8回の授業終了時に配布)を熟読する(30)
「復習」:時系列データの推定値と予測値を求めることを理解する(30)
10「時系列データの予測(8)と分割表データの分析」:時系列データの予測方式の理解確認と分割表データの分析の説明
・時系列データの予測方式について総復習
・分割表データの分析(図的表示と統計解析)
「予習」:第10回資料(第9回の授業終了時に配布)を熟読する(30)
復習」:分割表データの図的表示と統計解析法を理解する(60)
「課題」レポート作成のため実際の時系列データを探す(90)
11「Excelで学習(1)と理解度の確認(1)」
・分析ツールを用いた回帰分析の実施についての説明
・理解度の確認の問題(1)を通して時系列データの予測方式の理解を深める(ひとり一人に説明)
「予習」:第11回資料(第10回の授業終了時に配布)を熟読する(30)
「復習」:分析ツールを用いた回帰分析を実施できること(30)
「課題」レポート作成のため実際の時系列データを探す(90)
12「Excelで学習(2)と理解度の確認(2)」
・分析ツールを用いた時系列データの予測方式の実施についての説明
・理解度の確認の問題(2)を通して時系列データの予測方式の理解を深める(ひとり一人に説明)
「予習」:第12回資料(第11回の授業終了時に配布)を熟読する(30)
「復習」:分析ツールを用いた予測方式を実施できること(30)
「課題」レポート作成で時系列データの予測を実施する(90)
13「Excelで学習(3)と理解度の確認(3)」
・分析ツールを用いた時系列データの予測方式の実施について再度の説明
・理解度の確認の問題(3)を通して時系列データの予測方式の理解を深める(ひとり一人に説明)
「予習」:第13回資料(第12回の授業終了時に配布)を熟読する(30)
「復習」:理解度の確認の問題(3)を解答できること(30)
「課題」」レポート作成で時系列データの予測を実施する(90)
14「Excelで学習(4)と理解度の総合的確認」
・分析ツールを用いた時系列データの予測方式の実施について再度の説明
・理解度の確認の問題(1),(2),(3)を通して時系列データの予測方式の理解を深める(ひとり一人に説明)
「予習」:第14回資料(第13回の授業終了時に配布)を熟読する(30)
「復習」:理解度の確認の3問題を解答できること(30)
「課題」」レポート作成で時系列データの予測を実施する(90)
15「Excelで学習(5)と質疑応答」
・レポート作成に対して全般に亘り質問に解答する
・レポートの事前提出における点検と評価、そして理解度の確認により評価する
「予習」:第15回資料(第14回の授業終了時に配布)を熟読する(10)
「課題」」レポート作成で時系列データの予測を実施する(90)
    
16レポートの再提出における点検と評価,そして理解度の確認により評価する
評価方法・基
準(評価割合)
(1)レポート試験(80%) (2)平常点(20%)
・平常点には、受講態度と授業の終了時に出される理解度を確認する小問題が含まれます。
・詳細は、最初の授業時に説明いたします。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『資料を使用する。』
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『経済・経営ための統計学』西田俊夫・田畑吉雄培風館2100円
参考URL
質疑応答
 講義などで疑問がある場合は、講義時間内・直後においても、遠慮なく質問してください。オフィスアワー(水曜日昼休み12時35分~13時05分、場所は田中研究室(2802))を活用してください。
備考
授業中の私語、携帯電話・スマートフォンの使用を禁止します。
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更新日付2018/02/03 15:15:19