開講年度2018
科目名国際マーケティング論B
科目ナンバーC331-239-56
開講種別秋学期
対象学年3年
担当者李 大義
単位数2
曜日・時限秋学期 火曜日 3時限
キャンパス名城公園
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
企業のグローバル化に関する現状を取り上げ、国際マーケティングの重要性を理解し、求められている戦略について学ぶ。
授業の概要
 多くの企業は国境を越え、海外市場向けの活動が欠かせない時代を迎え、経営資源もグローバル化が進んでいます。今後の企業活動は国内市場に留まらずグローバル市場に焦点を当て、一般のマーケティングと異なる国際的なマーケティングに関する視野をもち、海外市場との付き合い方を知ることが重要となります。
 本講義では、各授業内容に相応する代表的な企業や具体的な商品の例を取り上げ、国際マーケティングの大切さを学びます。また、国際マーケティングの基本戦略を理解し、国際マーケティングの手法を学習します。とりわけ、国際市場細分化戦略、国際製品戦略、国際価格戦略、国際プロモーション戦略、国際流通戦略などを取り上げます。そして、新興市場開拓の必要性と方法を学びます。
授業の到達
目標
 本授業の到達目標は、受講生が国際マーケティングの基本理念と特徴について理解を深めることにあります。マーケティングの活動範囲が世界に向けて拡大していく中で、受講生がグローバル化現状の理解を目指します。ひいては、国際的企業戦略としての4P(製品、価格、プローモーション、流通)とビジネスモデルを学習し、国際マーケティング力を養います。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1ガイダンス、国際マーケティングの発展を支える組織【予習】 国際事業部、国際製品別事業部制、地域別事業部制とは何かをまとめてくること
【復習】国際・マトリックス組織をまとめる
2グローバルな文化環境【予習】低コンテクスト(Context)文化と高コンテクスト文化とは何かを学習してくること
【復習】文化的な消費者のアイデンティティの複雑さをまとめる
3マーケティング計画としての国際市場細分化戦略【予習】市場細分化戦略とは何かを調査してくること
【復習】国際市場細分化戦略の分類についてまとめる
4細分化戦略と反細分化戦略、市場細分化戦略とブルーオーシャン戦略【予習】細分化戦略の問題点についてまとめてくること
【復習】市場細分化戦略とブルー・オーシャン戦略との相違点をまとめる
5国際ブランド戦略(グローバル・ブランドの誕生と課題)【予習】ブランドとは何かを学習してくること
【復習】グローバル・ブランドの利点と欠点についてまとめる
6国際ブランド戦略(ブランドの活用方法)【予習】商標権・著作権の侵害への対応方法について学習してくること
【復習】ブランドの活用法についてまとめる
7国際価格戦略(価格設定への諸要因①)【予習】企業の目標と、価格設定にはどのような方式があるのかを学習してくること
【復習】顧客価値の違い、企業のコストの違いをまとめる
8国際価格戦略(価格設定への諸要因②)【予習】マーケティング目標の違いを学習してくること
【復習】競争の違い、流通チャネルの違い、政府政策の違いをまとめる
9国際プロモーション戦略(広告コミュニケーション、国際広告の標準化と適応化)【予習】 広告コミュニケーションの重要性について調査してくること
【復習】国際広告の標準化と適応化についてまとめる
10国際プロモーション戦略(メディアの選択、国際広告の標準化と現地適応化のミックス)【予習】 メディアの選択の重要性について学習してくること
【復習】国際広告の標準化と現地適応化のミックスについてまとめる
11国際サプライチェーン・マネジメント(グローバルSCMとその課題)【予習】 SCMとは何かを学習してしてくること
【復習】グローバルSCMにおける現状と問題点をまとめる
12国際サプライチェーン・マネジメント(マス・カスタマイゼーションとSCMにおける空間的・時間的制約の克服)【予習】 マス・カスタマイゼーションとは何かを学習してくること
【復習】グローバルSCMにおける空間的・時間的制約の対応策をまとめる
13新興国市場開拓(BOP市場の開拓、破壊的イノベーション)【予習】 BOP市場とは何かを学習してくること
【復習】新興国市場開拓のための破壊的イノベーションの重要性についてまとめる
14世界から尊敬される人と企業【予習】今後の望ましい経営思想について自分の考え方をまとめてくること
【復習】どのような経営が世界から称賛されるべきかをまとめてみる
15まとめ【予習】配布した資料の中で、興味深い部分を中心にディスカッションができるように復習してくること。本授業の疑問点や質問事項をまとめてくること
    
16定期試験
評価方法・基
準(評価割合)
平常授業の成果40%、定期試験60%
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『授業中の配布資料を使用』
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『国際マーケティング講義』諸上茂登同文舘978-4-495-64611-0
2.『1からのグローバル・マーケティング』小田部正明他碩学舎978-4-502-21851-4
3.『はじめて学ぶ人のためのグローバル・ビジネス』梶浦雅己編文眞堂978-4-8309-4810-7
参考URL
質疑応答
 授業後の時間帯を活用し、プリント、講義資料、メモ書きの質問事項などを用意してインタビュー形式で行います。場所は、原則的に授業を行う教室と同じです。
備考
 学生の皆さんが楽しく授業を受け、授業の予定通りに進めるため、参考書や資料などを持参の上、内職、私語、携帯電話の操作、遅刻、途中退出などのような授業の妨げ行為、本授業と関係ない行動は一切禁じます。
画像
ファイル
更新日付2018/02/06 10:49:34