開講年度2018
科目名博物館資料保存論
科目ナンバーL311-168-04
開講種別秋学期
対象学年3年
担当者井上 瞳
単位数2
曜日・時限秋学期 火曜日 2時限
キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
博物館資料の保存と保全
授業の概要
博物館における資料保存の意義、展示と保存・修復、総合的有害生物管理(IPM)など、博物館資料の保存と保全に関する全般的な知識を習得するとともに、修復と調査や文化財レスキューなど、現場での実践について学びます。
授業の到達
目標
博物館資料の保存の歴史を知り、保存と保全の方法の基礎的知識を習得することにより、実際の現場で行われている様々な保存修復活動についての理解を深めることを目標とします。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1博物館における資料保存の意義
○博物館資料保存論の概要について説明します
【予習】博物館概論で学んだ保存についての項目を見直して授業に臨むこと(30)
2文化財保存の歴史
○正倉院宝物の保存、曝涼、武家・公家による保護について学びます
【復習】授業で学んだ文化財保存の歴史について見直すこと(30)
3博物館資料の保存と復元
○現状模写と復元模写について学びます
*課題の説明
【復習】授業で学んだ博物館資料の保存と復元
について見直すこと(30)
4保存修復活動の事例発表(1)
○考古資料の事例発表をします
【課題】各自自分の選んだ保存修復活動の事例について調べ発表に準備をすること(180)
5保存修復活動の事例発表(2)
○歴史資料の事例発表をします
【課題】各自自分の選んだ保存修復活動の事例について調べ発表に準備をすること(180)
6保存修復活動の事例発表(3)
○日本美術資料の事例発表をします
【課題】各自自分の選んだ保存修復活動の事例について調べ発表に準備をすること(180)
7保存修復活動の事例発表(4)
○西洋美術資料の事例発表をします
【課題】各自自分の選んだ保存修復活動の事例について調べ発表に準備をすること(180)
8文化財の保全
○復元模写と古色復元模写、城郭建築の保全と復元について学びます
【復習】授業で学んだ文化財の保全について見直すこと(30)
9文化財の修復と復元
○寺院の復元について学びます
【復習】授業で学んだ文化財の修復と復元について見直すこと(30)
10文化財の修復現場
○保存修復の現場見学をする予定です
【復習】見学した現場についてメモして記録に残すこと(30)
11博物館における展示と修復
○油絵の修復について学びます
【復習】授業で学んだ博物館における展示と修復について見直すこと(30)
12修復と調査、資料の科学調査
○修復、科学調査による新発見と調査研究の進展について学びます
【復習】授業で学んだ博物館資料の修復と調査、資料の科学調査について見直すこと(30)
13博物館資料の保存環境
○資料の収蔵、温度・湿度・光、総合的有害生物管理(IPM)、文化財害虫について学びます
【復習】授業で学んだ博物館資料の保存環境について見直すこと(30)
14博物館の危機管理、災害と文化財レスキュー
○火災・地震・防犯対策、文化財資料の修復活動について学びます
【小テスト】
【復習】授業で学んだ博物館の危機管理、災害と文化財レスキューについて見直すこと(30)
15考古資料の保存活動
○考古資料の保存活動現場について知ります
【復習】授業で学んだ考古資料の保存活動について見直すこと(30)
    
評価方法・基
準(評価割合)
課題発表40%、授業内小テスト40%、授業態度20%
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『適宜資料を配布し、映像資料も利用』
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『博物館学IV― 博物館資料保存論*博物館実習論』大堀 哲、 水島 英治学文社2484978-4762022876
参考URL
質疑応答
授業中および授業後に直接対応します。
オフィスアワー:水曜日2限 3417(3号館4階) 
備考
授業中の私語、携帯電話の使用は禁止します。
画像
ファイル
更新日付2018/02/07 11:35:20