開講年度2018
科目名発展世界史Ⅱ
科目ナンバーL231-161-02
開講種別秋学期
対象学年2年
担当者山田 孝
単位数2
曜日・時限秋学期 金曜日 4時限
キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
高等学校世界史の再学習を行う。世界史への理解を深め、授業実践力を高める。「新しい世界史」の発見にも取り組む。
授業の概要
この授業では、高等学校世界史の近代・現代の内容を学習する。講義形式とグループワーク・発表形式を取り入れながら授業を行う。講義式授業では、世界史学習の実践例を紹介する。実践面では、個人学習・グループ学習により、教材開発・授業開発(模擬授業)を行う。授業開発後には、ディスカッション等により授業内容を検討し開発成果の共有化を図る。授業で使用している世界史の時代区分については、「新もういちど読む山川世界史」を参考にしている。
授業の到達
目標
高等学校世界史の再学習により、近代・現代の理解が深まり授業構成力が高まる。グループワーク等を通じて、「主体的・対話的で深い学び」についての方法論を身につけることができる。世界史の授業の「楽しさ」を実感し、授業者としては生徒に学ぶ楽しさを伝えることができるようになる。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1“科学”の誕生と世界史 近代科学を俯瞰する             発展世界史Ⅱのガイダンスと発表の予定を決めます【予習】シラバスで、授業の予定を確認しておく(30)       【復習】発表の予定を確認して、授業実践・教材開発の準備をする(20)
2ヨーロッパ世界の形成                              ヨーロッパ近世とは何か概要を確認します【予習】文明の起源該当部分を事前に学習しておく(30)     【復習】学んだ内容を再確認する(20)
3近代文化の誕生 ルネサンスを絵画から読み解く          近代文化の誕生、ルネサンスとヒューマニズムを中心に学びます【予習】ルネサンスと近代文化の誕生の該当部分を事前に学習しておく(30)                            【復習】学んだ内容を再確認する(20)
4主権国家体制の確立                                     近世の国際政治の概要について学びます【予習】主権国家体制の確立該当部分を事前に学習しておく(30)  【復習】学んだ内容を再確認する(20)
516世紀文化革命と17世紀科学革命                  16世紀のヨーロッパの文化とそれに続く17世紀の科学革命について学びます【予習】授業の該当部分を事前に学習しておく。講談社現代新書「科学VSキリスト教」を読んでおくと良い(30) 【復習】学んだ内容を再確認する(20)
6授業化・教材化の取り組み(再構成)4 1回から5回の授業をふまえて教材開発・授業化に取り組みます              個人またはグループによる発表を行い、内容についてディスカッションを行い、学びを深めます。   【予習】発表内容を資料としてまとめる(30) 【復習】ディスカッションを受けて、まとめた内容を整理する(20)
7環大西洋革命                               アメリカ独立革命、フランス革命を中心に学ぶ                               アジアから見たフランス革命をネルー「父が娘に語る世界歴史」から考察する 【予習】アメリカ独立革命・フランス革命等該当部分を事前に学習しておく(30)                           【復習】学んだ内容を再確認する(20)
8アジア社会の変容                                         ヨーロッパ列強のアジア進出により、アジア社会が変容したことを学ぶ【予習】授業の該当部分を事前に学習しておく(30)        【復習】学んだ内容を再確認する(20)
9西アジア諸国の変動                                         近代ヨーロッパの進出を受け、変動した西アジア世界について学ぶ【予習】授業の該当部分を事前に学習しておく          【復習】学んだ内容を再確認する(20)
10インド・東南アジアの変容と東アジアの動揺                                インド・東南アジアの植民地化と中国清末の政治状況について学びます【予習】授業の該当部分を事前に学習しておく(30)         【復習】学んだ内容を再確認する(20)
11授業化・教材化の取り組み(再構成)5 7回から10回の授業をふまえて教材開発・授業化に取り組みます              個人またはグループによる発表を行い、内容についてディスカッションを行い、学びを深めます。   【予習】発表内容を資料としてまとめる(30)            【復習】ディスカッションを受けて、まとめた内容を整理する(20)
12帝国主義時代の始まりと第一次世界大戦                              帝国主義から第1次世界大戦までの世界を学びます【予習】授業の該当部分を事前に学習しておく(30)        【復習】学んだ内容を再確認する(20)
13ヴェルサイユ体制と第二次世界大戦 
デボラ・E・リップシュタット「否定と肯定」を取り上げホロコーストの真実と歴史の「捏造」について学びます
【予習】授業の該当部分を事前に学習しておく。興味があれば「否定と肯定」を読んでおくと良い。(30)               【復習】学んだ内容を再確認する(20)
14現代の世界 統合と「分断」                                      現代の世界が抱える課題を歴史から学び、今後の世界の在り方について考えます【予習】授業の該当部分を事前に学習しておく(30)        【復習】学んだ内容を再確認する(20)
15授業化・教材化の取り組み(再構成)6 12回から14回の授業をふまえて教材開発・授業化に取り組みます              個人またはグループによる発表を行い、内容についてディスカッションを行い、学びを深めます。                      秋学期の授業のまとめを行います   【予習】発表内容を資料としてまとめる(30)            【復習】ディスカッションを受けて、まとめた内容を整理し、春学期の授業を各自でまとめる(30)
    
16定期試験
評価方法・基
準(評価割合)
1 授業への貢献度(積極的に授業に参加すること)     40%
2 課題の提出、学習指導案の作成、課題レポートの提出等  20%
3 定期試験                       40%
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『『新もういちど読む山川世界史』』「世界の歴史」編集委員会山川出版社1600円+税978-4-634-64090-0
2.『授業中に配布する』
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『『科学VSキリスト教』』岡崎勝世講談社850円+税978-4-06-288241-5
参考URL
質疑応答
授業に関する質問等は授業時及び授業日の当日に適宜受け付ける予定である。授業時間前後の時間帯、質問の場所等は授業中に指示する。また、メールでの質問も受け付ける。メールは、tony-ymd@se.starcat.ne.jp まで。
備考
この科目では、教員採用試験の専門科目への対応も予定している。教員採用試験の受験を考え、自分の教育力の向上に取り組むことのできる学生の受講が望ましい。発展世界史Ⅰ・Ⅱで授業内容が完結するので、Ⅰを受講していることが望ましい。出席に関しては、全出席が望ましい。3分の2以上の授業に出席した者のみ成績評価の対象とする。
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更新日付2018/02/06 17:59:14