開講年度2018
科目名心理学実験Ⅰ
科目ナンバーG233-287-01
開講種別秋学期
対象学年3年
担当者高橋 彩
単位数1
曜日・時限秋学期 火曜日 3時限
キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
心理学の実験法とレポート作成の基礎を学ぶ
授業の概要
心理学では実際には目に見えない心の働きや行動の法則を扱う。そのため、心の働きを目に見えるデータとして取り出せるように、実験、観察、調査、事例研究などの様々な研究方法が用いられてきた。この授業では、実験者として実際に実験によるデータ収集を体験し、その結果をレポートにまとめることを通して、心理学研究の基礎を習得することを目的としている。
授業の到達
目標
独立変数と従属変数、被験者内要因、被験者間要因、実験群と統制群など、各実験のデータ収集の方法を学ぶ。問題と目的、方法、結果、考察、文献、図と表の違いなど、レポートを書くための基礎的な方法を習得することを目的とする。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1心理学実験法とは
グループ決定とオリエンテーション 
2記憶の二重貯蔵モデル(1)実験計画と刺激作成条件ごとの記憶方略をまとめる(60)
3記憶の二重貯蔵モデル(2)実験実施 データ収集と分析系列位置曲線のグラフを作成する(120)
4記憶の二重貯蔵モデル(3)レポート作成レポートが授業時間内に終わらなかった場合、次週までに仕上げる(120)
5心理学のレポートの書き方次週までに、実験法における統制群と実験群、要因と水準についてまとめておく(120)
6鏡像描写(1) 実験実施 データ収集学習の転移について調べ、考察に使える引用文献を探す(120)
7鏡像描写(2)結果の整理と分析今後の課題について考える(120)
学習曲線の例についてまとめる(120)
8鏡像描写(3)レポート作成レポートが授業時間内に終わらなかった場合、次週までに仕上げる(120)
9メンタルローテーション(1) 実験実施 データ収集
 
エクセル上の自分自身のデータの平均を出しておく(120)
10メンタルローテーション(2) 結果の整理と分析メンタルローテーションについて調べる(60)
11メンタルローテーション(3) レポート作成レポートが授業時間内に終わらなかった場合、次週までに仕上げる(120)
12視覚探索(1) 実験実施 データ収集視覚探索におけるポップアウトと探索非対称性について調べる(60)
13視覚探索(2) 結果の整理と分析アルファベットの形態的特徴、人のパターン認知について調べる(120)
14視覚探索(3)レポート作成レポートが授業時間内に終わらなかった場合、次週までに仕上げる(120)
15まとめ
    
評価方法・基
準(評価割合)
レポートの評価(90%)、出席状況と実験へ取り組む態度(10%)で評価します。積極的に実験に取り組んでください。
欠席した場合もレポートの提出は必須です。定期試験はありません。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『使用しない』
参考書
  ・
参考資料
参考URL
質疑応答
授業内で分からないことがあったら、遠慮なくきいてください。
備考
認定心理士を取得希望の学生は、必ず履修してください。単位は1単位です。
秋学期の心理学実験Ⅰ(1単位)と合わせて、2単位となります。
心理学実験ⅠとⅡはどちらを先に履修してもかまいません。
平均値、SDなどの計算のため、電卓を持参するとよい。
画像
ファイル
更新日付2018/01/30 09:35:22