開講年度2018
科目名生態学
科目ナンバーG231-454-01
開講種別秋学期
対象学年2年
担当者續 伯彦
単位数2
曜日・時限秋学期 水曜日 2時限
キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
生物世界の科学から社会・経済を見通す
授業の概要
生態学は、「生物の分布と存在量、またこれらを規定する相互作用の科学」です。
地球環境にも多大な影響を持つようになった人間の生物界での位置付けと役割を理解して、この理解を踏まえて政策検討を深める視点を獲得することが学修の狙いです。
授業の到達
目標
様々な生物種の誕生から死までの経過を整理し、種内外の要因との関係の持ち方への理解を深めます。
複数の種間の捕食・分解・寄生・感染・共生などの相互関係のあり方への理解を深めます。
多種多様な生物種と物理的条件で規定される生態系として人間社会を捉える視点を学びとります。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1生態学を学ぶ意義
地球環境を構成する生物の分布、存在量、相互作用の実態理解が、政策検討に不可欠な理由・状況の概要を示します。
配布プリントに紹介されるWebサイトなどをアクセスして、内容理解を深め、疑問点を発見します。(240)
2生物の増殖
世代を重ねて増え続けるべき存在としての生物の本質を示し、ダイナミックな存在として生物界を捉えることの重要さを示します。
配布プリントに紹介されるWebサイトなどをアクセスして、内容理解を深め、疑問点を発見します。(240)
3個体数の調整要因
個別の生物種の個体数変化に影響を与える要因を整理し、そのモデル的把握により動的な変化のあり方を見通す意義を示します。
配布プリントに紹介されるWebサイトなどをアクセスして、内容理解を深め、疑問点を発見します。(240)
4生物種間の競争と協調
他の生物にとっての環境要因でもある生物が、お互いに及ぼし合う影響を整理し、競争と協調がどのような変動を生み出すかを示します。
配布プリントに紹介されるWebサイトなどをアクセスして、内容理解を深め、疑問点を発見します。(240)
5生物集団の多様性と類似性
一定領域の生物集団構成をどのような指標で把握することが出来るか、また、それによって各領域の比較し、各々の特徴を知ることが出来るかを示します。
配布プリントに紹介されるWebサイトなどをアクセスして、内容理解を深め、疑問点を発見します。(240)
6個体の行動と集団の行動
生物が個体レベルで示す行動と、集団レベルで示す行動との関係を検討し、それらが生物種の維持・増殖に与える効果を示します。
配布プリントに紹介されるWebサイトなどをアクセスして、内容理解を深め、疑問点を発見します。(240)
7生命活動と地球環境
生命活動が物質循環を通してどのように地球規模の環境変動に関わり得るか、また、生物種数の変動様子も地球史的時間を視野に整理して示します。
配布プリントに紹介されるWebサイトなどをアクセスして、内容理解を深め、疑問点を発見します。(240)
8森林の変遷とヒトの活動
ヒトが地球上に現れてからの森林との交渉の歴史を概観し、特に日本列島での交渉について、エポックとなる時代・状況を示します。
配布プリントに紹介されるWebサイトなどをアクセスして、内容理解を深め、疑問点を発見します。(240)
9生物多様性
近代化・工業化の過程で失われつつある生物多様性の現状理解と、これに対する政策的取り組みの状況を示します。
配布プリントに紹介されるWebサイトなどをアクセスして、内容理解を深め、疑問点を発見します。(240)
10絶滅危惧種
生物多様性維持のための焦点となる生物種の確認と指定の手順を示し政策的対応のあり方を示します。
配布プリントに紹介されるWebサイトなどをアクセスして、内容理解を深め、疑問点を発見します。(240)
11生物資源および野生生物の管理
生物集団および個別の生物に焦点を当てて、その管理事例を紹介し、その限界や課題を検討します。
配布プリントに紹介されるWebサイトなどをアクセスして、内容理解を深め、疑問点を発見します。(240)
12生物捕獲産業の課題
自然生物捕獲を基盤とする漁業の盛衰を生態学的視点でどのように把握し、政策的対応を進めるべきかについて先行研究の成果を示し、検討します。
配布プリントに紹介されるWebサイトなどをアクセスして、内容理解を深め、疑問点を発見します。(240)
13生態系としてのヒト
個体としてのヒトも、多様な微生物との関係性を基盤として存在している様子を示し、システムとしての生命のあり方の重層性を確認します。
配布プリントに紹介されるWebサイトなどをアクセスして、内容理解を深め、疑問点を発見します。(240)
14生態系としての社会
生物個体やその集団、また多様な生物種の相互作用としての生態系の理解を踏まえ、ヒトの生態系としての社会の課題解決への展望を示します。
配布プリントに紹介されるWebサイトなどをアクセスして、内容理解を深め、疑問点を発見します。(240)
15まとめと討論
講義で取り上げた主題相互の関係を整理し、各主題および主題間の関係に関する受講者からの問題提起を巡って、質疑応答を進めます。
前回までの講義資料の再検討や、紹介されたWebサイトへのアクセスを踏まえて、生物に関わる政策課題についての疑問や意見を整理しておきます。(240)
    
16定期試験
提示される複数主題について、講義資料等を参照可とし、考察・論述を求める予定です。
ただし、受講者数が50名を超えた場合は、参照不可、マークシート形式の出題に切り替えます。
興味を持った主題について、学び得たことや提言などを整理し、論述方針を準備しておくことが望まれます。
評価方法・基
準(評価割合)
各講義の質問の提出(25%)、定期試験(75%)によって評価します。
質問は、新しい知識への感想ではなく、疑問点の表明を評価します。
定期試験の詳細は、第16講の記載を参照してください。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『使用しない。』
参考書
  ・
参考資料
参考URL
1.生態学ノート授業資料ページ
質疑応答
各講義時に、内容に関する質問事項を受け付け、有意義なものには次回講義冒頭で応答します。
時間外での対応が必要な場合は、オフィスアワー(水曜1時限)に研究室(G510)で応答します。
備考
生命現象の基本事項については、基盤科目「生命論」を履修していることが望ましいでしょう。
講義資料として配布するスライドのオフプリントに、内容に関連したWebサイトなどのリストが示されます。
これらにアクセスして、内容理解を深め疑問点を質問として提示します。
画像
ファイル
更新日付2018/02/07 16:05:45