開講年度2018
科目名簿記ⅡB
科目ナンバーC131-240-04
開講種別秋学期
対象学年1年
担当者野口 倫央
単位数2
曜日・時限秋学期 金曜日 3時限
キャンパス日進
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
『実社会で役立つスキル“簿記”の応用を学ぶⅡ』
授業の概要
企業には、株主や債権者といった資金提供者をはじめとして、企業に対して利害を持った関係者(利害関係者)が多く存在する。企業は、このような利害関係者に対して、自身が営む経済活動の結果を報告する必要がある。その報告は、財務諸表という報告書を通じて行われ、その報告において用いられる技法が、「簿記」である。
この授業では、株式会社を対象とした簿記の知識を修得し、日商簿記検定2級(商業簿記)合格レベルの力を身に付けることを目的とする。日商簿記検定2級は、公認会計士や税理士といった会計専門職試験の基礎となるものであり、経理職にとっては仕事上の優位性をもたらす資格といえよう。それゆえ、日商簿記検定2級の合格、さらには、会計専門職や経理職を目標とする学生には、この授業を是非とも履修して頂きたい。
授業の到達
目標
・株式会社を対象とした簿記の基本的な処理である仕訳ができるようになる。
・日商簿記検定2級(商業簿記)の合格レベルに達することができる。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1『春学期の復習』
春学期に学修した重要論点を復習する。
【予習】テキスト第2章-第12章を読み直す。(60分)
【復習】問題集第2章-第12章を見直し、解き直す。(60分)
2『株式の発行』
純資産/株式の発行の処理を学ぶ。
【予習】テキスト第13章を読む。(30分)
【復習】問題集第13章を解く。(30分)
3『剰余金の配当と処分』
剰余金の配当と処分/株主資本等変動計算書を学ぶ。
【予習】テキスト第14章を読む。(30分)
【復習】問題集第14章を解く。(30分)
4『決算手続』
精算表/勘定の締め切り/財務諸表の作成を学ぶ。
【予習】テキスト第15章を読む。(30分)
【復習】問題集第15章を解く。(30分)
5『収益・費用の認識基準』
収益・費用の計上原則/商品販売業・サービス業の計上基準を学ぶ。
【予習】テキスト第16章を読む。(30分)
【復習】問題集第16章を解く。(30分)
6『課税所得の算定と税効果会計』
課税所得計算/差異の発生と解消/税効果会計の処理を学ぶ。
【予習】テキスト第17章を読む。(30分)
【復習】問題集第17章を解く。(30分)
7『本支店会計Ⅰ』
本支店間取引/支店間取引の処理を学ぶ。
【予習】テキスト第18章前半部分を読む。(30分)
【復習】問題集第18章前半部分を解く。(30分)
8『本支店会計Ⅱ』
決算手続/本支店合併財務諸表の作成を学ぶ。
【予習】テキスト第18章後半部分を読む。(30分)
【復習】問題集第18章後半部分を解く。(30分)
9『合併と事業譲渡』
合併/事業譲渡/のれんの処理を学ぶ。
【予習】テキスト第19章を読む。(30分)
【復習】問題集第19章を解く。(30分)
10『連結会計Ⅰ(資本連結Ⅰ)』
連結財務諸表の意義/支配獲得日の連結/投資と資本の相殺消去を学ぶ。
【予習】テキスト第20章を読む。(30分)
【復習】問題集第20章を解く。(30分)
11『連結会計Ⅱ(資本連結Ⅱ)』
支配獲得後の連結/連結精算表を学ぶ。
【予習】テキスト第21章を読む。(30分)
【復習】問題集第21章を解く。(30分)
12『連結会計Ⅲ(成果連結)』
成果連結/未実現利益の消去を学ぶ。
【予習】テキスト第22章を読む。(30分)
【復習】問題集第22章を解く。(30分)
13『製造業会計』
製造業の財務諸表を学ぶ
【予習】テキスト第23章を読む。(30分)
【復習】問題集第23章を解く。(30分)
14『検定対策』
日商簿記検定2級(商業簿記)の検定対策と復習を行う。
【予習】テキストの苦手箇所を読む。(60分)
【復習】検定対策問題を見直し、解き直す。(60分)
15『まとめ』
秋学期の総括
【予習】テキストの苦手箇所を読む。(30分)
【復習】検定対策問題を見直し、解き直す。(30分)
    
16『定期試験』
評価方法・基
準(評価割合)
定期試験の結果により評価する。
なお、私語や居眠り、スマートフォンの使用等、受講態度が悪い場合は減点する。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『春学期開講の簿記ⅡAの続きであるため、春学期と同様にTAC出版のテキストと問題集を使用する。新たに購入が必要な学生には初回講義時に説明する。』
参考書
  ・
参考資料
参考URL
質疑応答
質問は、授業中あるいは授業後に対応する。
備考
授業には必ず電卓を持参すること。
授業の進捗は、受講生の習熟度等に応じて、当初の計画を変更することもあり得る。
なお、この授業は、簿記IA・B、簿記ⅡAの延長線上にある。それゆえ、これらの授業を受講している、もしくは受講したのと同等の能力を有していることを前提に授業を行うため、ご留意頂きたい。
画像
ファイル
更新日付2018/02/03 12:26:43