開講年度2018
科目名健康科学総合演習
科目ナンバーZ312-842-02
開講種別秋学期
対象学年3年
担当者水藤 弘吏
単位数2
曜日・時限秋学期 月曜日 3時限
キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
スポーツ・バイオメカニクスの手法を用いて運動を評価する
授業の概要
スポーツや運動中におけるヒトの身体動作の「しくみ」をバイオメカニクス的観点から捉える力を養うとともに、評価・考察できるようにする。さらに、パソコンを用いた数値計算法や統計処理について学習することで、数量的スキルおよび論理的思考力や問題解決能力を養うことをねらいとする。
授業の到達
目標
バイメカニクス、運動生理学的観点からスポーツやヒトの身体運動・動作の「しくみ」について明らかにする手段(方法)を学び、研究するための基礎的な能力を身につけることを目標とする。授業では、実験機材の取り扱い方を学ぶとともに、動作分析法や計測法について実践・体験する。また、研究課題を設定し、グループに分かれて実験・分析を行い、パワーポイントを用いて発表する。本授業を通して、ヒトの運動動作について定量的に捉える視点を持ち、考えることができるようになることを目指すとともに、4年生の卒業研究に向けての基礎的な能力が身に付けられるようにする。
ゼミでは協調性を特に必要とする。また、授業時間外でも研究室(大学)に来ることができる学生を”強く”望む。さらに、授業時間外での実験や、研究室で行う科学的サポートや体力測定などの活動に参加できることを必須条件とする。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1ガイダンス 「科学」とは予習:科学とは何かを調べる(60)
復習:どのような研究を行いたいか考える(30)
2「問題・原因の見つけ方」(ロジカルシンキング)予習:現在抱えている問題を考えてくる(60)
復習:実生活に落とし込み実行する(60)
3動作分析とは?予習:動作分析の方法について調べてくる(60)
4動作分析の実際予習:運動できる施設の予約、実施する運動を考えてくる(60)
5実験演習(跳躍動作の撮影)予習:跳躍運動についてよく跳べる方法を調べる(60)
6実験演習(跳躍動作の分析)予習:動作分析について調べる(60)
7実験演習(跳躍動作の評価)予習:跳躍高や上昇速度を求める方法について調べる(60)
復習:跳躍高が高い者と低い者の違いを調べる(60)
8実験演習(筋力測定:筋電図の使用)予習:筋力測定の種類と計測方法について調べる(60)
9分析方法復習:データを分析し、図を作成する(90)
10グループ研究課題設定予習:グループで調査する課題を考える(60)
復習:グループで実験内容について考える(90)
11グループ実験予習:実験の準備をする(90)
12データ分析(統計、図・表の作成、パワーポイント作成)予習:データをまとめる(60)
復習:データ分析する(60)
13データ分析(統計、図・表の作成、パワーポイント作成)予習:統計処理法について調べる(90)
14発表および卒論発表を聞く復習:卒業論文の発表内容について振り返る(90)
15様々な研究発表を聞く復習:各自の研究テーマを考える(90)
    
評価方法・基
準(評価割合)
レポート・課題(70%)および発表内容(30%)により評価する。
テキスト
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『スポーツバイオメカニクス20講』阿江通良・藤井範久
参考URL
質疑応答
オフィスアワーの時間を活用すること。
備考
本ゼミを希望する学生は「授業時間外の実験」や「サポート活動」および「日進市の体力測定」の協力が必須である。そのため、ゼミ活動を第一優先とすることを必須条件とする。また、1月には他大学と共同で行うゼミ合宿(今年は福岡大学で開催)があるため,これに参加(参加費用1〜1.5万円、交通費は実費分必要)することが義務となる。これらのことを十分に考慮し、本ゼミを選択するか決めて欲しい。なお、本ゼミを選択する学生は「運動学(運動方法学を含む)」および「バイオメカニクス」を十分に理解しておく必要がある。
画像
ファイル
更新日付2018/02/05 22:25:24