開講年度2018
科目名心理学概論Ⅱ/心理学入門Ⅱ
科目ナンバーY111-285-02
開講種別秋学期
対象学年1年
担当者榊原 雅人
単位数2
曜日・時限秋学期 水曜日 1時限
キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
心理学の応用
授業の概要
秋学期の心理学概論(心理学入門)は心理学の応用について考える。やや専門的(臨床心理学または生理心理学)な側面から心の仕組みを学習していくが、初学者になるべくわかりやすく解説する。講義では、はじめに、心理学の成り立ちや人の心の基本的な仕組みおよび働きについて概観した後、現代心理学の成果が"心のコントロール"という面に対してどのように役立てられているのかを学ぶ。
授業の到達
目標
心理学が科学的なアプローチによって探求されてきたこと、また、心理学の応用的側面について理解し、説明できることを目標とする。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1「心理学の成り立ち」、「人の心の基本的な仕組み及び働き」 本講義の概要とともにさまざまな心理学の領域を理解します【予習】シラバスを読み授業内容を予め把握する(20)
【復習】授業の全体について確認する(30)
2「学習性無力感」 無力感は学習される
心の中の無力感(抑うつ)が学習によって獲得されることを学びます
【予習】インターネットを利用して学習性無力感について把握しておく(60)
【復習】講義で配布された資料を見直し、疑問点を整理する(60)
3「社会学習理論」 自己効力感の役割
行動を起こすときに重要な自己効力感について説明します
【予習】資料室・図書館資料、またはインターネットを利用して自己効力感について理解しておく(60)
【復習】講義配布資料を見直して、疑問点を整理すること(60)
4「恐怖感の獲得されるしくみ1」 恐怖の条件づけ
恐怖や不安感がどのように学習されるのかについて学びます
【予習】資料室・図書館資料、またはインターネットを利用して恐怖の条件づけについて理解しておくこと(60)
【復習】講義配布資料を見直して、疑問点を整理すること(60)
5「恐怖感の獲得される仕組み2」 恐怖の緩和
学習された恐怖や不安がどのように緩和されるかについて学びます
【予習】資料室・図書館資料、またはインターネットを利用して恐怖の条件づけについてさらに理解を深めておくこと(60)
【復習】講義配布資料を見直して、疑問点を整理すること(60)
6「行動的な心理療法」 系統的脱感作
恐怖や不安感に対して行われる行動論的な心理療法を紹介します
【予習】心理学科資料室や図書館の資料を利用して系統的脱感作について調べておくこと(60)
【復習】講義配布資料を見直して、疑問点を整理する(60)
7「恐怖症のコントロール1」 エクスポーシャ理論
エクスポーシャという技法による心の変容について説明します
【予習】資料室・図書館資料、またはインターネットを利用してエクスポーシャ(暴露)法について把握しておくこと(60)
【復習】講義配布資料を見直して、疑問点を整理する(60)
8「恐怖症のコントロール2」 エクスポーシャの実際)
エクスポーシャの実際について学びます
【予習】資料室・図書館資料、またはインターネットを利用してエクスポーシャ(暴露)法についてさらに理解を深めておくこと(60)
【復習】講義配布資料を見直して、疑問点を整理する(60)
9「ストレス反応のしくみ1」 身体的ストレス反応
ストレスに見舞われたときに身体がどう反応するかについて学びます
【予習】資料室・図書館資料、またはインターネットを利用してストレス反応などの語を調べておくこと(60)
【復習】講義配布資料を見直して、疑問点を整理しておくこと(60)
10「ストレス反応のしくみ2」 脳のはたらき
ストレス時の脳のはたらきの概要について学びます
【予習】資料室・図書館資料、またはインターネットを利用してストレス・脳などの語について調べておくこと(60)
【復習】講義配布資料を見直して、疑問点を整理する(60)
11「ストレス反応のしくみ3」 大脳辺縁系
大脳辺縁系の構造と情動との関係について理解します
【予習】資料室・図書館資料、またはインターネットを利用して大脳辺縁系の語について調べておくこと(60)
【復習】講義配布資料を見直して、疑問点を整理する(60)
12「ストレスのコントロール1」 前頭前野のはたらき
前頭前野がストレスのコントロールにどのように関わっているのかについて説明します
【予習】資料室・図書館資料、またはインターネットを利用して、前頭前野の語について調べておくこと(60)
【復習】講義配布資料を見直して、疑問点を整理する(60)
13「ストレスのコントロール2」 抑うつの脳内機序
抑うつ時に起こっている脳の反応について学びます
【予習】資料室・図書館資料、またはインターネットを利用して、ストレス・脳などの語で検索し記事を読んでおく(60)
【復習】講義配布資料を見直して、疑問点を整理する(60)
14「脳と心」 ストレスのコントロールに果たす脳科学
近年発達してきた脳科学がストレスの緩和や心の解明にどのように寄与しているかについて学びます
【予習】資料室・図書館資料、またはインターネットを利用して、ストレス・脳などの語で検索し記事を読んでおく(60)
【復習】講義配布資料を見直して、疑問点を整理しておく(60)
15「授業のまとめ」
授業の全体を振り返ります
【予習】(120)試験対策としてこれまでの学習内容の確認
    
16定期試験
評価方法・基
準(評価割合)
講義では毎回小テストを実施しこれを30%の割合とし、定期試験は70%の割合で総合的に評価する。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『使用しない』
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『特に用いない』
参考URL
質疑応答
研究室:14505(14号館5階)
オフィスアワー:水曜日4限
備考
毎回、出席を確認し小テストを実施する。やむを得ず欠席することが事前にわかっている場合は予め教員に申し出ること。
画像
ファイル
更新日付2018/02/14 16:58:21