開講年度2018
科目名書道文化1Ⅱ
科目ナンバーN131-117-51
開講種別秋学期
対象学年1年
担当者明園 劉作勝
単位数1
曜日・時限秋学期 金曜日 1時限
キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
行書の基本と実用的な書
授業の概要
 本講義では、学生諸君が教える立場にたって、漢字・仮名・漢字仮名交じりの書・生活の書など正しく整えて書くことに重点を置き、中学校書写初期段階での基礎的な技術を学習できるようにしていく。その上に読みやすく速く書く(行書)を重点に置く。
授業の到達
目標
 1、行書字形を整え、文字の大きさ、配列・配置に気をつけて書くこと
 2、行書とそれに調和した仮名の基礎的書き方を理解して書くこと
 3、実用に活かせるようになる
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1「ガイダンス」:授業方針の説明
・本科目の概要と基本的な指導方法について
・中学校国語科書写教育の行書学習について
・用具・用材についての説明(後半の〈生活に生かす〉学習には小筆・硬筆が必要)
【予習】シラバスを読み本授業内容をあらかじめ把握する(20分)
【復習】・授業全体について確認(20分)
    ・用具・用材の準備と確認(20分)
2行書の特徴と基本について
・行書の特徴について
・楷書と比べて行書の特徴の分析
・同じ内容を楷書と行書両方書き、特徴を更に理解する
【予習】教科書の資料編の「行書の学習」をあらかじめ熟読し、字形の変化について確認する(20分)
【復習】授業で練習した部分を見直し、要点を再確認し、稽古しよう(40分)
3行書の筆使いと字形
・点画の変化
・終筆の変化
・方向の変化
【予習】教科書の資料編の「行書の筆使いと字形」をあらかじめ熟読し、筆使いの変化について確認する(20分)
【復習】授業で練習した部分を見直し、要点を再確認し、稽古しよう(40分)
4行書の筆使いと字形
・点画の変化
・終筆の変化
・方向の変化
【予習】教科書の資料編の「行書の筆使いと字形」をあらかじめ熟読し、筆使いの変化について確認する(20分)
【復習】授業で練習した部分を見直し、要点を再確認し、稽古しよう(40分)
5行書の点画の連続の学習
・筆脈の実線化
・点画の直接連続
【予習】教科書の資料編の「点画の連続」をあらかじめ熟読し、硬筆を使って字形の変化について確認する(20分)
【復習】授業で練習した部分を見直し、要点を再確認し、稽古しよう(40分)
6行書の点画の省略などの学習
・点画の省略
・筆順の違い
【予習】教科書の資料編の「点画の省略・筆順の違い」をあらかじめ熟読し、硬筆を使って字形の変化について確認する(20分)
【復習】授業で練習した部分を見直し、要点を再確認し、稽古しよう(40分)
7行書と仮名の調和などの学習 
・行書と仮名の調和
・文字の大きさと配列
・次回硬筆書くための用具・用材に対する要求
【予習】教科書の資料編「行書と仮名の調和・文字の大きさと配列」をあらかじめ熟読し、硬筆を使って字形の変化について確認する(20分)

次回硬筆書くため用具・用材の用意(鉛筆、消しゴム、下敷き)
8生活に生かす
・原稿用紙に書く
・縦書き、横書きの使い方
【予習】教科書の資料編の「生活に生かす」をあらかじめ熟読し、原稿用紙の使い方について確認する(20分)
【復習】授業で練習した部分を見直し、要点を再確認し、稽古しよう(40分)
9封筒の書き方
・和封筒の書き方
・ハガキの書き方
【予習】教科書の資料編の「生活に生かす」をあらかじめ熟読し、封筒の使い方について確認する(20分)
【復習】授業で練習した部分を見直し、要点を再確認し、稽古しよう(40分)
10手紙文を書く
・小筆の手紙文を書く
【予習】教科書の「手紙文を書く」をあらかじめ熟読し、硬筆を使って練習する(20分)
【復習】授業で練習した部分を見直し、稽古しよう(40分)
11手紙文を書く
・硬筆で手紙文を書く(内容は前回の小筆書くと同じ)
・白紙にメモを書く
【予習】教科書の資料編の「手紙文を書く・白紙にメモを書く」をあらかじめ熟読し、硬筆を使って練習する(20分)
【復習】授業で添削された部分の要点を再確認し、稽古しよう(40分)
12横罫線に書く
・行の配列位置の注意点
・書体、字形の注意点
【予習】教科書の資料編の「横罫線に書く」をあらかじめ熟読し、硬筆を使って練習する(20分)
【復習】授業で添削された部分の要点を再確認し、稽古しよう(40分)
13掲示物を書く
・毛筆と硬筆の併用法の練習
・年賀状の書き方
【予習】教科書の資料編の「掲示物を書く」をあらかじめ熟読し、硬筆を使って練習する(20分)
【復習】授業で添削された部分の要点を再確認し、稽古しよう(40分)
14書き初めを書く
・毛筆
・硬筆
【予習】教科書の資料編の「書き初めを書く」をあらかじめ熟読し、自分が書きたい内容を考え、硬筆を使って練習する(20分)
【復習】授業で添削された部分の要点を再確認し、稽古しよう(40分)
15授業のまとめ
・創作作品提出・品評
【予習】漢字仮名交じりの書を創作するため、あらかじめ詩句を決めて、二種類の内容を用意する(20分)
    
評価方法・基
準(評価割合)
授業態度40%、作品提出40%、作品評価20%、出席状況も考慮して総合的に評価する
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『明解 書写教育』全国大学書写書道教育学会菅原書房1500(税別)
参考書
  ・
参考資料
参考URL
質疑応答
研究室:3441 毎週火曜日12:40~13:15
書道教室:9311教室 毎週金曜日 12:40~13:00
備考
書道用具一式各自準備すること、但し下敷は不要。
 
 筆(小、大各1本)
 紙(半紙、半切)
 ★紙と墨汁は丸善(3号館1階)で購入できる
画像
ファイル
更新日付2018/02/14 13:56:44