開講年度2018
科目名アジア諸国史
科目ナンバーH331-163-03
開講種別秋学期
対象学年3年
担当者武内 剛
単位数2
曜日・時限秋学期 水曜日 4時限
キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
東南アジアの歴史と文化
授業の概要
東南アジアの歴史と文化について講義します。日本と近い関係にある東南アジア、特に世界遺産に指定されている遺跡を建設した歴史的背景や基礎となった前近代王朝国家の盛衰や国境を越えて移動してきた民族の歴史的動態について探求する事によって東南アジアに対する歴史的認識を深めると同時に民族と国家の係わりや現代へと続く伝統文化について必要に応じてプリント配布やビデオ上映も行いながら、東南アジア世界の展開をダイナミックに捉えて、その特異性と普遍性を明らかにしていきたいと思います。かつ大陸部と島嶼部の二つに分かれている生態環境の違いについても触れていきます。
授業の到達
目標
東南アジアの歴史と文化の中で授業の到達目標として、第一に挙げられるのは世界遺産を持つ前近代王朝国家を母体とする大陸部の国家群と植民地支配時代の枠組みを基盤とする島嶼部の国家群に分類できる理由を説明可能にします。第二に民族と国家の関係について中国文明とインド文明のはざまに有って、外来宗教の影響を受けたことによって現在につながっている点を指摘できるようにします。第三に近代以降の移民によって現在の複雑な政治的状況を招いた事を説明できるようにします。以上の三点から東南アジアの特質がどのように形成されたかを指摘できるようにします。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1授業方針の説明と本科目の概要について学びます(予習)シラバスを読んで授業内容を把握する(20)
(復習)授業全体についての確認(30)
2ベトナムの少数民族(花モン族)について学びます(予習)配布プリントを読んで内容把握(20)
(復習)ベトナムの少数民族についての内容確認(30)
3ベトナムの少数民族(黒モン族)について学びます(予習)配布プリントを読んで内容把握(20)
(復習)ベトナムの少数民族についての内容確認(30)
4東南アジア大陸部の民族の動態と歴史について学びます(その1)(予習)配布プリントを読んで内容把握(20)
(復習)東南アジア大陸部の民族の内容確認(30)
5東南アジア大陸部の民族の動態と歴史について学びます(その2)(予習)配布プリントを読んで内容把握(20)
(復習)東南アジア大陸部の民族の内容確認(30)
6東南アジア島嶼部の民族の動態と歴史について学びます(その1)(予習)配布プリントを読んで内容把握(20)
(復習)東南アジア島嶼部の民族の内容確認(30)
7東南アジア島嶼部の民族の動態と歴史について学びます(その2)(予習)配布プリントを読んで内容把握(20)
(復習)東南アジア島嶼部の民族の内容確認(30)
(課題)2~7回の中から小レポートを提出
8アンコール王朝について学びます(その1)(予習)配布プリントを読んで内容把握(20)
(復習)アンコール王朝についての内容確認(30)
9アンコール王朝について学びます(その2)(予習)配布プリントを読んで内容把握(20)
(復習)アンコール王朝についての内容確認(30)
10ボロブドゥール遺跡について学びます(予習)配布プリントを読んで内容把握(20)
(復習)ボロブドゥール遺跡についての内容確認(30)
11ベトナム王朝の歴史と文化について学びます(その1)(予習)配布プリントを読んで内容把握(20)
(復習)ベトナム王朝の歴史と文化についての内容確認(30)
12ベトナム王朝の歴史と文化について学びます(その2)(予習)配布プリントを読んで内容把握(20)
(復習)ベトナム王朝の歴史と文化についての内容確認(30)
13東南アジアの華僑/華人社会について学びます(予習)配布プリントを読んで内容把握(20)
(復習)東南アジアの華僑/華人社会についての内容確認(30)
14東南アジアのインド系移民について学びます(予習)配布プリントを読んで内容把握(20)
(復習)東南アジアのインド系移民についての内容確認(30)
15授業のまとめ(予習)全体の内容の確認(30)
    
16レポート課題
評価方法・基
準(評価割合)
レポート試験:100点満点、小レポート(1回)の合計点
評価の配分は、レポート試験90%、小レポート10%
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『授業中にプリント配布』
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『東南アジア世界の形成(ビジュアル版世界の歴史12)』石井米雄・桜井由躬雄講談社
2.『東南アジアの歴史(親書東洋史7)』永積昭講談社(講談社現代新書)
3.『事典東南アジアー風土・生態・環境』京都大学東南アジア研究センター弘文堂
参考URL
質疑応答
講義終了後に教室で受け付けます
備考
授業中の私語、携帯電話・スマートフォンの使用は禁止します
画像
ファイル
更新日付2018/02/14 09:43:40