開講年度2018
科目名イスラム圏史特殊研究Ⅱ
科目ナンバーH331-164-11
開講種別秋学期
対象学年4年
担当者齊藤 優子
単位数2
曜日・時限秋学期 木曜日 3時限
キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
近世イスラム国家の多元的社会とその周縁地域
授業の概要
本講義は、近世イスラム諸国家の歴史的背景を把握し、近代史形成までの過程を理解することを主目的とする。地域にとらわれず近世イスラムの社会構造とその変容を考察、同時代の他共同体との関連も踏まえ、多面的な視野で歴史やイスラムを概観していく。
授業の到達
目標
・近世イスラム諸国家の成立の背景を理解し、説明できる。
・近世イスラム諸国家の社会構造とその特色について理解し、説明できる。
・同時代のイスラムと関連する事象がどのように変容し、他共同体へ影響したのかを理解し、説明できる。
・イスラムと他共同体との関わりを踏まえ、国際社会でのイスラムの位置づけを多元的に考察できる。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1イントロダクション-講義概要と注意事項【予習】シラバスに目を通し、可能であれば講義に持参すること。(5分)
2遊牧国家の誕生(1)トルコ、モンゴル系遊牧部族の西進【予習・復習】レジュメに記載の参考文献を週に最低1冊は読むこと。それ以外の関連する文献等も可。(60分)
3遊牧国家の誕生(2)ルーム・セルジューク朝【予習・復習】レジュメに記載の参考文献を週に最低1冊は読むこと。それ以外の関連する文献等も可。(60分)
4小テスト①【予習】本講義の「授業の到達目標」を踏まえた上で、自身の理解度を確認しておく。(60分)
5近世イスラム帝国(1)オスマン朝【予習・復習】レジュメに記載の参考文献を週に最低1冊は読むこと。それ以外の関連する文献等も可。(60分)
6近世イスラム帝国(2)サファヴィー朝【予習・復習】レジュメに記載の参考文献を週に最低1冊は読むこと。それ以外の関連する文献等も可。(60分)
7近世イスラム帝国(3)ムガル朝【予習・復習】レジュメに記載の参考文献を週に最低1冊は読むこと。それ以外の関連する文献等も可。(60分)
8小テスト②【予習】本講義の「授業の到達目標」を踏まえた上で、自身の理解度を確認しておく。(60分)
9近世オスマン帝国(1)-征服王と法令王の時代【予習・復習】レジュメに記載の参考文献を週に最低1冊は読むこと。それ以外の関連する文献等も可。(60分)
10近世オスマン帝国(2)-揺らぐオスマン帝国【予習・復習】レジュメに記載の参考文献を週に最低1冊は読むこと。それ以外の関連する文献等も可。(60分)
11近世オスマン帝国(3)‐成熟する文化と斜陽の社会【予習・復習】レジュメに記載の参考文献を週に最低1冊は読むこと。それ以外の関連する文献等も可。(60分)
12小テスト③【予習】本講義の「授業の到達目標」を踏まえた上で、自身の理解度を確認しておく。(60分)
13近世アラブ地域(1)-オスマン帝国治下のアラブ社会と政治【予習・復習】レジュメに記載の参考文献を週に最低1冊は読むこと。それ以外の関連する文献等も可。(60分)
14近世アラブ地域(2)-遊牧民と定住民、都市社会【予習・復習】レジュメに記載の参考文献を週に最低1冊は読むこと。それ以外の関連する文献等も可。(60分)
15小テスト④【予習】本講義の「授業の到達目標」を踏まえた上で、自身の理解度を確認しておく。(60分)
    
評価方法・基
準(評価割合)
講義時間中に随時実施する複数回の小テスト(40%)とレポート課題(60%)よって評価する。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『特に指定しない』
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『アラブの人々の歴史』アルバート・ホーラーニー第三書館480740332X
2.『ユーラシアの東西―中東・アフガニスタン・中国・ロシアそして日本』杉山正明日本経済新聞出版社453216771X
3.『ゼロからわかる大学生のためのレポート・論文の書き方』石井一成ナツメ社 4816350578
4.『オスマン帝国六〇〇年史 三大陸に君臨したイスラムの守護者 』齊藤優子KADOKAWA/中経出版4046009942
参考URL
質疑応答
・講義中に挙手にて受け付ける。あるいは、講義終了時に教員に直接質問すること。
備考
・講義中の私語や携帯電話等の操作等は、講義を受ける他者の迷惑となりうるため厳禁とします。
・関連する文献やメディア情報を活用し、疑問点や興味を持ったことは自主的に調べること。
画像
ファイル
更新日付2018/02/09 20:22:06