開講年度2018
科目名国際関係史Ⅱ
科目ナンバーH331-161-04
開講種別秋学期
対象学年3年
担当者小林 隆夫
単位数2
曜日・時限秋学期 月曜日 3時限
キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
第一次世界大戦から第二次世界大戦までの国際関係
授業の概要
19世紀後半から20世紀初頭にかけて頂点に達したヨーロッパの力は、第一次世界大戦によって一挙に低下し、かわって台頭したアメリカとソ連によって、国際 政治の主役の座を奪われることになる。ヨーロッパ世界は、なぜ第一次大戦から教訓を得ず、第二次大戦を引き起こしたのか、そしてヨーロッパに挑戦したアメリカとソ連の国際構想とは何か、この講義ではそれらの問題を中心に考えていき たい。
授業の到達
目標
20世紀前半という短期間に2度の世界大戦が勃発した原因とアメリカの追求する国際体制の基本構想を考え、現代国際政治体制を洞察する基礎力が身につく。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1第1次世界大戦の勃発~第一次世界大戦勃発の背景そして大戦の展開を見ながら、何故戦争が長期総力戦介していったかを考えていく。復習:今回の講義内容を確認しておく(60分)
2第一次世界大戦の結末~世界大戦の展開をビデオ鑑賞を交えながら復習し、どのような過程で終結していったのかを学んでいく。予習:あらかじめ配布される講義用資料をよく読み、内容と各自の疑問点を整理しておく。(60分)
復習:毎回の講義内容を確認しておく。(30分)
3新外交の登場~1917年のアメリカの参戦とロシア革命はヨーロッパの権力政治にどのような影響を及ぼしたのかを学んでいく。予習:あらかじめ配布される講義用資料をよく読み、内容と各自の疑問点を整理しておく。(60分)
復習:毎回の講義内容を確認しておく。(30分)
4ヴェルサイユ体制の成立~戦後成立したヴェルサイユ体制が短命に終わった理由はどこにあったのか、アメリカの役割を交えながら考察する。予習:あらかじめ配布される講義用資料をよく読み、内容と各自の疑問点を整理しておく。(60分)
復習:毎回の講義内容を確認しておく。(30分)
5ロカルノ体制の成立~ヨーロッパ国際政治が1920年代半ばになって安定を取り戻していった過程をロカルノ体制の特徴を踏まえて考察する。予習:あらかじめ配布される講義用資料をよく読み、内容と各自の疑問点を整理しておく。(60分)
復習:毎回の講義内容を確認しておく。(30分)
6ワシントン体制の成立~戦後顕著になった日米対立と日米協調が成立する過程を学んでいく。予習:あらかじめ配布される講義用資料をよく読み、内容と各自の疑問点を整理しておく。(60分)
復習:毎回の講義内容を確認しておく。(30分)
7世界恐慌の勃発~1929年の大恐慌によって1920年代国際協調体制がどのように崩壊していったのかを考える。予習:あらかじめ配布される講義用資料をよく読み、内容と各自の疑問点を整理しておく。(60分)
復習:毎回の講義内容を確認しておく。(30分)
8ファシズムの台頭~ムソリーニのイタリアとヒトラー・ナチス政権の台頭過程を見ていく。
中間テスト(20分)と解説
予習:小テストの対策。(60分)
復習:毎回の講義内容を確認しておく。(30分)
9ナチス・ドイツの膨張~ヒトラーの侵略構想とその実践過程を見ていく。予習:あらかじめ配布される講義用資料をよく読み、内容と各自の疑問点を整理しておく。(60分)
復習:毎回の講義内容を確認しておく。(30分)
10宥和政策とソ連~英仏はなぜドイツの膨張を宥和したのか、そのような政策がソ連にどのような影響を与えたのかを考察していく。予習:あらかじめ配布される講義用資料をよく読み、内容と各自の疑問点を整理しておく。(60分)
復習:毎回の講義内容を確認しておく。(30分)
111930年代アメリカ外交の展開①~F.ローズヴェルト大統領は極東とヨーロッパの危機に孤立主義の中でどのように対処しようとしたのかを考察する。予習:あらかじめ配布される講義用資料をよく読み、内容と各自の疑問点を整理しておく。(60分)
復習:毎回の講義内容を確認しておく。(30分)
121930年代アメリカ外交の展開②~F.ローズヴェルト大統領は極東とヨーロッパの危機に孤立主義の中でどのように対処しようとしたのかを考察する。予習:あらかじめ配布される講義用資料をよく読み、内容と各自の疑問点を整理しておく。(60分)
復習:毎回の講義内容を確認しておく。(30分)
13第二次世界大戦の勃発~ドイツの進撃とそれに対抗する米英ソ3国の戦時協力体制の形成を考察していく。予習:あらかじめ配布される講義用資料をよく読み、内容と各自の疑問点を整理しておく。(60分)
復習:毎回の講義内容を確認しておく。(30分)
14日米戦争の勃発~日米開戦によって米英ソ3大国の大連合が成立していく過程を考察する。予習:あらかじめ配布される講義用資料をよく読み、内容と各自の疑問点を整理しておく。(60分)
復習:毎回の講義内容を確認しておく。(30分)
15第二次世界大戦の展開と冷戦予習:あらかじめ配布される講義用資料をよく読み、内容と各自の疑問点を整理しておく。(60分)
復習:毎回の講義内容を確認しておく。(30分)
    
16期末テスト(筆記試験)
評価方法・基
準(評価割合)
学期末試験(70点)と小テスト(30点)にて評価する。小テストは第8回に行なうので、日常の予復習が重要になる。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『配布資料を使用する。』
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『欧米政治外交史』益田実他編著ミネルヴァ書房3200円+税9784623065585
2.『国際政治史』佐々木雄太名古屋大学出版会2800円+税9784815806712
参考URL
質疑応答
授業中または研究室在室時ならいつでも可。
メールでの問い合わせはtakoba@dpc.agu.ac.jp
備考
学習上の要点の確認を配布資料にて指示するので、それをもとにしながら予復習を進めてほしい。
画像
ファイル
更新日付2018/02/14 10:41:56