開講年度2018
科目名禅語録講読Ⅱ
科目ナンバーR231-112-32
開講種別秋学期
対象学年2年
担当者河合 泰弘
単位数2
曜日・時限秋学期 火曜日 2時限
キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
『祖堂集』を読む(2)
授業の概要
  『祖堂集』は、952年に成立した禅宗燈史(仏法の伝授を伝える歴史書)のひとつである。本書では、過去七仏から西天(インド)の28代を経て、中国禅宗六祖慧能に至る各祖師と、六祖門下南嶽系の臨済義玄の孫弟子までと、青原系の雪峯義存の孫弟子までの257人の祖師の師資相承の伝記がまとめられており、それぞれの祖師の語録をもとに編集された「語録のダイジェスト版」とも言える。
 本講義では、二祖慧可から六祖慧能の各章を中心に初期禅宗の祖師伝を講読することにより、禅宗の理解を深めていきたい。
 なお、この科目は宗内生資格取得科目ではあるが、禅を学ぶ上での基礎学でもあるので、宗内生以外の履修も大いに歓迎する。
授業の到達
目標
1、各章の内容を理解する
2、各祖師の特徴をとらえ禅の考え方への理解を深める
3、漢文に親しむ
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1はじめに―『祖堂集』とは予習:シラバスに目を通して授業の概要を把握する(30)
復習:授業スケージュールの確認(30)
2語録と燈史予習:語録と燈史の成立史について調べる(40)
復習:必要事項を加えるなど、ノートを仕上げる(30)
3慧可章の講読(1)予習:慧可章の本文中の難解語句を調べる(40)
復習:必要事項を加えるなど、ノートを仕上げる(30)
4慧可章の講読(2)予習:慧可章の本文中の難解語句を調べる(40)
復習:必要事項を加えるなど、ノートを仕上げる(30)
5僧璨章の講読予習:僧璨章の本文中の難解語句を調べる(40)
復習:必要事項を加えるなど、ノートを仕上げる(30)復習:必要事項を加えるなど、ノートを仕上げる(30)
6道信章の講読予習:道信章の本文中の難解語句を調べる(40)
復習:必要事項を加えるなど、ノートを仕上げる(30)
7弘忍章の講読(1)予習:弘忍章の本文中の難解語句を調べる(40)
復習:必要事項を加えるなど、ノートを仕上げる(30)
8弘忍章の講読(2)予習:弘忍章の本文中の難解語句を調べる(40)
復習:必要事項を加えるなど、ノートを仕上げる(30)
9弘忍章の講読(3)予習:弘忍章の本文中の難解語句を調べる(40)
復習:必要事項を加えるなど、ノートを仕上げる(30)
10慧能章の講読(1)予習:慧能章の本文中の難解語句を調べる(40)
復習:必要事項を加えるなど、ノートを仕上げる(30)
11慧能章の講読(2)予習:慧能章の本文中の難解語句を調べる(40)
復習:必要事項を加えるなど、ノートを仕上げる(30)
12慧能章の講読(3)予習:慧能章の本文中の難解語句を調べる(40)
復習:必要事項を加えるなど、ノートを仕上げる(30)
13臨済義玄章の講読(4)予習:慧能章の本文中の難解語句を調べる(40)
復習:必要事項を加えるなど、ノートを仕上げる(30)
14慧能章の講読(5)予習:慧能章の本文中の難解語句を調べる(40)
復習:必要事項を加えるなど、ノートを仕上げる(30)
15慧能の講読(6)・まとめ予習:慧能章の本文中の難解語句を調べる(40)
復習:必要事項を加えるなど、ノートを仕上げる(30)
    
16試験予習:慧可章・僧璨章・道信章・弘忍章・慧能章の現代語訳を仕上げ、ノートを完成させる
評価方法・基
準(評価割合)
平常点(授業への取り組み方・小テストなど)と定期試験を、それぞれ20%・80%の割合で評価
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『研究報告 第8冊』古賀英彦花園大学禅学研究所非売品プリントを配付する
2.『祖堂集』禅文化研究所14,563円+税プリントを配付する
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『大乗仏典 中国日本編 13祖堂集』柳田聖山訳中央公論社4-12-402633-1
2.『世界の名著18 禅語録』柳田聖山中央公論社4-12-400628-4
3.『唐代の禅僧 第1巻 慧能-禅宗六祖像の形成と変容-』田中良昭臨川書店2,600円+税ISBN 978-4-653-02991
参考URL
1.花園大学国際禅学研究所『訓注祖堂集』
質疑応答
オフィスアワーを確認の上、訪問すること
Eメールでも対応する
研究室:2427(2号館4階)および禅研究所
Eメール:taiko@dpc.agu.ac.jp
備考
この科目は宗内生資格取得科目にもなっているので、宗内生は履修することが望ましい
「禅語録講読Ⅰ」の履修の有無は問わない
授業数の3分の1を超えて欠席した者は、失格にする場合がある
欠席する場合には、欠席届(公欠届)を提出すること
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更新日付2018/02/05 22:26:48