開講年度2018
科目名歴史学Ⅱ
科目ナンバーB131-161-02
開講種別秋学期
対象学年1年
担当者岡田 千昭
単位数2
曜日・時限秋学期 金曜日 2時限
キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
アジア・太平洋戦争とは何か
授業の概要
アジア・太平洋戦争はなぜ開戦を回避できずに長期化したのか。兵士や銃後の人々は総力戦をいかに戦い、死んでいったのか。矛盾を抱えて強行され、各方面に深い傷跡を残した総力戦の実態を解明するものである。授業では、テキスト及び配布プリント、映像資料などを活用する。
授業の到達
目標
日本史学によって形成された歴史観と史料の読み方・解釈などの研究方法を身に付けることができるようになる。日本史学の視座からさまざまな社会現象を分析する力を養うことができるようになる。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1ガイダンス、授業方針及び内容の説明予習:シラバスを読み、授業内容をあらかじめ把握する(20)
復習:授業内容の全体像を確認する(20)
2日本陸海軍の基本戦略についての説明予習:戦略・戦術という概念を把握する(30)
復習:日本陸海軍の基本戦略をテキスト・ノートで理解を深める(60)
3開戦への道予習:三国同盟から対米英蘭開戦への過程を理解する(30)
復習:この世界戦争の性格を理解する(30)
4初期作戦の成功予習:作戦成功の要因について、テキストを読み込んでくる(30)
復習:第一段作戦の概要を理解する(30)
5戦局の転換予習:日本の第二段作戦の概要をテキストで読み込んでくる(30)
復習:連合国の総反攻の激しさを理解する(30)
6大東亜共栄圏の現実予習:日本の戦争目的の現実を理解する(40)
復習:アジア諸国が日本から離反した原因を理解する(50)
7兵力動員をめぐる諸矛盾予習:総力戦体制が不十分だったことを把握する(40)
復習:上記のことは日本の継戦能力が喪失したことを理解する(50)
8国民生活の実情予習:戦争は兵力動員の限界を惹起したことを把握する(30)
復習:召集逃れの事例があったことを理解する(30)
9マリアナ沖海戦予習:この海戦の実態をテキストで把握する(30)
復習:この海戦の結果が政局に及ぼした影響について理解する(50)
10戦場と兵士予習:日本軍兵士の実情について、テキストで把握する(30)
復習:前線の日本軍兵士の惨状について理解する(40)
11レイテ沖海戦予習:日本の一撃講和論について把握する(40)
復習:この海戦の結果が戦局に及ぼした影響を理解する(50)
12特攻作戦予習:特攻作戦が用いられた要因を把握する(40)
復習:この作戦の功罪についての理解を深める(40)
13本土空襲の激化予習:マリアナ諸島の失陥が戦局に与えた影響について把握する(40)
復習:アメリカの戦略爆撃の苛烈さについて理解する(40)
14戦争の終結予習:和平交渉と本土決戦の両局面があったことを把握する(50)
復習:国体護持のために払った犠牲について理解する(50)
15授業のまとめ予習:日本の国策についての反省点を考える(50)
復習:戦後の日本人の戦争観の推移についての理解を深める(50)
    
16定期試験
評価方法・基
準(評価割合)
定期試験 90%、授業態度 10%。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『アジア・太平洋戦争』吉田裕岩波書店843円978-4-00-431047-1
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『その都度指示する。』
参考URL
質疑応答
質問は講義教室もしくは研究室にて受け付けます。
備考
授業のリズムが乱れるので遅刻をしないこと。
画像
ファイル
更新日付2018/02/13 15:31:00