開講年度2018
科目名教育学Ⅱ
科目ナンバーB131-271-02
開講種別秋学期
対象学年1年
担当者松下 晴彦
単位数2
曜日・時限秋学期 木曜日 3時限
キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
人間形成についての捉え方・考え方
授業の概要
変貌する世界における教育の役割について、人間・社会・文化との関連で考察しながら、教育者に求められる基礎的な知識と理解を得ることを目的とします。教育(人間形成)の制度とその背後にある教育観の歴史は、人類の歴史とともに古いと言えます。人間形成、人づくりの展開を西洋と東洋の歴史に学び、近代の学校制度へと整えられていく過程、それが現行の教育制度へと展開される過程をたどり、講義の後半では、現代教育の特徴と課題を紹介しながら、それらの解決策の方向や展望をともに考えていきます。
授業の到達
目標
教育の歴史、人間形成をめぐる考え方の変遷、現代社会における教育の捉え方について包括的な理解を深め、各自の教育観についての省察のきっかけをつくることを目標とします。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1人間にとっての教育:眼差しの獲得とアイデンティティの形成
高等類人猿の子育て、視線のやりとりなどを参考に、人間がどのようにして自我を形成し、アイデンティティを獲得していくかを考えていきます。
授業の内容を振り返り、特にキーワードの意味について各自、整理します。提示された参考文献、資料などから各自の興味を広げます(30分程度)。
2教育の概念と考え方について
教える・学ぶ関係について、そうした関係を欠如している人類学的な事例なども踏まえて考えていきます。
授業の内容を振り返り、特にキーワードの意味について各自、整理します。提示された参考文献、資料などから各自の興味を広げます(30分程度)。
3人間形成空間について
学校のなかった時代、学校のない社会の事例を取り上げながら、学校の必要性と課題について考えていきます。
授業の内容を振り返り、特にキーワードの意味について各自、整理します。提示された参考文献、資料などから各自の興味を広げます(30分程度)。
4人類の歴史と社会の変容
人類の歴史、文明の誕生、成立の初期、教育はどのような営みであったか、理解を深め、教育や学校の意義について考えます。
授業の内容を振り返り、特にキーワードの意味について各自、整理します。提示された参考文献、資料などから各自の興味を広げます(30分程度)。
5<子ども>の発見と家族の誕生
西洋の歴史において、子どもがどのような位置にあったのか、家族はどのようにして、現代の形態となったのか、それらの歴史を探ります。
授業の内容を振り返り、特にキーワードの意味について各自、整理します。提示された参考文献、資料などから各自の興味を広げます(30分程度)。
6学校教育制度の展開
市民革命や産業革命の過程から、現代の学校教育制度の基盤がいかに誕生し展開されていったかを辿ります。
授業の内容を振り返り、特にキーワードの意味について各自、整理します。提示された参考文献、資料などから各自の興味を広げます(30分程度)。
7知識と学習について
学校教育では、知識や技能、態度の形成や獲得が目的とされますが、それらについての考え方やそれらを教える方法などについて、教育学や心理学ではどのように研究されているのかを理解していきます。
授業の内容を振り返り、特にキーワードの意味について各自、整理します。提示された参考文献、資料などから各自の興味を広げます(30分程度)。
8学校の機能の分析について
学校は教育の中心にありますが、どのような機能を持つべきなのか、日本の教育制度の歴史をみながら、またメリトクラシーという考え方から、批判的に考えていきます。
授業の内容を振り返り、特にキーワードの意味について各自、整理します。提示された参考文献、資料などから各自の興味を広げます(30分程度)。
9学校教育と家庭、地域社会
日本では学校に対する見方や期待が、時代とともに変遷してきました。その経緯を理解しながら、学校を取りまく環境、特に地域社会との関係について、課題と意義を考えていきます。
授業の内容を振り返り、特にキーワードの意味について各自、整理します。提示された参考文献、資料などから各自の興味を広げます(30分程度)。
10学校における排除と差別のメカニズム
現代の学校教育においては、いじめや不登校、その他各種の問題が顕著となってきました。なぜこのような学校教育に特有の問題が発生してしまうのか、その対処の仕方とともに考えていきます。
授業の内容を振り返り、特にキーワードの意味について各自、整理します。提示された参考文献、資料などから各自の興味を広げます(30分程度)。
11現代社会の倫理と教育
現代社会の倫理や道徳の問題を考え、解決していくためには、学校教育、家庭教育が重要な役割を担っています。教育者としてどのような姿勢で倫理と道徳の問題を考えるべきかを取り上げます。
授業の内容を振り返り、特にキーワードの意味について各自、整理します。提示された参考文献、資料などから各自の興味を広げます(30分程度)。
12教育行政の仕組み
日本において教育改革はどのような仕組みで展開されているのか、現代の政治状況も踏まえて解説し、理解を深めていきます。
授業の内容を振り返り、特にキーワードの意味について各自、整理します。提示された参考文献、資料などから各自の興味を広げます(30分程度)。
13現代の教育改革の動向1
現在進行中の各種の教育改革について、基本的な情報や知識を得るとともに、その方向性について議論し考えていきます。
授業の内容を振り返り、特にキーワードの意味について各自、整理します。提示された参考文献、資料などから各自の興味を広げます(30分程度)。
14現代の教育改革の動向2
現在進行中の各種の教育改革について、基本的な情報や知識を得るとともに、その方向性について議論し考えていきます。
授業の内容を振り返り、特にキーワードの意味について各自、整理します。提示された参考文献、資料などから各自の興味を広げます(30分程度)。
15まとめ
人間形成の諸問題と、現代の教育の諸問題、日本の教育改革の動向と、これからの教育者に期待されていること等をまとめていきます。
授業の内容を振り返り、特にキーワードの意味について各自、整理します。提示された参考文献、資料などから各自の興味を広げます(30分程度)。
    
16レポート試験
評価方法・基
準(評価割合)
適宜実施のリアクションペーパー(20%)とレポート試験(80%)
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『使用しない』
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『授業中に適宜紹介』
参考URL
質疑応答
質問などはメールにて受け付けます。メールを送信する際は、必ず表題(タイトル)を入れてください。(空白の場合は危険メールとして処理されてしまいます。)メールアドレスは n47132a@nagoya-u.ac.jp
備考
授業中の私語、携帯電話、スマートフォンの使用は禁止。規則に反した場合、以後の履修はできなくなります。
画像
ファイル
更新日付2018/02/06 13:42:15