開講年度2018
科目名法学Ⅱ
科目ナンバーB131-211-02
開講種別秋学期
対象学年1年
担当者加藤 英明
単位数2
曜日・時限秋学期 月曜日 3時限
キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
教養としての法学―法の諸原則
授業の概要
春学期の法学Ⅰを基礎として、秋学期では主に民法を中心とした現代日本の実定法秩序を概説する。その際には、制定法のみならず、判例を多く取り上げ法の実態の理解につとめる。
授業の到達
目標
公権・私権、物権・債権、所有権不可侵・契約の自由・過失責任主義などの基本的知識についての具体例による平明な解説を通じ、法の初心者である受講生諸君が教養を蓄積できるようになる。
随時時事問題を取り上げることにより、社会的視野の拡大もめざす。新聞が苦労なく読めることを目標とするので時事教養を身に付けたい者で、意欲ある学生が受講せよ。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1授業の方針と受講上の注意【予習】講義概要(シラバス)を読んで、受講の意思を確認し、授業への要望・質問を考えておく。(30)
【復習】第1回の講義を踏まえ、受講の意思を再確認する。(10)
2公法と私法【予習】公法と私法とはいかなるものか。いろいろな法を分類してみよう。(90)
【復習】公法・私法に分類されない法を六法から探してみる。(100)
3権利とは何か【予習】権利の意味を知るため、まず権利ということばの由来を考えてみよう。(90)
【復習】権利と義務の関係について、確認しておく。(100)
4民法とはどんな法か【予習】民法はどんな法か、民法の目次を読んで考えてみる。(90)
【復習】民法の構成を再点検する。(100)
5物権と債権【予習】物権とは何か、債権とは何か、調べる。(90)
【復習】物権と債権の違いを、実生活上で種々想定してみる。(100)
6所有権とその他の物権【予習】所有権をはじめとする物権のいろいろを概観しておく。(90)
【復習】物権の各種について、整理して把握する。(100)
7所有権不可侵の原則【予習】所有権の基本的知識を準備しておく。(90)
【復習】所有権と資本主義の関係について、考察を巡らす。(100)
8契約とは何か【予習】契約とは何か、実生活中に契約を探してみる。(90)
【復習】契約の基本的知識を整理して復習する。(100)
9契約自由の原則【予習】契約自由の原則とは何を意味するのか、調べる。(90)
【復習】契約自由の原則と資本主義の関係について、考察を巡らす。(100)
10契約自由の原則の修正【予習】『判例法学』第3章第3節を読んで、契約自由の原則の限界を考えてみる。(90)
【復習】『判例法学』第5章を読んで、労働法へも視野をひろげる。(100)
11損害賠償の法【予習】不法行為とは何か、基礎知識を得ておく。
【復習】『判例法学』第3章第4節を読んで、不法行為の具体的事案を考える。(100)
12過失責任主義とその修正【予習】過失責任主義と資本主義の関係について考えておく。(90)
【復習】『判例法学』第3章第4節を再読し、過失責任主義の修正について具体例を学ぶ。(100)
13婚姻の法【予習】『判例法学』第2章第2節を読んでおく。(50)
【復習】民法第4編第2章を整理してみる。(140)
14親子の法【予習】『判例法学』第2章第3節を読んでおく。(50)
【復習】民法第4編第3章を整理してみる。(140)
15相続の法【予習】『判例法学』第2章第4節を読んでおく。(50)
【復習】民法第5編を整理してみる。(140)
    
16定期試験
評価方法・基
準(評価割合)
学期末の筆記試験の成績を基本に、平常の受講態度を平常点として加味し、評価する。
試験においては、法の諸原則の理解、「権利」など法に関する基本概念の理解を主に問う。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『判例法学』西村健一郎ら有斐閣2400+税978-4-641-18404-6
2.『ポケット六法』有斐閣すでに六法をもっている者は、それを用いてよい。
参考書
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参考資料
参考URL
質疑応答
質問は講義中でも、講義外でも歓迎する。講義外なら、講義終了後教室または非常勤j講師控室でお応えする。
備考
毎回の講義冒頭に、前回の確認・質問時間を置く。
画像
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更新日付2018/02/13 13:31:33