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回 | 講義(実習)項目・一般目標(GIO) | 講義(実習)内容・到達目標(SBOs)・ 予習・復習 | 担当者 |
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1 | 歯周病学総論・病態と病因
一般目標(GIO) 歯科臨床での基本的知識として歯周病を理解するために、歯周病の特徴を知る。 歯周病の病態を理解し、患者に歯周病を説明するために、病因についての知識を修得する。 | 歯周病の特徴
到達目標(SBOs) 1)歯周病の特徴を列挙できる。 2)歯肉溝、歯肉ポケット、歯周ポケットの違いを説明できる。 3)歯周病の初発因子を説明できる。 4)歯周病と全身疾患の関係について説明できる。 5)歯周病の病態を説明できる。 6)歯周病の病因を列挙できる。 7)歯周組織破壊のメカニズムを説明できる。
E-3-1)-⑥ E-3-2)-③, -④ E-3-3)-(3)-① ○「臨床歯周病学 第2版」序章:P.2〜7, 第1章:P.18〜25
予習:教科書・参考書の指定ページを読む(20分) 復習:配布プリントの( )埋めを確認し、関連分野の教科書・参考書を用いてノートにまとめる。(25分) | 三谷 章雄 |
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2, 3 | 歯周組織
一般目標(GIO) 歯周病の発生機序や治癒機転を理解するために、歯周組織の常態についての知識を修得する。 | 歯周組織の常態
到達目標(SBOs) 1)歯周組織の解剖学的構造について図解し、各部の名称を列挙できる。 2)歯周組織の組織学的構造について図解し、各部の名称を列挙できる。 3)付着歯肉の臨床的評価法について説明できる。 4)病原因子に対する歯肉の防御機能について説明できる。 5)歯根膜の機能について説明できる。 6)セメント質を組織学的に分類できる。 7)セメント質と歯槽骨を比較し、類似性や相違点について説明できる。 8)歯周組織の恒常性の維持に関する仕組みについて説明できる。
C-2-4)-①, -③ C-3-4)-(1) -①, -② C-3-4)-(2) -②, -③, -④, -⑤ E-3-1)-⑥ E-3-2)-③ E-3-3)-(3)-⑤ ○「臨床歯周病学 第2版」P.146〜155
予習:教科書・参考書の指定ページを読む(20分) 2年次「歯の構造」5、6回「歯の支持組織の概説1、2」の内容を復習する。(20分) 復習:配布プリントの( )埋めを確認し、本講義内容を想起し、関連分野の教科書・参考書を用いてノートにまとめる。(50分) | 林 潤一郎 |
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4 | 特別講義
一般目標(GIO) 歯周病の病態形成の理解のために、歯周組織に特徴的な免疫応答について学習する。 | 歯周組織における細菌性因子に対する免疫応答
到達目標(SBOs) 1)グラム陽性菌とグラム陰性菌について説明できる。 2)自然免疫の仕組みを概説できる。 3)マクロファージによる病原体の認識について説明できる。 4)獲得免疫の仕組みを概説できる。 5)歯周組織における免疫応答を概説できる。
C-4-1)-①, -② C-4-2)-①, -②, -③ C-5-5)-② E-3-2)-③, -④
予習:3年次「感染と免疫」(春)・(秋)より上記SBOsに関する内容を復習する。(30分) 復習:配布プリントの( )埋めを確認し、ノートにまとめる。(15 分) | 内記 良一 |
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5,6,7 | 歯周病の原因(病因1, 2, 3)
一般目標(GIO) 歯周病の病態を理解し、患者に歯周病を説明するために、病因についての知識を修得する。 | 歯周病の原因(病因:各論)
到達目標(SBOs) 1)歯周病の初発因子と修飾因子を説明できる。 2)プラークの付着・形成・成熟過程を説明できる。 3)歯周病原細菌について説明できる。 4)外傷性咬合の原因について説明できる。 5)歯周組織破壊のメカニズムを説明できる。
B-1-② B-3-2)-⑤ C-2-4)-② C-5-5)-① E-3-2)-③, -④ E-3-3)-(3)-① F-1-1)-⑦ ○「臨床歯周病学 第2版」P.18〜25, 146〜155, 176〜205, 218〜225
予習:教科書・参考書の指定ページを読む(60分) 復習:配布プリントの( )埋めを確認し、本講義内容を想起し、関連分野の教科書・参考書を用いてノートにまとめる。(75分) | 菊池 毅、林 潤一郎 |
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8 | ペリオドンタルメディシン
一般目標(GIO) 歯周疾患と全身の健康状態の関連性を理解するために、ペリオドンタルメディシン(歯周医学)についての最新の知見を学習する。 | ペリオドンタルメディシン
到達目標(SBOs) 1)ペリオドンタルメディシン(歯周医学)の概念を説明できる。 2)歯周病によって誘発される可能性がある全身疾患を列挙できる。 3)歯周病と双方向性を示す関係のある全身疾患を識別できる。
B-1-② B-3-2)-⑤ E-3-3)-(3)-① F-1-1)-⑦ ○「臨床歯周病学 第2版」第20章:P.206〜217
予習:教科書・参考書の指定ページを読む(20分) 復習:配布プリントの( )埋めを確認し、本講義内容を想起し、関連分野の教科書・参考書を用いてノートにまとめる。(25分) | 林 潤一郎 |
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9 | 中間試験
一般目標(GIO) 歯周病について理解するために、歯周組織及び歯周病の病因に関する知識を整理する。 | 到達目標(SBOs) 1)本授業科目の第1回から第8回までの講義内容に関する基本的な質問に正しく回答することができる。 | 三谷 章雄 ほか |
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10 | 特別講義 喫煙と歯周病
一般目標(GIO) ・なぜ喫煙がやめられないかを理解するために、ニコチン依存症について学習する。 ・喫煙の歯周組織への影響を理解するために、喫煙と歯周病との関係について学習する。 ・禁煙支援を行えるようになるために、禁煙支援の方法を学習する。 | 喫煙と歯周病
到達目標(SBOs) 1)タバコがやめられないのは、ニコチン依存症であることを理解し、説明できる。 2)喫煙と歯周病の関係について説明できる。 3)禁煙支援について概説できる。
F-3-2)-⑥
○「臨床歯周病学 第2版」p.160, 161 p.203〜205 ○「歯周治療の指針2015」p.45, 48
予習:教科書の指定ページおよび、参考書の「喫煙」に関連する項目を読む。(30分) 復習:配布プリントの( )埋めと関連分野の教科書・参考書を読む。(15分) | 稲垣 幸司 |
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11,12 | 歯周病の検査
一般目標(GIO) 歯周疾患の進行の程度を把握するために、歯周組織の検査法について学習する。 | 歯周病の検査
到達目標(SBOs) 1)問診の目的について説明できる。 2)歯周病の検査法を列挙できる。 3)歯周病の検査の目的について説明できる。 4)プローブを用いた歯周組織検査の検査項目を列挙できる。 5)プロービングデプスと、それを測定する意義を説明できる。 6)クリニカルアタッチメントレベルと、それを測定する意義について説明できる。 7)歯周組織の炎症の検査法について説明できる。 8)歯の動揺度の判定基準(Millerの判定基準)について説明できる。 9)咬合・フレミタスの検査法について説明できる。 10)プラークの診査法について説明できる。 11)歯周病に関連する習癖の検査法について説明できる。 12)疫学調査で使用する指数を説明できる。
E-1-1)-①, -②, -③, -④, -⑥ E-1-3)-①, -②, -⑤ E-3-2)-④ E-3-3)-(3)-② F-2-2)-④
○「臨床歯周病学 第2版」P.26〜35, P166〜175 予習:教科書・参考書の指定ページを読む(40分) 復習:配布プリントの( )埋めを確認し、本講義内容を想起し、関連分野の教科書・参考書を用いてノートにまとめる。(50分) | 福田 光男、山本 弦太 |
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13 | 歯周病の検査(エックス線写真の読影法)
一般目標(GIO) 歯周病の診断が出来るようになるために、エックス線写真検査の知識およびその読影法を修得する。 | エックス線写真の読影法
到達目標(SBOs) 1)エックス線写真検査の目的・方法について説明できる。 2)健常な歯周組織のエックス線写真所見を抽出できる。 3)歯周病に関連するエックス線写真所見を抽出できる。 4)エックス線写真検査の結果を説明できる。
E-1-2)-⑦ E-1-3)-①, -②, -⑤ E-3-3)-(3)-② ○「臨床歯周病学 第2版」 P.18〜43, 106〜107, 258〜277 ○「歯周病治療の指針2015」p.24〜38
○「歯科放射線学 第5版」 P.93〜107, 114〜120, 216〜217, 232〜237
予習:教科書・参考書の指定ページを読む(15分) 2年次「診断学総論・口内法エックス線撮影」の学習内容を復習する。(15分) 復習:配布プリントの( )埋めを確認し、関連分野の教科書・参考書を用いてノートにまとめる。(15分) | 菱川 敏光 |
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14 | 歯周病の診断と分類
一般目標(GIO) 歯周病の病態の違いを理解するために、歯周病の診断名と分類について学習する。 | 歯周病の診断と分類について
到達目標(SBOs) 1)歯肉炎、歯周炎、咬合性外傷について説明できる。 2)歯肉増殖について説明できる。 3)壊死性歯周疾患の特徴について説明できる。 4)日本歯周病学会の歯周病分類の概要について説明できる。
C-5-1)-①, -② E-3-2)-③ E-3-3)-(3)-① ○「臨床歯周病学 第2版」第14章:P.156〜165
予習:教科書・参考書の指定ページを読む(10分) 3年次「病因・病態・診断(秋)」12、13、14回「辺縁部歯周組織の病変」の内容を復習する。(10分) 復習:配布プリントの( )埋めを確認し、本講義内容を想起し、関連分野の教科書・参考書を用いてノートにまとめる。(25分) | 林 潤一郎 |
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15 | 口臭症
一般目標(GIO) 口臭と口臭症の違いを理解し適切に対応するため、それぞれの診断と治療について学習する。 | 到達目標(SBOs) 1) 口臭症の分類について説明できる。 2) 口臭の成分について説明できる。 3) 口臭の発生源について説明できる。 4) 口臭の検査法について説明できる。 5) 歯周病と口臭の関連性について説明できる。 6) 口臭症の治療法について説明できる。
A-4-1)-③ A-4-2)-①, -②, -⑥ A-5-1)-①, -②, -③ B-3-2)-①, -③, -④, -⑦ E-1-1)-②, -③, -⑥ E-1-3)-⑤ E-5-3)-②, -③
○「臨床歯周病学 第2版」P.336〜340
予習:教科書の指定ページおよび、3年生春学期の口腔衛生の「口臭」の講義の配布資料を読んでくること。(20分) 復習:配布プリントの( )埋めを確認し、本講義内容を想起し、関連分野の教科書・参考書を用いてノートにまとめる。(25分) | 福田 光男 |
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