開講年度2018
科目名実習:小児の歯科治療
科目ナンバーD413-577-01
開講学科歯学部歯学科 2002-2014年度入学
(全)開講学科歯学部歯学科 2015年度以降入学
歯学部歯学科 2002-2014年度入学
部門専門  
開講種別春学期
対象学年4年
担当者福田 理
実務経験教員
関連性が高いディプロマ・ポリシー
単位数1
曜日・時限春学期 木曜日 3時限
春学期 木曜日 4時限


コーディネーター
担当講座
小児歯科学講座
担当者
主任教授:福田 理
特殊診療科教授:名和弘幸
講師:外山敬久、王 陽基、石坂 亮、藤井美樹
助教:荒木麻美、堀部森崇、河本新太郎、林 勇輝、玄番千夏子
非常勤講師:中野 崇、大塚章仁、野村佳世
非常勤助教:松野智子、古川祐美、稲垣絹代、会田桃子、普天間優貴
授業の概要
(目的)
小児歯科学の講義終了後、小児歯科臨床のために必要な治療計画の立案や齲蝕予防処置および齲蝕処置などの基本的な技能、態度、知識を習得する。
教材(教科書、
参考書等)
『教科書』
◎「小児の口腔科学」 第4版 朝田芳信ほか 学建書院
◎「小児歯科学基礎・臨床実習」 第2版 前田隆秀ほか 医歯薬出版

『参考書』
◯「小児のエンド」 長坂信夫 クインテッセンス出版
◯「小児歯科学」 第4版 高木裕三ほか 医歯薬出版
◯「新小児歯科学」 第3版 下岡正八ほか クインテッセンス出版
◯「小児の歯科治療」 下岡正八ほか 永末書店
◯「小児歯科臨床ヒント集」 五十嵐清治ほか クインテッセンス出版
講義(実習)
の方法・形式
4班編制にて、診察・診断および治療計画の立案についてグループディスカッションを行う。、その後、歯冠修復・予防填塞・フッ化物塗布・保護者へのブラッシング指導・保隙装置の説明について混合歯列期の模型を用いて実習を行う。
必要機器
課題
(定期試験・
レポート試験・
授業内試験)の
フィードバック方法
講義・実習
講義(実習)項目・一般目標(GIO)講義(実習)内容・到達目標(SBOs)・
予習・復習
担当者
1,2【実習項目】
医療面接

【一般目標(GIO)】
良好な患者-歯科医師関係を築くとともに、患者の情報を聴収し、診断をして治療計画を立てるための知識、技能および態度を修得する。
【到達目標(SBOs)〔F-1〕】
1)面接の導入にあたって、環境を整えることができる。
2)病状や心理状態に応じた対人コミュニケーションをとることができる。
3)わかりやすい言葉づかいと聞き取りやすい話し方ができる。
4)病状や心理状態に応じた質問法を行うことができる。
5)病状中心の病歴聴取ができる。
6)解釈モデルを明らかにできる。
7)背景(心理的、社会的、経済的)を聴取できる。
8)面接の終わりに患者の言い忘れがないかを確認できる。
9)面接の終わりに訴えの要約と再確認ができる。

【予習・復習】
予習
・シラバスを読み、実習の要点をあらかじめ把握するとともに、教科書や実習書等を参照する。(40分)
復習
・教科書や実習書で実習の内容を整理する。(50分)
福田理 ほか
3,4【実習項目】
診察・診断

【一般目標(GIO)】
成長発育期の小児の歯科治療計画を立案するために診察、診断および治療における基本的な技能、態度および知識を身につける。
【到達目標(SBOs)】
1)レントゲン写真、口腔内写真、歯列模型、診察結果から的確な診断を行うことができる。
2)齲蝕の診断ができる。
3)乳歯と幼若永久歯(根末完成永久歯)の歯髄、根尖性歯周組織炎の診断ができる。
4)歯周疾患および不正咬合の診断ができる。

【予習・復習】
予習
・シラバスを読み、実習の要点をあらかじめ把握するとともに、教科書や実習書等を参照する。(40分)
復習
・教科書や実習書で実習の内容を整理する。(50分)
福田理 ほか
5,6【実習項目】
治療計画の立案および説明

【一般目標(GIO)】
良好な患者-歯科医師関係を築くとともに、患者の情報を聴収し、診断をして治療計画を立てるための知識、技能および態度を修得する。
【到達目標(SBOs)】
1)診断から適切な治療計画を立案することができる。
2)治療計画を小児あるいは保護者に説明できる。

【予習・復習】
予習
・シラバスを読み、実習の要点をあらかじめ把握するとともに、教科書や実習書等を参照する。(40分)
復習
・教科書や実習書で実習の内容を整理する。(50分)
福田理 ほか
7,8【実習項目】
歯冠修復

【一般目標(GIO)】
齲蝕により歯冠崩壊した歯質を修復するために、歯冠修復の基本的な技能、態度および知識を身につける。
【到達目標(SBOs)〔E-4-2)〕】
1)乳歯と幼若永久歯の歯冠修復の目的と種類、適応症、手順と留意事項を説明できる。(ラバーダム防湿を含む)
2)小児患者の対応について説明できる。

【予習・復習】
予習
・シラバスを読み、実習の要点をあらかじめ把握するとともに、教科書や実習書等を参照する。(40分)
復習
・教科書や実習書で実習の内容を整理する。(50分)
福田理 ほか
9,10【実習項目】
予防填塞

【一般目標(GIO)】
幼若永久歯小窩裂溝部の齲蝕予防のために、予防填塞に必要な基本的知識、技能および態度を修得する。

【実習項目】
フッ化物塗布

【一般目標(GIO)】
安全な齲蝕予防を行うために、フッ化物塗布に必要な基本的知識、技能および態度を修得する。
予防填塞
【到達目標(SBOs)〔F-9-2)〕】
1)歯面、小窩裂溝部の清掃、乾燥ができる。
2)適切な歯面処理操作ができる。
3)予防填塞材を適切に填塞できる。
4)患児の痛みや不安感に配慮した操作ができる。
5)患児の不安感軽減のための声かけができる。

フッ化物塗布
【到達目標(SBOs)〔F-9-1)〕】
1)歯面清掃、歯面乾燥ができる。
2)簡易防湿ができる。
3)指定された歯にフッ化物を塗布できる。
4)清潔に配慮した操作ができる。
5)患児の不快感に配慮した操作、声かけができる。

【予習・復習】
予習
・シラバスを読み、実習の要点をあらかじめ把握するとともに、教科書や実習書等を参照する。(40分)
復習
・教科書や実習書で実習の内容を整理する。(50分)
福田理 ほか
11,12【実習項目】
保護者へのブラッシング指導

【一般目標(GIO)】
小児のプラークコントロールを行うために、保護者へのブラッシング指導に必要な基本的知識、技能および態度を修得する。
【到達目標(SBOs)〔F-9-3)〕】
1)分かりやすい言葉使いと聴き取りやすい話し方ができる。
2)保護者の理解度を確認しながら指導できる。
3)仕上げ磨きの方法を指導できる。
4)保護者に練習させながら指導できる。

【予習・復習】
予習
・シラバスを読み、実習の要点をあらかじめ把握するとともに、教科書や実習書等を参照する。(40分)
復習
・教科書や実習書で実習の内容を整理する。(50分)
福田理 ほか
13,14【実習項目】
保隙装置の説明

【一般目標(GIO)】
保護者に対して保隙装置の説明を行なうために必要な基本的技能、態度および知識を修得する。
【到達目標(SBOs)】
1)分かりやすい言葉使いと聴き取りやすい話し方ができる。
2)保護者の理解度を確認しながら指導できる。
3)保隙の必要性を説明できる。
4)保隙装置の種類と構造を説明できる。
5)保隙装置の留意点を説明できる。

【予習・復習】
予習
・シラバスを読み、実習の要点をあらかじめ把握するとともに、教科書や実習書等を参照する。(40分)
復習
・教科書や実習書で実習の内容を整理する。(50分)
福田理 ほか
15,16実習評価試験7回の実習内容より、実習評価試験を行う。福田理 ほか
留意事項
実習帳および実習に必要な器具や材料(実習帳に掲載)を必ず持参すること。
授業以外の
学習方法
各回の予習・復習を行う。またグループ学習では、実習時間外もグループ討論を充分に行なうこと。
成績評価方法
実習製作物ならびに実習内容の理解度をもとに評価する。さらに、臨床能力(診療における技能、態度、マナー)の実技、実習評価試験にて評価を行う。
参照ホーム
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更新日付2018/02/15 11:44:08