開講年度2018
科目名実践栄養学研究 1年演習
(全)開講学科心身科学研究科健康科学専攻博士前期課程-2010
開講種別通年
対象学年1年
担当者森 圭子
単位数4
曜日・時限通年 ダミー(曜日区分) ダミー(時限)
キャンパス


サブタイトル
公衆栄養学分野における実践栄養学的研究とは?
科目のねらい
 公衆栄養学分野における実践栄養学研究では、集団(児童・生徒)におけるさまざまな課題の解決に向けて、エビデンスに基づく栄養改善を推進するための研究方法を学ぶことを目的とする。
 高度成熟社会において栄養改善活動をすすめるには、多種多様で複雑化した個人および集団のニーズに応じた課題解決をはかる必要がある。これまでに行われた「食」と健康に関する実証的研究や栄養疫学研究を取り上げて考察することを通して、地域の特性や家庭の生活にも焦点をあてた栄養改善のあり方について理解を深め、自身が行うべき研究テーマを決定するとともに、その方法について学習する。
到達目標
 公衆栄養学分野における集団の食と健康に関する実証的研究を進める知識・能力を獲得する。
 テーマは
 ①学校給食における地場産物(地産地消)推進、
 ②小中学校における栄養の過不足の回避・生活習慣病予防等から
授業の内容・
計画
第1回:公衆栄養学分野における実践栄養学領域の研究方法の指導1(文部科学省:学校給食実施状況等調査から見えるもの、実施状況)
第2回:公衆栄養学分野における実践栄養学領域の研究方法の指導2(文部科学省:学校給食実施状況等調査から見えるもの、学校給食費と未納者)
第3回:公衆栄養学分野における実践栄養学領域の研究方法の指導3(文部科学省:学校給食における地場産物及び国産食材の活用調査から見えるもの)
第4回:公衆栄養学分野における実践栄養学領域の研究方法の指導4(文部科学省:学校保健統計調査から見えるもの)
第5回:文献抄読とディスカッション1 (論文の構成の理解、文献の読み方指導)
第6回:関心のある研究テーマに関連する文献抄読とディスカッション2(論文紹介1)
第7回:関連する文献抄読とディスカッション3(国内関連論文の読み込み)
第8回:関連する文献抄読とディスカッション4(海外関連論文の読み込み)
第9回:関連する文献抄読とディスカッション5(研究テーマにおける現在未解決問題をクリアにし、研究テーマを決定する)
第10回:研究計画の作成指導1(大まかな計画、オリジナリティの重要性)
第11回:研究計画の作成指導2(詳細計画)
第12回:文献による調査方法の読み込み指導1(収集した文献から当該分野の調査方法を明らかにする)
第13回:文献による調査方法の読み込み指導2(収集した文献から当該分野における調査方法での課題を明らかにする)
第13回:調査方法の決定
第14回:調査質問票の作成検討1(設計・質問項目の作り方・回答形式のタイプ、スコア化)
第15回:調査質問票の作成検討2(質問票の流れとレイアウト)
第16回:調査質問票の作成検討3(予備調査レベルまで完成)
第17回:対象と人数の確定、企画書作成指導1
第18回:企画書作成指導2
第19回:疫学調査にかかわる倫理委員会提出書類の指導1(人を科学とする医学系研究に関する倫理指針インフォームド・コンセント)
第20回:疫学調査にかかわる倫理委員会提出書類の指導2(匿名化、連結可能匿名化)
第21回:疫学調査にかかわる倫理委員会、書類提出
第22回:予備調査(集団1 例 所属:小学校5年1組)
第23回:予備調査(集団2 例 所属:小学校教諭)
第24回:集計・解析方法の指導1(データベース作成)
第25回:集計・解析方法の指導2(基本統計量、SPSSによる統計処理)
第26回:予備調査の集計と解析
第27回:予備調査の解析結果発表、問題点の抽出
第28回:修士論文の中間報告と改善
第29回:修士論文・研究調査実施1(例A小学校)
第30回:修士論文・研究調査実施2(例B小学校)
評価方法
(基準等)
 修士論文指導への参加(40%)、論文作成にかかわる知識、技術の修得(60%) により総合的に評価する
授業外の学修
(予習・復習)
 予習・復習(関連文献の読み込み)をしっかりしてください。わからない点は事前に調べて質問をしてください。大抵次週読み込む資料等に用いられている調査方法に関する文献を取得するよう求めます。
教科書・
参考書
 指定テキスト・参考書はありませんが、参考文献を適宜お知らせします。調査結果等随時、指定します。
参照URL
質疑応答
オフィスアワーを活用してください(通年火曜5限、水曜1.2限、14532研究室へ)。
教員の許可があれば、メールアドレスに通信することも可能。
備考
画像
ファイル
更新日付2018/02/20 17:37:18