サブタイトル | | 経済思想史の系譜について基礎的知識を習得し、研究基盤を形成する |
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科目のねらい | | 経済思想史の系譜について修士として習得しなければならない基礎的な知識を獲得し、研究基盤となる基礎学力を養成する。そのために、この授業ではいくつかの通史的教科書を参照しながら、古典的文献をいくつか取り上げて、文献の理解の仕方を習得する。ヒューム『政治論集』、スミス『国富論』、リスト『経済学の国民的体系』を紐解く。 |
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到達目標 | | 演習として古典的文献と通史を参照しながら、経済学史の基礎知識を獲得することが目標である。通史的な教科書を読むだけでは、基礎知識を形成するのに十分ではない。それは整理された知識なので、研究能力を磨くことには必ずしもつながらない。研究能力の養成は、古典と格闘して初めて養成される。 |
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授業の内容・ 計画 | | この授業ではいくつかの通史的教科書を参照しながら、古典的文献をいくつか取り上げて、文献の理解の仕方を習得する。ヒューム『政治論集』、スミス『国富論』、リスト『経済学の国民的体系』などを紐解く。そしてこれらの文献についてレポートを課す。 初回 経済思想史の研究とは何か 第2回から5回 ヒューム『政治論集』を読む。政治から経済が分離独立した時代の様相を理解する。 第6回から第10回 スミス『国富論』を読む。5回では通読できるヴォリュームではないので、授業では一部を読むことになるが、通読は宿題にする。 第11回から第15回 リスト『経済学の国民的体系』の研究に充てる。リストは古典的な保護貿易論者である。経済学における自由貿易と保護貿易の対立は解決済みの問題ではないが、正解がなければならない。かつてはこのイッシューから戦争が起こることもあった。国家間の利害対立をどのように処理できるかについて深い考察を身に着けたい。 |
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評価方法 (基準等) | | 授業へのコミットメント。参加、質問、意見発表、レポートなどを総合評価する。 |
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授業外の学修 (予習・復習) | | 関連文献の読書が中心で、長時間を充てるのが望ましい。 |
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教科書・ 参考書 | | ヒューム『政治論集』、京都大学学術出版会、2010年。 スミス『国富論』1~4、岩波文庫、2000~2001年。 リスト『経済学の国民的体系』、岩波書店。 ホント『貿易の嫉妬』、昭和堂、2009年。 |
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参照URL | | |
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質疑応答 | | |
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備考 | | |
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更新日付 | | 2018/02/08 15:03:40 |