サブタイトル | | |
|
科目のねらい | | 現在のヨーロッパ・EU政治について学びます。春学期に、ユーロ危機、難民危機、テロ事件の発生、英国のEU離脱といった個別テーマを取り上げ、ヨーロッパの危機について考えます。そして秋学期には、こうした危機を背景に躍進するポピュリズムについても考えます。 |
|
|
到達目標 | | ヨーロッパにおける政治・社会・経済状況について、なぜそのような現象が生じているのか、それがどんな意味を持っているのかなど、状況を分析的・複合的に説明できるようになります。また、世界に生起している現象についての理解も深まります。 |
|
|
授業の内容・ 計画 | | (春学期) 第1回 ヨーロッパ政治の現在 第2回 第1章 ユーロ 2000年代/ユーロ危機の勃発 第3回 第1章 ユーロ ユーロの変容/残る課題 第4回 第2章 欧州難民危機 難民危機とは/危機の生成メカニズム 第5回 第2章 対立の深化/世論の硬化とシェンゲンの動揺 第6回 第3章 欧州安全保障危機 ウクライナ危機/パリ同時多発テロ/・・・ 第7回 第3章 欧州安全保障危機 大テロ時代の到来?/対テロ戦争と自由の制限 第8回 第4章 イギリスのEU離脱 何が起きたのか/そもそもなぜ国民投票なのか 第9回 第4章 イギリスのEU離脱 イギリス主導のEU変容?/なぜ離脱派が勝利したのか 第10回 第5章 統合史のなかの危機 危機とともにあったEU/EUは何に向いていたのか?/・・・ 第11回 第5章 統合史のなかの危機 歴史的経路依存と課題不適合/・・・ 第12回 第6章 問題としてのEU <解決としてのEU>から<問題としてのEU>へ/・・・ 第13回 第6章 問題としてのEU デモクラシーと機能的統合/自由と寛容/・・・ 第14回 第7章 なぜEUはしぶとく生き残るのか 第15回 第8章 イギリス離脱後の欧州と世界 終章 危機の先にあるもの
(秋学期) 第1回 変容するデモクラシーとポピュリズム 第2回 第1章 ポピュリスムとは何か デモクラシーの敵なのか/二つの定義/・・・ 第3回 第1章 ポピュリズムとは何か 近代デモクラシーの二つの原理/・・・ 第4回 第2章 解放の論理 アメリカ大陸という起源/アメリカの人民党/・・・ 第5回 第2章 解放の論理 ペロンと労働者の絆/ペロニズムの「創造神話」/・・・ 第6回 第3章 抑圧の論理 なぜ先進国で広がっているのか/既成政党の「野合」批判/・・・ 第7回 第3章 抑圧の論理 ベルギーのポピュリズム政党VB/・・・ 第8回 第4章 リベラルゆえの「反イスラム」 テロの続発とイスラム批判/・・・ 第9回 第4章 リベラルゆえの「反イスラム」 フォルタインの衝撃/ウィルデルスの登場/・・・ 第10回 第5章 国民投票のパラドクス 「てこ」としての国民投票/「白い手」と「黒い手」/・・・ 第11回 第5章 国民投票のパラドクス スイス政治の動揺と国民党/・・・ 第12回 第6章 イギリスのEU離脱 イギリス独立党の悲願達成/・・・ 第13回 第6章 イギリスのEU離脱 「置き去りにされた」人々/・・・ 第14回 第7章 グローバル化するポピュリズム 2016年アメリカ大統領選挙/・・・ 第15回 第7章 グローバル化するポピュリズム 厄介な「選択肢」として・・・
|
|
|
評価方法 (基準等) | | 授業への参加、質疑応答、報告などから総合的に評価します。 |
|
|
授業外の学修 (予習・復習) | | テキストの該当部分を毎回読んだうえで出席してください。また、適宜関連資料を配布しますので、こちらにも目を通して授業に臨んでください。授業後、習ったことを復習してください。 |
|
|
教科書・ 参考書 | | 教科書 (春学期)遠藤乾『欧州複合危機 ― 苦悩するEU、揺れる世界』中公新書、2016年。 (秋学期) 水島治郎『ポピュリズムとは何か ― 民主主義の敵か、改革の希望か』中公新書、 2016年。 |
|
|
参照URL | | |
|
質疑応答 | | |
|
備考 | | |
|
画像 | | |
|
ファイル | | |
|
更新日付 | | 2018/02/15 10:54:50 |