開講年度2018
科目名(夜間および土曜日)金融管理研究 1年文献
(全)開講学科経営学研究科経営学専攻博士前期課程-2004
2018年度経営学研究科経営学専攻博士前期課程
開講種別通年
対象学年1年
担当者荒井 耕一郎
単位数2
曜日・時限通年集中 その他 集中
キャンパス


サブタイトル
学生諸君自身が興味を持つ国際金融関連の話題について理解を深める。
科目のねらい
マクロ経済や国際金融の歴史、中国を含む東アジア経済の現状や今後の動向、リーマンショックや欧州金融危機の原因と現状および今後の対策等、現代の国際金融情勢の動向等に関するテキストや論文を読破しながら、金融についての理解を深める。
到達目標
学生諸君は、自身が興味のある個別のテーマについて更に立ち入った研究を進め、年度の終わりに修士論文のテーマを確定してもらう。
授業の内容・
計画
文献の授業で使用するテキストや授業内容は、年度初めに学生諸君の興味を把握してから最終決定することとしたいが、年間の授業計画としては概略下記を考えている。
第1回 中国経済の動向(高成長の現状分析)
第2回 中国経済の動向(三農問題)
第3回 中国経済の動向(銀行と不良債権)
第4回 中国経済の動向(金融政策のあり方)
第5回 中国経済の動向(国有企業改革)
第6回 中国経済の動向(人民元国際化の現状と今後の展望)
第7回 中国経済の動向(最近の経済動向と今後の展望)
第8回 アジア通貨危機(通貨危機概観)
第9回 アジア通貨危機(危機発生のメカニズム)
第10回 アジア通貨危機(金融自由化のリスク)
第11回 アジア通貨危機(アジアの金融市場)
第12回 アジア通貨危機(国際機関の役割)
第13回 アジア通貨危機(コーポレート・ガバナンス)
第14回 アジア通貨危機(地域金融協定)
第15回 東アジア地域の一層の金融安定に向けた枠組み
第16回 一層深化する東アジア地域経済 (現状、今後の展望)
第17回 一層深化する東アジア地域経済 (FTA、金融面)
第18回 単一通貨ユーロ導入に至るまでの歴史(1)
第19回 単一通貨ユーロ導入に至るまでの歴史(2)
第20回 単一通貨ユーロ導入に至るまでの歴史(3)
第21回 単一通貨ユーロの長所と課題(1)
第22回 単一通貨ユーロの長所と課題(2)
第23回 グローバル・インバランス
第24回 証券化商品の仕組み
第25回 リーマン・ショックの背景とその影響
第26回 何故金融危機は米国からユーロ圏諸国に飛び火したのか
第27回 経済危機、財政危機、金融危機が根底にある欧州金融危機
第28回 英国EU離脱、ポピュリズム台頭と単一通貨ユーロの行方
第29回 最近の国際金融情勢について
第30回 総括
評価方法
(基準等)
毎回の授業への出席状況や授業態度、レポート等から判断される学生諸君の学習成果の状況等を総合的に判断して、評価する。試験問題による定期試験は、原則として行わない。
授業外の学修
(予習・復習)
事前に読んでおくよう指示した参考文献は必ず読み、疑問点等を整理して授業に臨むようにして下さい(予習)。またある程度の基本的知識が備わってきたら、一層専門的な文献を紹介しますので、これらの文献も読んで自分の理解を深めて下さい(復習)。
教科書・
参考書
使用するテキストは授業中に適宜連絡します。
関連資料や参考文献は授業中に随時連絡するか、あるいは配布します。
参照URL
1.国際通貨研究所同研究所が発信している国際金融上の諸問題に対する論考が参考になる。
2.日本銀行日本銀行の国際業務の解説や国際金融に関する日本銀行レポート・調査論文は参考資料として有益である。
3.国際通貨基金(IMF)IMFが発表する時宜を得たResearchが参考になる。
質疑応答
オフィスアワーは毎週水曜の昼休みで、担当教員の研究室(2813室)で行います。担当教員宛にE-mailで照会して(宛先: araik@dpc.agu.ac.jp) 訪問の日時を照会することできます。
備考
画像
ファイル
更新日付2018/02/04 11:02:41