開講年度2018
科目名(夜間および土曜日)金融管理研究 講義
(全)開講学科経営学研究科経営学専攻博士前期課程-2004
2018年度経営学研究科経営学専攻博士前期課程
開講種別通年
対象学年1年
担当者荒井 耕一郎
単位数4
曜日・時限通年集中 その他 集中
キャンパス


サブタイトル
経済金融問題の専門的理解に必要な知識を習得する。
科目のねらい
前期では、金融経済の理解の基礎となる経済変数間の相互関係を理解してもらうため、マクロ経済理論の基礎を学び、後期で1990年以降の国際金融の歴史を学ぶ。
到達目標
本講義の履修を通じて、学生諸君一人一人が金融の理解に必要な知識・座標軸を持てるようになることを目標としたい。
授業の内容・
計画
概略下記のスケジュールで講義を行う。授業内容を理解してもらうために、毎回課題を課す。
第1回 マクロ経済学とはどういう学問か
第2回 マクロ経済学のとらえ方
    マクロ経済における需要と供給
第3回 有効需要と乗数メカニズム
第4回 貨幣の機能と信用創造
第5回 貨幣需要と利子率
第6回 財政政策の基本的構造
第7回 財政・金融政策とマクロ経済
第8回 総需要と総供給
第9回 労働市場の機能と失業問題
第10回 インフレーションとデフレーション
第11回 資産市場とマクロ経済
第12回 金融政策と金融システム
第13回 国際金融市場と為替レート
第14回 通貨制度とマクロ経済政策
第15回 経済成長と経済発展
第16回 国際決済と外国為替
第17回 外国為替市場と外国為替相場
第18回 国際収支と国際貸借
第19回 国際通貨、国際金融市場
第20回 企業の国際的展開と国際金融
第21回 金融のグローバル化と金融機関
第22回 通貨当局の為替政策
第23回 金融リスクの国際的管理
第24回 グローバル・インバランスとその調整
第25回 開発金融の諸問題
第26回 グローバリゼーションと為替相場制度
第27回 変容する国際金融ガバナンス
第28回 パックス・ブリタニカの盛衰、パックス・アメリカーナの時代
第29回 EUの通貨統合と新たな課題
第30回 欧州金融危機の現状と今後の展望
評価方法
(基準等)
夏季休暇中に課するレポートや授業中に課する各種課題(合計評価割合100%)で評価する。試験問題による定期試験は、原則として行わない。
授業外の学修
(予習・復習)
毎回の授業で講義する章を事前に読んで授業に臨むこと(予習)、および毎回の授業後に課される課題をこなし、翌週提出すること(復習)。
教科書・
参考書
本講義では下記のテキストを使用する予定である。
前期:伊藤元重著 「マクロ経済学 第2版」 日本評論社 2012年
後期:上川孝夫著「国際金融史」 日本経済評論社 2016年
    牧野 裕 (編集)、紺井 博則 (編集)、上川 孝夫 (編集)「複合危機」 日本経済評論社 2017年

テキストに関連する資料、 参考文献は随時授業中に配布する。
参照URL
1.国際通貨研究所適宜発行される同研究所調査研究レポートが国際金融の理解に参考になる。
2.内閣府年2回発行される「世界経済の潮流」は関連図表の掲載も多く、世界経済の理解に資する。
質疑応答
オフィスアワーは毎週水曜の昼休みで、担当教員の研究室(2813室)で行います。担当教員宛にE-mailで照会して(宛先: araik@dpc.agu.ac.jp) 訪問の日時を照会することできます。
備考
日頃から日経新聞の一面や経済面に目を通し、経済・金融の事象に興味を持って下さい。
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更新日付2018/02/04 11:01:12