開講年度2018
科目名(夜間および土曜日)特殊講義(Ⅲ)(現代証券市場) 講義
(全)開講学科商学研究科商学専攻博士前期課程-2004
2017年度商学研究科商学専攻博士前期課程
開講種別通年
対象学年1年
担当者北川 彰男
単位数2
曜日・時限通年集中 その他 集中
キャンパス


サブタイトル
日本の株式市場の長期予測
科目のねらい
証券投資に関する知識を身に付けると共に、世界経済の動向が証券市場にもたらす影響を考察することで、グローバルな視点を修得していくことをねらいとしています。
到達目標
「現代証券市場」の今後の動きを推察していくためには、①経済に対する知識、②過去の流れを含めた金融・市場に対する知識、③国内外の政治動向に関する知識、④現状において、どの数値・材料が証券市場に最も影響しているのかを見極める感性力、以上の①~④を主体に多様な知識が必要になります。多くの金融商品の中から、より賢明な選択を行う能力、証券市場に影響をもたらす複雑に絡み合う各種の材料を解きほぐす感性力、これらを着実に向上することを到達目標としています。 
授業の内容・
計画
第1回  当面の注目される経済事項等①
第2回  相場と柿は落ちる前が一番美味しい、日本の株価大天井の謎を解明
第3回  市場とは、陽と陰、光と影、本質は何かを見極める感性力の重要性
第4回  日本の株式市場が下落していた期間中に上昇していた有価証券は何か
第5回  日米のリスクプレミアムの長期的な推移、PERと株式市場の相関関係
第6回 FRB&日本銀行&ECB、中央銀行の金融政策と政府債務問題の分析
第7回  株価の羅針盤は何か、日米株式市場時価総額と名目GDPの時系列対比
第8回  日米PERの長期的推移と市場予測、経済・市場に対する動態視力とは
第9回  当面の注目される経済事項等②
第10回 失われた20年説への異論と株式市場の長期展望、米国経済の矛盾
第11回 なぜ、サブプライムローンは生まれたのか、新自由主義経済論の考察
第12回 人口動態と日本経済、少子高齢化の解決法、金融政策と日本経済の現状
第13回 信用創造のマジックと超低金利政策の行方、日本の個人金融資産の分析
第14回 景気循環論と第4次産業革命の経済への影響。日本の株式市場の長期予測
第15回 第1回~14回のまとめ。感性力と証券市場 
評価方法
(基準等)
①単位レポート提出、原則5ページ、図表添付含む、A4用紙・横書き。②出席日数など受講姿勢等にて評価。基本的な採点内訳は、①は80点満点、②は20点満点とし、論旨の整合性・知識や理解力の度合い・創意工夫・視点の独創性を重視しています。また、出席日数が「8日」に満たない場合はレポートの提出があったとしても、原則として不合格の評価にする方針です。尚、現代証券市場論に関連した独自テーマの「課題レポート」を作成した際は提出を受け付け、内容に応じて評価対象に加味することを検討いたします。
授業外の学修
(予習・復習)
証券会社に入社して42年以上になりますが、経済、特に証券市場は生きものというのが、実感です。現代証券市場を理解するためにも日本経済新聞、週刊東洋経済、日経ヴェリタスなど新聞やビジネス誌で、経済に関連した箇所を毎日、毎週、読む習慣をつけることをお勧めします。
教科書・
参考書
講師作成のテキストを講義日程に即して随時配布いたします。
また、タイムリーな資料を状況等に応じて配布する予定です。
参考書:証券市場見聞録(著者:北川 彰男)
参照URL
1.http://www.kimurase.co.jp
質疑応答
質疑応答は原則的に履修教室の講義時間中にて対応させていただきます。
備考
授業中の私語は厳禁します。授業中の携帯電話操作、飲食は禁止といたします。
画像
ファイル
更新日付2018/01/10 15:27:09