開講年度2018
科目名日本文化研究(Ⅱ)(東洋美術)172N以前用 講義
(全)開講学科文学研究科宗教学仏教学専攻博士前期課程-2004
文学研究科歴史学専攻博士前期課程-2004
文学研究科英語圏文化専攻博士前期課程-2004
文学研究科日本文化専攻博士前期課程-2004
開講種別通年
対象学年1年
担当者野田 大志
単位数4
曜日・時限通年 ダミー(曜日区分) ダミー(時限)
キャンパス


サブタイトル
現代日本語の意味とレトリックをめぐる諸問題
科目のねらい
この講義では、現代日本語における単語、文、文章、会話をはじめとした様々な言語表現の観察を通して、言葉と文化、言葉と社会、言葉と人の関わりを多角的に探究していきます。なお、春学期は主に、現代日本語の「意味」(意味論・語用論)をめぐる諸問題を扱います。また秋学期は主に、現代日本語の「レトリック」(修辞技法)をめぐる諸問題を扱います。
到達目標
1.現代日本語における様々な言語現象を、客観的かつ多角的に観察した上で、適切な言葉で記述できるようになる。
2.現代日本語における様々な言語表現に対して、妥当な観点に基づく適切な分類ないし関連づけができるようになる。
授業の内容・
計画
1.オリエンテーション(講義の概要についての説明)
2.意味論の歴史
3.国語辞典の語釈の批判的検討
4.<解釈>とは何か
5.意味の身体的基盤
6.意味と主体性
7.カテゴリーの基本的な特性
8.カテゴリーとサブカテゴリー
9.プロトタイプカテゴリーとプロトタイプ的意味
10.様々な類義表現
11.ポジティブポライトネス
12.ネガティブポライトネス
13.言語コミュニケーションと非言語コミュニケーション
14.協調の原理と会話の含み
15.春学期の講義のまとめ・確認テスト
16.隠喩
17.提喩
18.換喩
19.直喩
20.擬人法
21.諷喩
22.対照法
23.換語法
24.訂正法
25.皮肉法
26.婉曲法
27.緩徐法
28.迂言法
29.撞着語法
30.秋学期の講義のまとめ・確認テスト
評価方法
(基準等)
1.確認テスト(記述・論述)2回分:70%
2.講義への参加態度:30%
授業外の学修
(予習・復習)
毎回の講義の終了時に、必要な予習・復習の内容と方法について説明します。なお日常的に、講義内で扱った言語現象、言語表現に関してどのような関連表現があるか、意識的に探るようにしてみてください。
教科書・
参考書
毎回の講義において、プリントを配布します。なお、参考書は講義内で適宜紹介しますが、主なものは以下の通りです。
・滝浦真人・大橋理枝(2015)『日本語とコミュニケーション』放送大学教育振興会
・野内良三(2007)『レトリックのすすめ』大修館書店
・籾山洋介(2010)『認知言語学入門』研究社
参照URL
質疑応答
<オフィスアワー>
時間:水曜日4時限
場所:野田研究室(2号館4階2420)
備考
1.講義では、担当教員と受講者とのコミュニケーションを重視したいと考えています。
2.講義に関する疑問がある場合には、随時対応します。オフィスアワーとして指定された時間帯以外であっても、気軽に研究室を訪ねて来てください。
3.受講者の関心に応じて、講義の内容や進度を修正する場合があります。
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ファイル
更新日付2018/02/18 19:18:10