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科目のねらい | | 日本近世後期から近現代について、政治史を中心に講義する。ただ、思想史や文化史なども織り交ぜながら進め、受講者一人ひとりの日本近現代史のイメージをより豊かにしていけるように努力していきたい。また、日本近現代史の研究史を意識し、現在何が課題であるのか、理解できるようにしたい。春学期では、幕末維新期から日露戦争・大正デモクラシーを経て、昭和初期までを範囲にして議論を展開していきたい。秋学期では、昭和戦前期の政治構造、そして戦後の政治構造を中心に論じる。 |
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到達目標 | | この授業によって、近現代政治史の多面的な姿が把握できるようになる。また、日本近現代史の現在の研究状況を理解できる。 |
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授業の内容・ 計画 | | (春学期) 1、ガイダンス 2、日本近現代史の研究状況① 3、日本近現代史の研究状況② 4、幕末維新政治史研究① 5、幕末維新政治史研究② 6、幕末維新政治史研究③ 7、明治天皇と宮中 8、日清・日露戦争と国民国家の形成 9、明治憲法体制の成立と上奏・内奏① 10、明治憲法体制の成立と上奏・内奏② 11、天皇制の研究史 12、大正デモクラシー論① 13、大正デモクラシー論② 14、愛知県の近代史上の位置づけ 15、まとめ (秋学期) 1、ガイダンス 2、ファシズム論の研究史 3、昭和戦前期の政治構造における宮中の位置 4、昭和戦前期の政治構造における陸軍の位置 5、昭和戦前期の政治構造における海軍の位置 6、昭和戦前期の政治構造における政党勢力の位置 7、近衛文麿と木戸幸一 8、『昭和天皇実録』を読む① 9、『昭和天皇実録』を読む② 10、昭和天皇と上奏・内奏 11、戦前・戦後の画期と連続 12、象徴天皇制と戦後政治 13、戦後政治における岸信介内閣の位置づけ 14、天皇の代替わりと冷戦構造の終焉 15、日本近現代史研究の課題 |
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評価方法 (基準等) | | 授業による出席を前提に、学期末試験(100%)で評価する。 |
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授業外の学修 (予習・復習) | | 日本近現代史の通史を予習しておくと、講義がより理解できる。ただ、この講義では復習に重点を置いてもらいたい。1回ごとの講義の内容を理解できるように復習し、次の講義への準備としたい。 |
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教科書・ 参考書 | | 適宜プリントを配布する。購入する必要はないが、拙著『内奏』(中公新書 2010)を参照されたい。 |
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参照URL | | |
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質疑応答 | | |
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備考 | | |
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更新日付 | | 2018/02/13 16:14:00 |