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科目のねらい | | 陶磁器の編年研究は、歴史考古学における研究の基礎である。古代以降の窯業生産の中心地である東海地方には、数十ヵ所で窯業地の存在が確認されており、各窯業地では編年研究が盛んに進められているが、その内容・精度は必ずしも充分なものとはいえない。本演習では、発掘調査報告書の作成を通して各窯業地の研究史を整理し問題点を抽出するとともに、各陶磁器の分類や実測を通して型式学的研究方法を実践する。また、各窯業地の窯跡の分布状況、窯跡の構成要素、製品の出土分布を明らかにすることにより、各窯業地の生産構造の解明をめざす。 |
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到達目標 | | 窯業遺跡の発掘調査報告書の作成を通して、歴史考古学の専門技術を習得するとともに、修士論文作成に向けて、各自の研究テーマを明確にすることを目標とする。 |
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授業の内容・ 計画 | | 1.東海地方の窯業生産 2.窯業遺跡の編年方法 3.各窯業地の研究史の整理(1) 4.各窯業地の研究史の整理(2) 5.各窯業地の研究史の整理(3) 6.各窯業地の研究史の整理(4) 7.研究史上の問題点の抽出 8.陶磁器の製作技法 9.各窯跡の器種構成の確認(1) 10.各窯跡の器種構成の確認(2) 11.各器種の変遷過程の検証(1) 12.各器種の変遷過程の検証(2) 13.各器種の変遷過程の検証(3) 14.型式の設定(1) 15.型式の設定(2) 16.型式の組合せと様式の設定(1) 17.型式の組合せと様式の設定(2) 18.編年基準資料と絶対年代(1) 19.編年基準資料と絶対年代(2) 20.各窯跡の分布状況の確認(1) 21.各窯跡の分布状況の確認(2) 22.各窯跡の分布状況の確認(3) 23.各窯業地の群構成の解釈(1) 24.各窯業地の群構成の解釈(2) 25.窯跡の構成要素(1) 26.窯跡の構成要素(2) 27.各製品の出土分布(1) 28.各製品の出土分布(2) 29.発掘調査報告書の作成(1) 30.発掘調査報告書の作成(2) |
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評価方法 (基準等) | | 毎回の授業の出席状況だけではなく、授業態度や発表内容も考慮し、授業時の応答やレポート等を加味して評価する。授業への参加度(貢献度)50%、レポート50%。 |
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授業外の学修 (予習・復習) | | |
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教科書・ 参考書 | | 教材は適宜指示する(各窯跡の発掘調査報告書等)。 (参考書)藤澤良祐2008『中世瀬戸窯の研究』高志書院 |
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参照URL | | |
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質疑応答 | | 原則として本演習内で行う。積極的な発言に期待する。 |
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備考 | | |
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更新日付 | | 2018/02/13 13:55:10 |