開講年度2018
科目名考古学研究(Ⅱ)(歴史考古学研究)講義
(全)開講学科文学研究科宗教学仏教学専攻博士前期課程-2004
文学研究科歴史学専攻博士前期課程-2004
文学研究科英語圏文化専攻博士前期課程-2004
文学研究科日本文化専攻博士前期課程-2004
2018年度文学研究科日本文化専攻博士前期課程
2018年度文学研究科英語圏文化専攻博士前期課程
開講種別通年
対象学年1年
担当者藤澤 良祐
単位数4
曜日・時限通年 月曜日 2時限
キャンパス


サブタイトル
東海地方の窯業生産(2)
科目のねらい
5世紀初頭における須恵器の出現以降、日本列島ではさまざまな種類の陶磁器が生産されている。特に、その中心地である東海地方で生産された陶磁器は、列島各地の遺跡から出土し、遺跡の年代や性格を考える上で重要な役割を果たしている。 本講義では、窯業遺跡の発掘調査の成果を基に、①出土遺物の型式学的研究、②検出遺構の機能論、③窯跡の分布論といった考古学的な研究方法を通して、古代から近世における当地方の窯業生産の実態を解明しつつ、生産・流通システムの復原を試みる。
到達目標
日本における土器・陶磁器生産の歴史のなかで、東海地方における戦国期から江戸時代の窯業生産について理解を深めることを目標とする。
授業の内容・
計画
春学期
1.考古学における陶磁器研究の意義
2.窯業史概説(1)―土器・陶磁器の分類―
3.窯業史概説(2)―土器・陶磁器の変遷―
4.大窯とは何か(1)
5.大窯とは何か(2)
6.瀬戸美濃大窯製品の変遷
7.瀬戸美濃大窯の分布と群構成(1)
8.瀬戸美濃大窯の分布と群構成(2)
9.瀬戸美濃大窯の分布と群構成(3)
10.瀬戸美濃大窯の生産構造(1)
11.瀬戸美濃大窯の生産構造(2)
12.瀬戸美濃大窯製品の出土分布(1)
13.瀬戸美濃大窯製品の出土分布(2)
14.瀬戸美濃大窯製品の流通構造
15.レポートの提出

秋学期
1.瀬戸美濃大窯の成立過程(1)
2.瀬戸美濃大窯の成立過程(2)
3.「瀬戸山離散」について
4.連房式登窯の分類(1)
5.連房式登窯の分類(2)
6.瀬戸美濃登窯製品の変遷(1)  
7.瀬戸美濃登窯製品の変遷(2)
8.信濃の近世・近代窯(1)
9.信濃の近世・近代窯(2)
10.瀬戸美濃登窯の生産構造(1)
11.瀬戸美濃登窯の生産構造(2)
12.瀬戸美濃登窯製品の出土分布(1)
13.瀬戸美濃登窯製品の出土分布(2)
14.瀬戸美濃登窯製品の流通構造
15.総括
評価方法
(基準等)
毎回の授業の出席状況だけではなく、授業態度も考慮し、授業時の応答やレポート等を加味して評価する。授業態度20%、授業への貢献度20%、レポート60%。
授業外の学修
(予習・復習)
事前にプリントを配布するので、専門用語については下記の参考書により予習をしておくこと。
教科書・
参考書
藤澤良祐2005『瀬戸窯跡群』同成社、角川書店2002『日本陶磁大辞典』
参照URL
質疑応答
本講義内で行う。積極的な発言に期待する。
備考
画像
ファイル
更新日付2018/02/13 13:52:17