サブタイトル | | 中世英仏貴族社会の動向―オルデリクス・ヴィタリスから読む |
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科目のねらい | | ノルマン征服後、イングランドは大陸社会の動向に密接に組み込まれることになる。本講義では、オルデリクス・ヴィタリスの叙述を読みながらノルマン征服から12世期頃のイングランドとノルマンディ、そしてフランスの関係について、貴族社会の動向を中心に考察する。 |
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到達目標 | | 英仏は近代の強国としてしばしば対立したが、中世ではそれとは異なる関係を持っていた。近現代の国家関係とは違う中世独自の関係を、英仏を例に具体的に理解することを目的とする。 |
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授業の内容・ 計画 | | 春学期 (1)イントロダクション○春学期の講義の目的、参考資料の紹介、進め方 (2)中世ヨーロッパ社会におけるイングランドとフランス①フランス王国の成立 (3)中世ヨーロッパ社会におけるイングランドとフランス②アングロ・サクソン社会 (4)中世ヨーロッパ社会におけるイングランドとフランス③ヴァイキングの世界とヨーロッパ (5)ノルマン征服①概要 (6)ノルマン征服②研究史 (7)中世ヨーロッパ史研究の資料 (8)ノルマン征服の時代とオルデリクス・ヴィタリス (9)ノルマン征服の前史 (10)ノルマン征服の流れ (11)ノルマン征服とヘイスティングズの戦い (12)1066年のその後 (13)アングロ・ノルマン王国の成立 (14)ウィリアム征服王とアングロ・ノルマン王国 (15)春学期のまとめ
秋学期 (1)イントロダクション○秋学期の講義の目的、参考資料の紹介、進め方 (2)ウィリアム征服王の時代①イングランド王国の継承 (3)ウィリアム征服王の時代②征服王の支配 (4)ウィリアム征服王の時代③周辺勢力との関係 (5)ウィリアム征服王の時代④貴族たち (6)ウィリアム征服王の息子たち①ウィリアム2世 (7)ウィリアム征服王の息子たち②ロベールとノルマンディ (8)ウィリアム2世の時代①反乱 (9)ウィリアム2世の時代②周辺勢力との関係 (10)ヘンリ1世の時代①王位継承 (11)ヘンリ1世の時代②ノルマンディとイングランドの支配 (12)ヘンリ1世の時代③社会と文化 (13)スティーヴン王の時代①内乱期とは (14)スティーヴン王の時代②イングランド、ノルマンディ (15)全体のまとめ |
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評価方法 (基準等) | | レポート70%、授業態度(参加度、授業時のミニ・ペーパー等)30%で総合的に評価する。 |
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授業外の学修 (予習・復習) | | 中世ヨーロッパ、とくにイングランド、フランスの中世史に関する基本的事項について、紹介する文献等を参照しながら自分で確認すること。関連する英訳資料を授業中に輪読するので予習・復習すること。 |
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教科書・ 参考書 | | 必要な資料は授業中に配布する。また、朝治啓三他編著『中世英仏関係史1066-1500 ノルマン征服から百年戦争終結まで』(創元社、2012年、3024円)が、本講義に関わり、年表・史料等も充実。朝治啓三編『西洋の歴史 基本用語集〔古代・中世編〕』(ミネルヴァ書房、2008年、2376円)は、古代・中世に特化した辞典で、用語の確認に役立つ。その他、専門書・論文を授業中に紹介する。 |
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参照URL | | |
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質疑応答 | | |
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備考 | | |
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更新日付 | | 2018/02/13 16:10:25 |