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科目のねらい | | 本実習では、不登校児(小中学生)を支援する名古屋市子ども適応相談センター(愛称フレンドリーナウ)の活動に、実習生として参加する。所内の活動は、子どもたちが自主勉強する「学びタイム」と、運動や交流のための「フレンドリータイム」が基本である。子どもたちの活動に実際に関わることで、子どもたちの活動や生活の実態や心の動きについて理解を深めることが目的である。また,相談員や支援担当者との関わりの中で,問題を抱えた子どもたちへの支援に関する問題や困難さを知り,よりよい援助とは何かについて考えられる力を身につけることも本実習では重視している。 |
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到達目標 | | 子どもの生活の実態や心の動きについて理解を深めることができる。また,学校現場に連動する子どもや支援担当者の課題について体験的に学んだことを、理論的な知識と照合することもできる。 |
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授業の内容・ 計画 | | 大学で4月初旬に設定される学外実習ガイダンスで実習先が決定した後、履修登録をする。フレンドリーナウでのオリエンテーション日程については、施設担当者と相談して決め、実習担当教員にも報告する。実習先も、フレンドリーナウ浄心とフレンドリーナウ鶴舞サテライト、フレンドリーナウ笠寺サテライトの三カ所から、通いやすい場所を施設職員と相談して決め、実習担当教員に報告する。見学後に一度決定した場所は、原則的に変更はしない。 授業は通年実習なので、実習期間は、フレンドリーナウの受入可能時期から始めて、原則的に10週とする(フレンドリーナウの夏季休業時は避ける)。あらかじめ決めた曜日に基本的に週1日必ず参加する。時間は9時半から15時半であるが、初日はオリエンテーションがあるため、9時には実習先に到着していること。 実習開始後は原則として毎週参加するが、体調不良等で休む際はフレンドリーナウへ直接連絡をする(実習担当教員にもメールで連絡する)。 学内での学外実習ガイダンス(1回),施設での見学・事前学習(1回)を行った上ですべての実習に参加すること。 注意事項:①子どもとの人間関係など、実習中に何か問題が生じたら速やかに施設職員と実習担当教員に相談すること。②実習生後ボランティアとして参加する場合は、ゼミ指導教員にその旨を伝え相談すること。また、実習担当教員にも必ず知らせること。③フレンドリーナウでの実習時間について、遅く到着したり早く帰ったりはしない。④茶髪金髪、ピアス、濃い化粧、派手な服装、露出の強い服装は不可。動きやすい服装(スカート不可)で参加。⑤お昼は弁当持参のこと。また、内履きを用意。⑥子どもとの会話の中で知った、学校名、住所、家庭環境などの個人情報は、別の子どもや所外に漏らさない。また、自分の電話番号、住所、メールアドレスを教えない。子どもとの関わりは所内限定。⑦実習・ボランティア期間中に知った情報や子どもとのやりとりの記録を、研究論文(修士論文も含む)に使用しない。⑧背中を叩いたり手を握ったりなどの身体接触は避ける。困った場合は、必ず施設職員に相談する。⑨特定の子どもだけではなく、多くの子どもと公平に接するように心がける。集団での遊びやイベントへの参加を強要しないようにする。褒めるときも、周囲の状況に配慮する。子どもからの要求に過度に応じると密着状態にもなりかねないので、注意。所内でのトラブルのほとんどが、子どもとの距離の取り方に関するものである。⑩施設の出入りの際には必ず挨拶する。⑪トラブルや相談がある場合は、実習担当教員にメールで知らせること。 |
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評価方法 (基準等) | | 10回の実習について毎回レポートを実習担当教員に提出すること。また、実習後に設定するシェアリング授業に基づいて、最終レポートを提出する。基本的には、上記レポートに基づいて評価を行う。実習先での行動などによっては、実習途中であっても「失格」となる場合もある。最終レポートの提出期限は別途指示する。実習への参加態度と提出されたレポートの内容によって評価する。 |
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授業外の学修 (予習・復習) | | 実習前に,学校教育臨床や適応指導教室などについての概論書を読んでおくこと。 また,実習において感じた疑問について,自ら考えたり調べたりする過程が予習・復習となる。 |
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教科書・ 参考書 | | 特に指定しない。実習過程に応じて文献等を紹介する。 |
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参照URL | | |
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質疑応答 | | |
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備考 | | 子どもに「安心して活動できる場所」を提供する。①子どもを支える:「自分のことに関心をもってくれる人がいる」という実感、②子どもの興味・関心を広げる:学習や体験活動への支援、③生き方のモデルとなる:対人関係の改善の支援。 具体的には、何気ない日常会話、一緒に遊ぶ(屋外運動スペースや体育館などで)、学習(勉強を教える補助)を通して、子どもと関わる。また、子どものプライヴァシーを守らなければならない。その他、具体的な関わり合いの中で分からないことが出てきた際は、必ず施設職員に相談すること。 |
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更新日付 | | 2018/02/17 22:15:41 |