サブタイトル | | |
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科目のねらい | | いまやジェンダーの視点は、あらゆる学問分野において、欠かせない分析視角であることが認識されています。ところが宗教研究においては、ジェンダーの視点は「学問的客観性・中立性を欠く」として長く否定されてきました。本講義では、ジェンダーの基本概念を理解し、宗教研究におけるジェンダー視点の必要性と有用性について、最新の研究動向をふまえながら学びます。 |
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到達目標 | | ジェンダーの基本概念を理解し、ジェンダー宗教学の視座から宗教研究をおこなうことができる。宗教とジェンダーをめぐる最新の研究動向について把握できる。 |
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授業の内容・ 計画 | | 【春学期】 1.ガイダンス:本授業の概要 2.ジェンダーの基本概念 3.宗教研究とジェンダー(1) 4.宗教研究とジェンダー(2) 5.仏教とジェンダー(1) 6.仏教とジェンダー(2) 7.キリスト教とジェンダー(1) 8.キリスト教とジェンダー(2) 9.イスラームとジェンダー(1) 10.イスラームとジェンダー(2) 11.ヒンドゥー教とジェンダー(1) 12.ヒンドゥー教とジェンダー(2) 13.日本の宗教とジェンダー(1) 14.日本の宗教とジェンダー(2) 15.まとめ 【秋学期】 1.ガイダンス:本授業の概要 2.文化人類学におけるジェンダー研究 3.『宗教とジェンダーのポリティクス』序章「宗教研究とジェンダー研究の交差点」を読む・討議 4.第1章「フェミニスト人類学がまなざす女性と宗教」を読む・討議 5.第2章「ロマン化されたイメージに抗う」を読む・討議 6.第3章「宗教言説を使う、開く」を読む・討議 7.第4章「宗教と民族の境界を護る、越える」を読む・討議 8.第5章「仏教儀礼を支える、変える」読む・討議 9.第6章「信じること、あてにすること」読む・討議 10.第7章「日常の中の宗教性」読む・討議 11.日本民俗学におけるジェンダー研究(1)問題点 12.日本民俗学におけるジェンダー研究(2)展望 13.日本宗教学におけるジェンダー研究(1)問題点 14.日本宗教学におけるジェンダー研究(2)展望 15.まとめ |
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評価方法 (基準等) | | 授業への取り組み30% 個人発表30% レポート試験40% |
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授業外の学修 (予習・復習) | | 事前に指定教科書および参考書をよく読んでおく。 授業後は授業の内容を整理し、まとめを翌週の授業で提出する。 |
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教科書・ 参考書 | | 田中雅一・川橋範子編著『ジェンダーで学ぶ宗教学』(世界思想社、2007) 川橋範子・小松加代子編著『宗教とジェンダーのポリティクス』(昭和堂、2016) |
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参照URL | | |
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質疑応答 | | 研究室番号:3511(3号館5階) オフィスアワー:火曜日・水曜日・金曜日の1時限目 |
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備考 | | |
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更新日付 | | 2018/02/07 16:17:26 |