開講年度2018
科目名宗教学宗教史学研究(Ⅱ) 講義
(全)開講学科文学研究科宗教学仏教学専攻博士前期課程-2004
文学研究科歴史学専攻博士前期課程-2004
文学研究科英語圏文化専攻博士前期課程-2004
文学研究科日本文化専攻博士前期課程-2004
2018年度文学研究科日本文化専攻博士前期課程
2018年度文学研究科英語圏文化専攻博士前期課程
開講種別通年
対象学年1年
担当者小林 奈央子
単位数4
曜日・時限通年 木曜日 3時限
キャンパス


サブタイトル
宗教とジェンダー 
科目のねらい
いまやジェンダーの視点は、あらゆる学問分野において、欠かせない分析視角であることが認識されています。ところが宗教研究においては、ジェンダーの視点は「学問的客観性・中立性を欠く」として長く否定されてきました。本講義では、ジェンダーの基本概念を理解し、宗教研究におけるジェンダー視点の必要性と有用性について、最新の研究動向をふまえながら学びます。
到達目標
ジェンダーの基本概念を理解し、ジェンダー宗教学の視座から宗教研究をおこなうことができる。宗教とジェンダーをめぐる最新の研究動向について把握できる。
授業の内容・
計画
【春学期】
1.ガイダンス:本授業の概要
2.ジェンダーの基本概念
3.宗教研究とジェンダー(1)
4.宗教研究とジェンダー(2)
5.仏教とジェンダー(1)
6.仏教とジェンダー(2)
7.キリスト教とジェンダー(1)
8.キリスト教とジェンダー(2)
9.イスラームとジェンダー(1)
10.イスラームとジェンダー(2)
11.ヒンドゥー教とジェンダー(1)
12.ヒンドゥー教とジェンダー(2)
13.日本の宗教とジェンダー(1)
14.日本の宗教とジェンダー(2)
15.まとめ
【秋学期】
1.ガイダンス:本授業の概要
2.文化人類学におけるジェンダー研究
3.『宗教とジェンダーのポリティクス』序章「宗教研究とジェンダー研究の交差点」を読む・討議
4.第1章「フェミニスト人類学がまなざす女性と宗教」を読む・討議
5.第2章「ロマン化されたイメージに抗う」を読む・討議
6.第3章「宗教言説を使う、開く」を読む・討議
7.第4章「宗教と民族の境界を護る、越える」を読む・討議
8.第5章「仏教儀礼を支える、変える」読む・討議
9.第6章「信じること、あてにすること」読む・討議
10.第7章「日常の中の宗教性」読む・討議
11.日本民俗学におけるジェンダー研究(1)問題点
12.日本民俗学におけるジェンダー研究(2)展望
13.日本宗教学におけるジェンダー研究(1)問題点
14.日本宗教学におけるジェンダー研究(2)展望
15.まとめ
評価方法
(基準等)
授業への取り組み30%
個人発表30%
レポート試験40%
授業外の学修
(予習・復習)
事前に指定教科書および参考書をよく読んでおく。
授業後は授業の内容を整理し、まとめを翌週の授業で提出する。
教科書・
参考書
田中雅一・川橋範子編著『ジェンダーで学ぶ宗教学』(世界思想社、2007)
川橋範子・小松加代子編著『宗教とジェンダーのポリティクス』(昭和堂、2016)
参照URL
質疑応答
研究室番号:3511(3号館5階)
オフィスアワー:火曜日・水曜日・金曜日の1時限目
備考
画像
ファイル
更新日付2018/02/07 16:17:26