開講年度2018
科目名経営心理学Ⅰ
科目ナンバーM231-238-11
開講種別春学期
対象学年2年
担当者田尾 雅夫
単位数2
曜日・時限春学期 金曜日 2時限
キャンパス名城公園
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
組織(経営体)の中の人間行動について、心理学の立場から考える。Ⅰでは組織の中の人間行動を中心に講じる。
授業の概要
組織(経営体)とは何か。基本的な概念や用語用法について理解を深める。
近い将来、企業や政府(とくに地方自治体)などで働くようになったときに,どのように考え行動すれば快適な職場生活ができるのか、そのための基礎的な知識を伝授したい。たとえば、どのような要因の元で意欲的になるのか。またならないか、病気になったりすることもある。具体的な事例を紹介しながら講義する。
授業の到達
目標
将来的には、就職した後に、意欲的に働けるようになってほしい。当面は、組織の心理学について基礎的な知識を得ることである。なお、講義中に3回ほどの確認クエスチョンを行い、講義終了時に解説する。それ以外に宿題を課す。次回に提出すること。それらの作業を続ければ、基礎的な枠組みが理解できる。理解ができれば、就職の後、職場でも元気に活躍することができる。最終的な目標は、職場で挫折しないことである。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1何を学ぶのか
組織の心理学的な考え方とは何かについて、概要を提示する。
テキストのはじめの部分を必ず読んでおくこと。何を学習したいかを確認してこと、分からないことがあれば、質問を用意しておいてほしい(60分)。分からなかったことをメモにしておいてほしい(30分)。
2組織とは何か
その枠組みについて、その基礎的な概念、意義と方法論について論じたい。
テキスト第1章を読んでおくこと(30分)
宿題を課すので(60分)、仕上げて次回に提出すること。
3オープン・システムとしての組織
組織論の視点から論じる。 ビュロクラシーや企業の社会的効果園などについて述べる。
テキスト第2章を読んでおくこと(30分)
宿題を課すので(60分)、仕上げて次回に提出すること。
4環境適合と戦略
戦略論をヒトの問題から論じる。戦略論の基礎的な知識があるとよいが。
事前に資料を配付するので読んでおくこと(60分)。分からなかったことをメモしておくこと(30分)。
5組織論的な要約1 なぜ組織は必要か 小テストを行うテキストを読み返しておくこと(60分)分からなかったことをメモしておくこと(30分)。
6社会化とキャリア
どのようにして組織のヒトになるか、不適合や退職などの原因などを解明する。
テキスト第3章を読んでおくこと(30分)
宿題を課すので(60分)、仕上げて次回に提出すること。
7モチベーション
なぜ働くのか、さぼるのか、その因果関係を解明する。離職にも理由があることを明らかにする。
テキスト第4章を読んでおくこと(30分)
宿題を課すので(60分)、仕上げて次回に提出すること。
8ストレス
組織でなぜ心身的に異常なことを経験することになるのか。ストレスが高じれば病気になる。
テキスト第5章を読んでおくこと(30分)
宿題を課すので(60分)、仕上げて次回に提出すること。
9組織論的な要約2 ヒトと組織 小テストを行うテキストを読み返しておくこと(60分)分からなかったことをメモしておくこと(30分)。
10人的資源管理
経営にとって必要なヒトはとは何か。どのようにして採用、訓練、適材適所すればよいのか。
事前の配布資料を読んでおくこと(60分)。分からなかったことをメモしておくこと(30分)。
11ジョブデザイン=人間化
モチベーションを強く、ストレスを少なくすくするためにどのようなことができるのか
テキスト第6章を読んでおくこと(30分)
宿題を課すので(60分)、仕上げて次回に提出すること。
12サービス
モノをつくるよりもサービスを提供するマネジメントは難しい。なぜ化について考えたい。
配布資料による予習(30分)。
(秋学期のサービス・マネジメント論の梗概、サービスの心理学を講述)。復習しておくこと(60分)。
13プロフェッショナリズム
専門的に働く人たちがいる。その人たちのモチベーションやストレスを考えたい。
テキスト第7章を読んでおくこと(30分)
宿題を課すので(60分)、仕上げて次回に提出すること。
14組織論的な要約3 ヒトという資源を活用するための方策を考える 小テストを行う事前の配布資料を読んでおくこと(60分)。分からなかったことをメモしておくこと(30分)。
15春学期の概評
組織の中の人間行動について、さらに理解を深めるために、いくつかの参考資料を紹介知る。
不足なところがあれば、確認したい。あるいは一緒に考えてもよい。これまでのメモに従って質疑応答の機会を設けるので活用すること(90分)。
    
16期末試験全体を復習しておくこと。
評価方法・基
準(評価割合)
期末試験70%、小テストを随時行うが30%、
出席を加味する。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『組織の心理学』田尾雅夫有斐閣22004641086311
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『組織論』桑田耕太郎・田尾雅夫有斐閣21004641120498
2.『現代組織論』田尾雅夫勁草書房29009784326602469
参考URL
質疑応答
講義の終了後、機会を設ける
また研究室に来てもよい、歓迎(水、木、金曜日は昼の時間は在室)
備考
テキストは必ず購入して、予習すること(できれば30分)、宿題を課すのでそれの回答に60分くらいはあてること。部分的に「現代組織論」の内容に言及することがある。
なお、大人数の聴講があるので、木曜日と金曜日の2つに分ける。100人を超える程度を目処にしたいが、諸君の都合でどちらを聴講してもよい。内容は同じである。
画像
ファイル
更新日付2018/02/12 12:34:29