開講年度2018
科目名国際経営論Ⅰ
科目ナンバーM231-238-23
開講種別春学期
対象学年2年
担当者丹下 博文
単位数2
曜日・時限春学期 金曜日 3時限
キャンパス名城公園
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
国際経営活動に関する基礎理論の習得と経営の国際化・グローバル化に対する実践力の向上
授業の概要
国際経営論は市場や経済のグローバル化を背景に経営学を学ぶ者にとって必須の重要科目といえる。実際、中部圏は日本における 「モノづくりのメッカ」 と呼ばれるほど製造業が盛んで、例えば自動車産業や機械産業を中心とする輸出産業が活発であるが、最近では大企業だけでなく中堅・中小企業までが海外事業展開を積極化してきている。それに加え、従来は国内市場だけを対象としていた小売業や外食業などの内需型と呼ばれる産業までが海外事業展開を指向するようになってきた。このような昨今の情勢を考慮し、本講座では受講生が実社会に出てからも役立つような国際経営の基礎理論から実践的な知識まで習得できるようにする。さらに社会人となって国際経営やグローバル経営の実務に携わった際に必要となる国際コミュニケーション能力の向上を目指す。
授業の到達
目標
21世紀になり企業経営に関する新しい国際化、さらにグローバル化の時代が到来した。例えば企業経営に関しては少子高齢化による国内市場の縮小傾向を反映し、輸出型企業だけでなく内需型と呼ばれる企業までが国際事業展開を指向するようになってきた。さらに中堅企業や中小企業までが国際化を余儀なくされているのが実情である。このような時代の潮流を背景に、本講座を受講することによって国際経営活動に関する基礎理論を習得し実践力を向上させることができる。つまり、教科書だけでなく配布プリントやDVD教材なども多く使いることによって、企業経営の国際化、さらにはグローバル化の動向を具体的かつ体系的に学習することができる。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1オリエンテーション : 本講座の意義と経営学における位置づけ、およびその学習法や研究調査手法の解説授業時間外学習
予習 : シラバスによる授業内容の確認 (90)
復習 : 授業による指摘事項の再確認 (90)
2国際経営論の歴史的経緯 : 企業経営の分野において国際経営論が重要になってきた歴史的な経緯と背景授業時間外学習
予習 : 教科書を読んで課題を把握 (90)
復習 : 授業による指摘事項の再確認 (90) 
3国際経営活動の実態と課題 : 国際経営の現状と課題の分析およびそれらに対するソリューションの考察授業時間外学習
予習 : 教科書を読んで課題を把握 (90)
復習 : 授業による指摘事項の再確認 (90) 
4国際経営戦略の学問的な体系 : 国際経営戦略の策定にかかわる基礎的および応用的な知識と体系の習得授業時間外学習
予習 : 教科書を読んで課題を把握 (90)
復習 : 授業による指摘事項の再確認 (90) 
5国際経営からグローバル経営の時代へ : 企業経営における国際化とグローバル化の相違点と発展段階授業時間外学習
予習 : 教科書を読んで課題を把握 (90)
復習 : 授業による指摘事項の再確認 (90) 
6国際経営における産業空洞化の発生 : 経営国際化にともなう負の側面としての産業空洞化現象への対応策授業時間外学習
予習 : 教科書を読んで課題を把握 (90)
復習 : 授業による指摘事項の再確認 (90) 
7国際経営と貿易との関連性 : 輸出入という国際取引を行なう貿易と国際経営との密接な関連性に関する考察授業時間外学習
予習 : 教科書を読んで課題を把握 (90)
復習 : 授業による指摘事項の再確認 (90) 
8国際経営とサービス産業 : 製造業とともに最近注目されるようになった非製造業に当たるサービス産業、特に流通業などにおける経営の国際化授業時間外学習
予習 : 教科書を読んで課題を把握 (90)
復習 : 授業による指摘事項の再確認 (90) 
9日本企業の国際経営 : 日本企業における国際経営に関する最新の重要事例に関する研究授業時間外学習
予習 : 教科書を読んで課題を把握 (90)
復習 : 授業による指摘事項の再確認 (90) 
10米国企業の国際経営 : 国際経営が最も進んでいる米国企業における国際経営に関する最新の重要事例に関する研究授業時間外学習
予習 : 教科書を読んで課題を把握 (90)
復習 : 授業による指摘事項の再確認 (90 
11欧州企業の国際経営 : 欧州企業における国際経営に関する最新の重要事例に関する研究授業時間外学習
予習 : 教科書を読んで課題を把握 (90)
復習 : 授業による指摘事項の再確認 (90) 
12アジア企業の国際経営 : 東南アジアなどの主要企業における国際経営に関する最新事例の研究授業時間外学習
予習 : 教科書を読んで課題を把握 (90)
復習 : 授業による指摘事項の再確認 (90) 
13新興国企業の国際経営 : 中国やインドなど経済成長の著しい新興国における国際経営に関する最新事例の研究授業時間外学習
予習 : 教科書を読んで課題を把握 (90)
復習 : 授業による指摘事項の再確認 (90) 
14中堅・中小企業などにおける国際経営 : 中堅・中小企業、さらにベンチャー企業までが国際事業展開をしなければならない情勢の分析と対策授業時間外学習
予習 : 教科書を読んで課題を把握 (90)
復習 : 授業による指摘事項の再確認 (90) 
1521世紀の新しい国際経営論 : 経済や市場のグローバル化にともなう国際経営の進化と変革授業時間外学習
予習 : 教科書を読んで最終的な把握 (90)
復習 : 授業による指摘事項の再確認 (90)
    
16定期試験 (定期試験期間中に実施)
評価方法・基
準(評価割合)
定期試験 (60%)、 授業への参加態度など (40%)
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『授業中に指示する。』
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『授業中に指示する。』
参考URL
1.授業中に指示する。
質疑応答
質問や相談等がある際は、水曜日、木曜日、金曜日のお昼休みのオフィスアワー(12:30~13:00)に丹下博文研究室(アガルスタワー 8階 2820室)を遠慮なく訪問するか連絡すること。
備考
21世紀の現代は企業の規模や業種を問わず、いかなる企業にとっても国際化やグローバル化が必須の重要な経営戦略となってきた。そこで本講座は就職活動 (就活) にも役立つよう、教科書に加えて配布資料やDVD教材を活用し分かりやすく授業を展開するので、経営学部の学生は国際マーケティング論(春学期)や国際経営論Ⅱ(秋学期)、さらに多国籍企業論(秋学期)とともに全員が必ず受講するようすすめたい。なお、予習と復習における教科書の範囲は毎回の授業の際に指摘する。
画像
ファイル
更新日付2018/02/15 12:17:59