開講年度2018
科目名教養セミナーⅢ
科目ナンバーB232-841-03
開講種別春学期
対象学年2年
担当者文 嬉眞
単位数1
曜日・時限春学期 木曜日 3時限
キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
異文化・自国文化を考えよう!
授業の概要
 本講義は異文化理解を解明する際に、まず「文化」特に「日本文化」に焦点を合わせて考察する。その作業を通して受講者の文化概念への理解を深める。その後、現代社会における異文化を理解するとはどういう意味なのか、またそれを可能にするには何が必要なのかを具体的に捉え直せるようにすることを、そのねらいとしている。
授業の到達
目標
 本講義では、「真の異文化理解とは何か」をテーマにし、自分の常識は他人にも常識であるのか、あるいは日本の常識は世界の常識であるのかをとりあげ、「異なる」ことへの楽しさまたは難しさを考える。特に、「異文化としての日本文化」を取り上げ、外国人(見る側)が日本という異文化(見られる側の文化)と直接接触した際、それをどのように評価(表現)・認識したかを考察する。その考察から外国人(見る側)がもつ「文化」を分析することができる。すなわち、これらの比較分析作業によって、異文化を理解し、自国文化を再認識することをその目標とする。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1・ガイダンス:授業内容および方針の説明
・異文化に対するアンケート実施
・シラバスを読み本授業内容をあらかじめ把握する(20)
・授業全体について確認(20)
2・異文化のアンケート結果説明と意見交換・異文化について各自確認(30)
3・「文化」項目作成
・文化とは何か
・文化の進化論・伝播論・統合論について
・「文化」について各自確認(30)
・各自の異文化体験談作成(20)
4・「異文化理解の理論と方法」について
・異文化体験談の事例紹介
・「異文化理解の理論と方法」(配布プリント)について各自確認(30)
5・世界の古地図に表れる「日本」
・マルコポーロについて
・マルコポーロについて各自確認(30)
6・マルコポーロ『東方見聞録2』(1)ー「174チパング島」について・『東方見聞録2』「チパング島」(配布プリント)各自確認(30)
7・マルコポーロ『東方見聞録2』(2)ー「176偶像教徒のいろいろ」について・『東方見聞録2』「偶像教徒のいろいろ」(配布プリント)各自確認(30)
8・中世ヨーロッパの社会と生活文化について
・ルイスフロイスについて
・中世ヨーロッパについて各自確認(30)
9・ルイスフロイス『日欧文化比較』(1)ー「第2章女性とその風貌、風習について」・『日欧文化比較』「第2章女性とその風貌、風習について」(配布プリント)各自確認(30)
10・ルイスフロイス『日欧文化比較』(2)ー』「第6章日本人の食事と飲酒の仕方」について・『日欧文化比較』「第6章日本人の食事と飲酒の仕方」(配布プリント)各自確認(30)
11・申叔舟『海東諸国紀』ー「日本国俗」について・『海東諸国紀』「日本国俗」(配布プリント)各自確認(30)
12・フランソア カロン『日本大王国志』ー「日本と日本人」について・『日本大王国志』」(配布プリント)各自確認(30)
13・イザバラ バード『日本奥地紀行』(1)ー「日本の東北地方と日本人」について・『日本奥地紀行』(配布プリント)各自確認(30)
14・イザバラ バード『日本奥地紀行』(2)ー「北海道のアイヌ人」について・『日本奥地紀行』(配布プリント)各自確認(30)
15・「異文化」としての「日本文化」とは
・春学期のまとめ
・課題レポートの提出
・課題レポート作成(120)
    
評価方法・基
準(評価割合)
授業参加度(30%)、課題物提出(20%)、レポート(50%)で評価する。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『授業中資料を配付する』
参考書
  ・
参考資料
参考URL
質疑応答
オフィスアワーの際に、日進キャンパス2号館3階研究室(2327号室)で質疑を受け付ける。
備考
研究室は2号館3階(2327室)にあります。オフィスアワー、連絡方法については最初の講義の際に指示します。
画像
ファイル
更新日付2018/02/19 13:51:01