開講年度2018
科目名(◆:実務経験のある教員による
      授業科目)
薬品合成化学
科目ナンバーA311-471-10
開講学科医療薬学科6年コース 2015年度以降入学
(全)開講学科医療薬学科6年コース 2015年度以降入学
医療薬学科6年コース 2011-2014年度入学
医療薬学科6年コース 2006-2010年度入学
部門専門  
対象学年3年
開講種別春学期
曜日・時限・教室春学期 金曜日 2時限 204
単位数1
必修・選択必修
授業形態講義
担当者(所属講座)安池 修之.松村 実生(薬化学)
使用言語
最も関連のあるディプロマポリシー
項目


授業の概要
日本薬局方収載医薬品の多くは有機化合物である。それらは天然物を直接利用する場合を除いて、簡単な構造の有機化合物を出発原料に用いて、主に有機化学的な手法を用いて、多段階工程で合成されている。本講義では有機化学を反応別に学び、医薬品の合成にどの様に利用され、応用されているかを知る。また、有機化合物の構造決定は医薬品の合成過程で極めて重要な位置を占める.NMR ,MSおよびIRなどの各種機器スペクトルから得られる情報を基に有機化合物の構造決定方法を理解し,解析できるようにする。医薬品の構造、物性、合成法を系統的に学習することで、創薬における有機化学が占める重要な役割を理解する。
授業の到達目標
医薬品の合成過程に利用される有機合成反応や試薬と構造決定のためのスペクトル解析化学に関する基礎事項を修得し、理解しながら、身に付けた知識を応用できることを目標とする。
準備学習(予習・復習など)
受講前にシラバスに記載されている授業内容を確認し,教科書ならびに配布資料を利用して予習をすること。受講後は、教科書、プリント、ノートを利用して復習し、内容を理解すること。
授業計画
授業の内容SBOコード
1有機化合物の構造決定(1): 赤外吸収スペクトル・紫外可視吸収スペクトルより得られる情報を説明でき、帰属することができる。C3-(4)-②-1, C3-(4)-②-2, アドバンスト
2有機化合物の構造決定(2):NMRスペクトルより得られる情報(化学シフト、積分値、カップリング)を説明できる。C3-(4)-①-1, C3-(4)-①-2, C3-(4)-①-3, C3-(4)-①-4
3有機化合物の構造決定(3):NMRスペクトルを解析でき、構造決定することができる。C3-(4)-①-5
4有機化合物の構造決定(4):MSスペクトルのイオン化法、ピークの種類を説明できる。C3-(4)-③-1, C3-(4)-③-2, C3-(4)-③-3,
5有機化合物の構造決定(5):MSスペクトルを解析できる。C3-(4)-③-4
6有機化合物の構造決定(6):代表的な機器分析法を用いて、代表的な化合物の構造決定ができるC3-(4)-④-1
7官能基の導入・変換(1):医薬品合成における付加反応について説明できる。C3-(2)-②-1, C3-(3)-④-1, アドバンスト
8官能基の導入・変換(2):医薬品合成における酸化・還元反応について説明できる。C3-(2)-②-2,アドバンスト
9官能基の導入・変換(3):医薬品合成における芳香族置換反応について説明できる。C3-(2)-③-3, C3-(2)-③-5, アドバンスト
10官能基の導入・変換(4):医薬品合成における代表的な炭素―炭素結合形成反応について説明できる(1)。C3-(3)-④-1, C3-(3)-③-2, C3-(3)-④-2, C3-(3)-④-3,アドバンスト
11官能基の導入・変換(5):医薬品合成における代表的な炭素―炭素結合形成反応について説明できる(2)。C3-(3)-④-3, アドバンスト
12官能基の導入・変換(6):医薬品合成における代表的な炭素―炭素結合形成反応について説明できる(3)。C3-(3)-③-1, C3-(3)-⑤-1, C3-(3)-⑦-2, アドバンスト
13代表的な医薬品合成法を説明できる。C3-(1)-①-9, アドバンスト
授業の方法・方略
教科書、プリント、パワーポイントを利用して講義を行なう。
成績評価及び
フィードバック方法
定期試験(100%)
教科書
パートナー薬品製造学第2版(南江堂)
参考書
オフィスアワー
薬学部事務室、薬学部棟2階掲示板等にオフィスアワー、居室番号についての情報があるので確認してください。
参照ホーム
ページ
画像
ファイル
更新日付2018/02/08 17:09:20