開講年度2018
科目名(◆:実務経験のある教員による
      授業科目)
製剤学
科目ナンバーA311-472-10
開講学科医療薬学科6年コース 2015年度以降入学
(全)開講学科医療薬学科6年コース 2015年度以降入学
医療薬学科6年コース 2011-2014年度入学
医療薬学科6年コース 2006-2010年度入学
部門専門  
対象学年3年
開講種別春学期
曜日・時限・教室春学期 火曜日 1時限 204
単位数1
必修・選択必修
授業形態講義
担当者(所属講座)山本 浩充(製剤学)
使用言語
最も関連のあるディプロマポリシー
項目


授業の概要
医薬品の有効性、安全性、信頼の高い、高品質な製剤を設計するためには、製剤材料の性質と物性を理解する必要がある。調剤など薬剤師業務と直接関わり合うような粉体の特性や薬の溶けるメカニズム、またその制御方法について解説する。また、日本薬局方第17改正に収載されている各種製剤の特徴や製法、添加剤、製剤に課せられる試験法について説明する。製剤学では、医薬品の適正使用を通じて医療の発展に貢献できるようにする。
授業の到達目標
製剤の性質を理解するために、薬物と製剤材料の物性に関する基本的事項を修得し、説明できる。
製剤の種類に関する基本的事項を修得し、説明できる。
準備学習(予習・復習など)
授業内容に関連する教科書の該当箇所を予習すること。講義内容、教科書、配布プリントをまとめ、復習すること。
授業計画
授業の内容SBOコード
1概論、製剤総則 製剤学で何を学ぶのかについて、日本薬局方の基本的概念と一般総則、製剤総則について講義する。B-(2)-②-8, E1-(4)-1, E4-(1)-②-1,2,5, E5-(2)-①-1, E5-(2)-③-1
2粉体の科学 粉体の一次物性について、それぞれの特性を説明できると共に、それぞれの測定法などが列挙できる。C2-(4)-⑤-1,2, E5-(1)-①-1,2
3粉体の二次物性(流動性・充填性など)、ぬれ、吸湿性について、それぞれの特性を説明できると共に、それぞれの測定法などが列挙できる。E5-(1)-①-1,2
4粘度とレオロジー1 液体の流動現象ならびに粘度の概念が説明できる。E5-(1)-②-1,2
5粘度とレオロジー2 さまざまな流体を分類とその特徴を説明できる。物質の粘弾性について説明できる。E5-(1)-②-1,2
6コロイド化学 コロイドの概念と性質、コロイドの安定性とDLVO理論を説明できる。E5-(1)-③-2,3,4
7経口投与する固形製剤(散剤、顆粒剤、錠剤、カプセル剤)の製剤総則、製造プロセス、製剤試験法を説明できる。1
容器と包装 包装、容器の種類、製剤の包装について説明できる。
E4-(1)-②-1,5, E5-(1)-①-3, E5-(1)-④-1,3, E5-(2)-①-1,2, E5-(2)-②-1,3,4, E5-(2)-③-1
8経口投与する固形製剤(散剤、顆粒剤、錠剤、カプセル剤)の製剤総則、製造プロセス、製剤試験法を説明できる。2E5-(1)-④-1,3, E5-(2)-①-1,2, E5-(2)-②-1,3,4
9固形製剤に利用される添加剤の性質について説明できる。E5-(2)-②-1, E5-(1)-④-1,3
10注射により投与する製剤・透析に用いる製剤について、滅菌法、無菌操作などを理解する。注射剤、透析用剤に用いられる添加剤について説明できる。
目に投与する製剤(点眼剤、眼軟膏剤)について説明できる。
E4-(1)-②-2, E5-(1)-④-1, E5-(2)-①-3,4,6, E5-(2)-②-1,4, E5-(3)-②-2,3
11注射剤や点眼剤などの調製に必要となる、等張化について理解し、等張化に必要な添加剤の添加量が計算できる。C1-(2)-⑥-1, E5-(2)-②-1
12気管支・肺に適用する製剤(吸入粉末剤、吸入液剤、吸入エアゾール剤)・鼻に投与する製剤、直腸に投与する製剤について説明できる。E5-(2)-①-3
13皮膚などに適用する製剤(固形製剤、液状製剤、半固形製剤)・その他の製剤について説明できる。E5-(2)-①-5
授業の方法・方略
講義(製剤工学では、教科書、配付資料を基に講義形式で行う。)・小テスト(授業前後に実施)
成績評価及び
フィードバック方法
中間試験(40%), 定期試験(90%)、小テスト(10%)
教科書
最新製剤学(廣川書店)
参考書
日本薬局方解説書(廣川書店)、HANDY INTELLIGENCE 日本薬局方(京都廣川)
オフィスアワー
薬学部事務室、薬学部棟2階掲示板等にオフィスアワー、居室番号についての情報があるので確認してください。
参照ホーム
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更新日付2018/02/08 15:55:57