開講年度2018
科目名(◆:実務経験のある教員による
      授業科目)
食品衛生・栄養学
科目ナンバーA411-473-10
開講学科医療薬学科6年コース 2011-2014年度入学
(全)開講学科医療薬学科6年コース 2015年度以降入学
医療薬学科6年コース 2011-2014年度入学
医療薬学科6年コース 2006-2010年度入学
部門専門  
対象学年4年
開講種別春学期
曜日・時限・教室春学期 月曜日 2時限 206
単位数1
必修・選択必修
授業形態講義
担当者(所属講座)佐藤 雅彦.李 辰竜.徳本 真紀(衛生薬学)
使用言語
最も関連のあるディプロマポリシー
項目


授業の概要
 ヒトの健康の維持・増進あるいは疾病予防のためには、栄養素や食品衛生についての深い理解と知識が必要とされる。 本講義では、健康維持に必要な五大栄養素(糖質、脂質、タンパク質、ビタミン、無機質)の化学、消化吸収、生理的役割について栄養学的観点から修得する。併せて、栄養素の代謝や保健機能食品に関する知識を修得する。また、食品の変質、食中毒、食品添加物、食品汚染物質などの食品衛生に関連した事項を中心に食品の安全性と衛生管理についての知識を修得する。
授業の到達目標
 本講義を通して、食生活が健康に与える影響を科学的に理解するために、栄養と食品機能、食品衛生に関する基本的事項を修得することを目標とする。さらに、本講義を通して、「ヒトの健康と食品」に関する倫理観を身につけることを目標とする。
準備学習(予習・復習など)
 各授業内容を教科書を用いて予習する。授業後は、授業内容をよく整理するとともに、教科書内演習問題およびまとめを利用して復習をする。
授業計画
授業の内容SBOコード
1三大栄養素の栄養化学 〔佐藤〕
三大栄養素(糖質、脂質、タンパク質)の栄養化学的な役割について修得する。
D1-(3)-①-1
2ビタミン・無機質 〔徳本〕
ビタミンおよび無機質の栄養化学的な役割について修得する。さらに、ビタミンおよび無機質の過不足による健康影響についても習得する。
D1-(3)-①-1,7, C6-(2)-⑥-1, C6-(2)-⑦-1
3栄養素の利用 〔徳本〕
栄養素の消化・吸収・代謝について修得する。
D1-(3)-①-2
4エネルギー代謝 〔佐藤〕
利用エネルギー、基礎代謝量、呼吸商および推定エネルギー必要量などについて修得する。
D1-(3)-①-5
5栄養価と食事摂取基準〔佐藤〕
三大栄養素の栄養価について習得するとともに、日本人の食事摂取基準についても修得する。
D1-(3)-①-3,6
6栄養素と疾病 〔佐藤〕
栄養素の過不足による主な疾病を習得するとともに、疾病治療における栄養素の役割についても修得する。
D1-(3)-①-7,8
7食品の変質・保存法 〔李〕
食品の変質(腐敗、褐変、変敗)機構、および食品の変質を防止する方法について修得する。
D1-(3)-②-1,2,3
8食品添加物 〔李〕
食品添加物の種類とそれらの作用について修得する。
D1-(3)-②-5
9食品成分と保健機能食品 〔佐藤〕
五大栄養素以外の食品成分の役割や、特別用途食品および保健機能食品について修得する。さらに、食品成分由来の発がん性物質についても習得する。
D1-(3)-①-4, D1-(3)-②-4,6
10食中毒統計と食中毒 〔佐藤〕
食中毒統計の推移、および食中毒の原因や症状などについて修得する。特に、自然毒とカビ毒については原因物質や作用機構についても習得する。
D1-(3)-③-1,2,3
11化学物質による食品汚染 〔佐藤〕
食品汚染を引き起こす化学物質を習得するとともに、それらのヒトへの健康影響についても修得する。
D1-(3)-③-3
12食品公害 〔佐藤〕
わが国の食品公害の歴史について理解を深めることで、ヒトの健康における食品の関わり(食品の安全性)を習得する。
アドバンスト
13食品偽装と倫理 〔佐藤〕
食品偽装事例の検証を通して、「ヒトの健康と食品」に関する倫理観を身につける。
D1-(3)-②-7, アドバンスト
授業の方法・方略
 教科書を中心にスライドやプリントを用いて食品衛生に関する最新情報を提供しながら講義を行う。また、食品公害や食品偽装の事例については、映像資料やスライドを活用して講義する。
成績評価及び
フィードバック方法
定期試験(90%)、レポート(10%)
教科書
コンパス衛生薬学 改訂第2版(南江堂)
参考書
オフィスアワー
薬学部事務室、薬学部棟2階掲示板等にオフィスアワー、居室番号についての情報があるので確認してください。
参照ホーム
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更新日付2018/02/08 15:16:09