開講年度2018
科目名(◆:実務経験のある教員による
      授業科目)
基礎薬物動態学
科目ナンバーA311-476-10
開講学科医療薬学科6年コース 2006-2010年度入学
(全)開講学科医療薬学科6年コース 2015年度以降入学
医療薬学科6年コース 2011-2014年度入学
医療薬学科6年コース 2006-2010年度入学
部門専門  
対象学年3年
開講種別春学期
曜日・時限・教室春学期 火曜日 2時限 204
単位数1
必修・選択必修
授業形態講義
担当者(所属講座)鍋倉 智裕.川嵜 達也(薬剤学)
使用言語
最も関連のあるディプロマポリシー
項目


授業の概要
 薬物の生体内運命を理解するために、吸収、分布、代謝、排泄の過程に関する基本的知識とそれらを解析するための基本的技能を修得する。
 薬効や副作用を体内の薬物動態から定量的に理解できるようになるために、薬物動態の理論的解析に関する基本的知識と技能を修得する。
 本科目「基礎薬物動態学」では、薬物の分布および排泄について、ならびに急速静注・点滴静注・繰り返し静注時の薬物動態の解析について修得する。
授業の到達目標
 薬物の分布および排泄について説明できる。急速静注・点滴静注・繰り返し静注時の薬物動態の解析ができる。
準備学習(予習・復習など)
 受講前にシラバスに記載されている到達目標について、教科書の該当箇所に目を通して予習すること。受講後は、教科書、プリント、ノートを読み返して復習すること。
授業計画
授業の内容SBOコード
1薬の運命
 薬物の体内動態(吸収、分布、代謝、排泄)と薬効・毒性発現について理解する。
E1-(1)-①-1,6, E1-(4)-1
2生体膜の構造と透過機構(1)
 生体膜の構造と特徴について理解する。
E4-(1)-①-1
3生体膜の構造と透過機構(2)
 受動輸送機構、能動輸送機構、薬物トランスポータについて理解する。
E4-(1)-①-1,2, E3-(3)-①-2
4薬物の分布(1)
 薬物の脳・胎児への移行、血液脳関門、血液胎盤関門について理解する。
E4-(1)-③-4,5, E3-(3)-④-2, E1-(1)-①-7
5薬物の分布(2)
 薬物の組織分布とその支配要因、薬物のタンパク結合について理解する。
E4-(1)-③-1,2,3,6, E3-(3)-②-1,2, E3-(3)-④-2
6薬物の排泄(1)
 薬物の腎排泄機構について理解する。
E4-(1)-⑤-1,2,3,5, E1-(1)-①-6
7薬物の排泄(2)
 腎クリアランスについて理解する。
E4-(1)-⑤-1,2,3,5, E3-(3)-②-2, E3-(3)-③-1
8薬物の排泄(3)
 薬物の胆汁中排泄、腸肝循環、その他(唾液等)からの排泄について理解する。
E4-(1)-⑤-4,5, E3-(3)-③-2
9急速静脈内投与(1)
 線形1-コンパートメントモデル急速静注のモデルから式の導出ができる。
E4-(2)-①-1,2
10急速静脈内投与(2)
 尿排泄データの解析ができる。
E4-(2)-①-1,2
11急速静脈内投与(3)
 線形1-コンパートメントモデル急速静注の問題演習
E4-(2)-①-1,2
12点滴静脈内投与
 点滴静注のモデルから式の導出、点滴静注の問題演習
E4-(2)-①-1,2
13繰り返し投与
 繰り返し静注のモデルから式の導出ができる。
E4-(2)-①-1,2
授業の方法・方略
口述講義と問題演習。問題演習および小テストを毎回実施する。
成績評価及び
フィードバック方法
定期試験(100%)
教科書
NEWパワーブック生物薬剤学第3版(廣川書店)
参考書
コンパス薬物速度論演習(南江堂)
オフィスアワー
薬学部事務室、薬学部棟2階掲示板等にオフィスアワー、居室番号についての情報があるので確認してください。
参照ホーム
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更新日付2018/02/05 18:21:38