開講年度2018
科目名児童サービス論
科目ナンバーL311-902-06
開講種別春学期集中
対象学年3年
担当者二宮 克美
単位数2
曜日・時限春学期集中 その他 集中
キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
児童の図書カウンセラーを目指す
授業の概要
図書館員(ライブラリアン)として児童サービスが行えるようになることがねらいです。
児童を対象とする各種サービス、児童室の運営や児童図書について、児童心理学の知識を基礎として総合的に解説します。
 読み聞かせの実践、紙芝居の実技、ブックトークなどを受講者自らが行います。
授業の到達
目標
児童図書室の運営ができる。
読み聞かせの実践ができる。
「紙芝居」を演じることができる。
利用者の年齢に応じたブックトークができる。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1「イントロダクション」:授業方針・概要の説明
〇児童サービスの意義・目標、児童サービスの構成要素について解説します。
【予習】シラバスを読み本講義内容をあらかじめ把握する(30)。
【復習】受業全体について確認(30)。
2「児童図書館員の役割と仕事」
〇児童図書館員の役割と仕事について解説します。
・児童図書館学の5原則
【予習】地元の図書館を見学し、感想を発表できるよう準備する(90)。
【復習】児童図書館員の役割と仕事についての知識の整理と確認(30)。
3「言葉の発達、読解力の発達」
〇言葉の発達過程を詳しく解説します。
【予習】言葉の発達についての調べ学習(30)。
【復習】言葉の発達過程についての知識の整理と確認(30)。
4「読書能力の発達・読書興味の発達」
〇読書能力ならびに読書興味の発達段階について詳しく解説します。
【予習】各自の発達過程における読書興味の変化について発表できるよう準備する(30)。
【復習】読書能力ならびに読書興味の発達についての知識の整理と確認(30)。
5「児童への読書指導」
〇読み聞かせ・ブックトークについて解説します。
【予習】「ぐりとぐら」を読み聞かせできるように下読みをしてくる(30)。
【復習】児童の読書指導についての知識の整理と確認(30)。
6「青少年の読書活動」
〇読書世論調査の動向について、データを基に解説します。
【予習】ブックートークができるように準備しておく(30)。
【復習】青少年の読書活動についての知識の整理と確認(30)。
7「児童サービスの実際と技術」(1)
〇読書会の運営についてについて説明します。
【予習】読書会の運営について、あらかじめ調べておく(30)。
【復習】読書会の運営についての知識の整理と確認(30)。
8「児童サービスの実際と技術」(2)
〇読み聞かせ・紙芝居の実習をします。
【予習】「紙芝居」の下読みをしてくる(60)。
【復習】「紙芝居」の仕方についての知識の整理と確認(30)。
9「「児童サービスの実際と技術」(3)
〇フロアワーク、レファランスワークについて解説します。
【予習】レファランスワークについて、あらかじめ調べておく(30)。
【復習】フロアワーク、レファランスワークについての知識の整理と確認(30)。
10「児童青少年の資料の種類」
〇資料について詳しく説明します。
【予習】図書関連資料についてあらかじめ調べておく(30)。
【復習】資料についての知識の整理と確認(30)。
11「児童青少年の資料の選択と収集方針」
〇資料の選択と収集について説明します。
【予習】資料の選択と収集方針についてあらかじめ調べておく(30)。
【復習】資料の選択と収集についての知識の整理と確認(30)。
12「ヤングアダルト・サービス」
〇ヤングアダルトに対するサービスについて解説します。
【予習】ヤングアダルトに対するサービスについてあらかじめ調べておく(30)。
【復習】ヤングアダルトに対するサービスについての知識の整理と確認(30)。
13「子どもの読書と学校・地域社会」
〇学校図書館ならびに地域社会における図書関連施設について解説します。
【予習】地域社会の図書関連施設を調べておく(30)。
【復習】子どもの読書と学校・地域社会についての知識の整理と確認(30)。
14「公共図書館による連携のあり方」
〇公共図書館の連携について解説します。
【予習】公共図書館の連携について、あらかじめ調べておく(30)。
【復習】公共図書館の連携についての知識の整理と確認(30)。
15「児童サービス論のまとめ」
〇質問に答える形で、知識・技術の整理
【予習】児童サービス全体についてわからないところを書き出しておく(30)。
【復習】児童サービス全体の知識の整理と確認(30)。
    
16定期試験定期試験勉強
評価方法・基
準(評価割合)
試験の成績(70%)、中間レポート(15%)、授業への貢献度(15%)などを勘案して、総合的に評価します。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『使用しない』
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『新現代図書館学講座12「児童サービス論」』辰巳義幸(編著)東京書籍2,0009784487714827
2.『現代図書館情報学シリーズ6「児童サービス論」』植松貞夫・鈴木佳苗(編著)樹村房2,1609784883672066
3.『JLA図書館情報学シリーズⅢ「児童サービス論」』堀川照代(編著)日本図書協会1,9009784820413158
参考URL
質疑応答
研究室:G616
オフィスアワー:火曜日・木曜日の昼休み(メールで事前にアポイントを取って下さい)
備考
「司書」という資格取得に必修の科目なので、出席のチェックは厳しい。相当の覚悟で受講して下さい。地域の図書館を事前に見学し、その様子を必ず紙面で報告して下さい。
画像
ファイル
更新日付2018/01/10 10:18:47