開講年度2018
科目名図書館情報技術論
科目ナンバーL211-902-02
開講種別春学期集中
対象学年2年
担当者清水 和美
単位数2
曜日・時限春学期集中 その他 集中
キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
図書も電子媒体へ
授業の概要
最近のコンピュータ技術の発達と通信基盤の高速・大容量化により各種メディアのデジタル素材への移行には目覚ましいものがあります。アナログ情報の典型である図書・雑誌の分野においても、コンピュータが介在する利用形態が出現し始めました。本科目では図書館業務に必要となる基礎的な情報技術を修得するために、コンピュータ・情報端末機器等の基礎、図書館業務システム、データベースシステム、各種メディアのデジタル化、図書に係る電子媒体等について学習します。また、必要に応じ理解を深めるための演習を行います。
授業の到達
目標
・情報化の進展に対応した図書館の役割を理解する
・図書館の業務やサービスの基礎となる情報通信技術の知識及び運用に必要となる事項を修得する
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1「ガイダンス」:授業内容・進め方の理解
「IT(情報通信技術と図書館)と社会・図書館」
〇ITの図書館業務の関りを理解する
【予習】シラバスにより授業内容をあらかじめ把握する(20)
2「各種メディアのデジタル化」
〇各種の情報機器で用いられるデジタル情報の仕組みを知る
3「図書資料の情報化とその評価」
〇デジタル化された文字・画像情報と図書資料との差異を理解する
4「コンピュータの仕組み」
〇図書館業務で用いるコンピュータの仕組みを知り、有効な使用方法を理解する
【復習】演習課題を含め、授業の内容・進め方について理解・確認する(180)
5「コンピュータの特性」
〇コンピュータの仕様・特性から適切な機器選択が出来る
【予習】配布テキストにより授業内容をあらかじめ把握する(60)
6「情報端末技術(1)」
〇プリンタ、モニタの仕様を理解する
7「情報端末技術(2)」
〇バーコードリーダー、スキャナーの使い方他を理解する
8「データベースシステムの概要」
〇図書検索ダータベースを例に、システム構成及び構築手順について理解する
【復習】演習課題を含め、授業の内容・進め方について理解・確認する(180)
9「データベースの検索」
〇データベース検索と手順を理解し、市民の要望に適切に応える知識を得る
【予習】配布テキストにより授業内容をあらかじめ把握する(60)
10「LAN(ローカルエリアネットワーク)の概要」
〇図書館内の情報ネットワークであるLANの仕組み・利点を理解する
11「インターネットの仕組み」
〇インターネットの仕組みと図書館業務との関連を理解する
12「Webページの作成演習」
〇Webページ記述の基本を理解する。電子図書館を例としたコンテンツ構成を検討する
【復習】演習課題を含め、授業の内容・進め方について理解・確認する(180)
13「小規模な電子図書館の構築」
〇地域の図書館で電子図書館を構築する手順を理解する
【予習】配布テキストにより授業内容をあらかじめ把握する(60)
14「図書館の情報化と著作権・セキュリティ・管理技術」
〇電子図書館を運営する際の手順と留意事項を知る
15「電子書籍の最新動向と図書館の役割、まとめ」
〇パソコン/スマホ/パソコンを利用端末とする電子書籍の動向と課題
    
評価方法・基
準(評価割合)
定期試験:100点満点、ミニテスト:ミニテスト(3回)の合計点、中間課題:中間課題(2回)の合計点
評価の配分は、定期試験60%、ミニテスト15%、中間課題25%
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『最初の授業時にプリント配布』
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『図書館情報技術論』杉本重雄樹書房2000978-4-88367-203-5
2.『図書館と情報技術』岡紀子樹書房2100978-4-88367-224-0
3.『電子図書館』長尾真岩波書店1500978-4-00-005703-5
4.『デジタル環境と図書館の未来』細野公男日外アソシエーツ2500978-4-8169-2589-4
参考URL
質疑応答
研究室G509室
オフィスアワー:金曜11~13時
備考
本授業は集中講義であり、効率よく授業進行を図ります。そのため授業前には必ずプリントに目を通し、授業後には指示する課題を必ず回答すること。
画像
ファイル
更新日付2018/02/05 14:16:12