開講年度2018
科目名地理歴史科教育法Ⅰ
科目ナンバーL321-274-15
開講種別春学期
対象学年3年
担当者山田 孝
単位数2
曜日・時限春学期 金曜日 5時限
キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
地歴科教員として必要な知識・技能を身につけ、授業の構成力と実践力を高める
授業の概要
高等学校地歴科の歴史を学習指導要領の変遷から学び、地歴科の構成原理と理念を理解します。指導原理を学び、模擬授業を行うことにより、授業実践力を高めます。また、他者の模擬授業を観察することにより、自己の授業改善のための視点も養います。グループワークを通じて、「教員集団」として成長していく過程も学びたいと考えています。
授業の到達
目標
高等学校地理歴科の基本理念や目標、評価法について学ぶ。
実践力を高めるため、グループワークを中心にプレゼンテーションや模擬授業に取り組む。実践形式の模擬授業では、授業の構成力や授業技術の向上を目指す。「主体的・対話的で深い学び」を実現するための学習指導案を完成させることができる。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1ガイダンス:授業の概要と方針の説明
歴史教育の理念から、地歴科科教員としての「あり方」について考える。どんな地歴科教員になりたいか、授業中に意見を求めます。
【予習】シラバスを確認して、内容を把握しておくこと。(30) 【復習】授業内容を確認して理解を深めておく(20)
2社会科・地歴科教育の変遷について
  戦前・戦後の歴史教育を学び、歴史的な見方・考え方について考察する
【予習】授業で配布した資料を読んで、授業内容を確認しておくこと。(30)                             【復習】授業内容を確認して理解を深めておくこと。(20)
3高等学校学習指導要領の変遷と地理歴史科について 
  改訂の歴史と趣旨について学ぶ
【予習】配布した資料を読んで、授業内容を確認しておくこと。地理歴史編を読んでおくこと。(30) 【復習】授業内容を確認して理解を深めておくこ。(20)
4歴史分野の学習指導案作り
  学習指導案の作成理念を学び、学習指導案の作成に取り組む
  高校の教科書(日本史か世界史)があれば持ってくること
【予習】学習指導案の作成に向けて準備をしてくること。(30)                                 【復習】指導案が未完成なら、完成させること。(30)
5日本史」の受業指導法について
  実物教材、情報機器の活用と「主体的・対話的で深い学び」実現のために1
【予習】学習指導案の作成に取り組んでくること。指導案完成にむけて、教材研究を進める。(30)               【復習】指導案が未完成なら、完成させること。(30)
6「日本史」の課題設定と模擬授業実践1  古代・中世を中心に模擬授業を行う 授業実践の検討と反省【予習】授業予定者は、指導案を作成してくること。指導案完成にむけて、教材研究を進める。(30)                【復習】授業の反省をふまえて、学習指導案を改定する。(30)
7「日本史」の課題設定と模擬授業実践2      近代を中心に模擬授業を行う 授業実践の検討と反省【予習】授業予定者は、指導案を作成してくること。指導案完成にむけて、教材研究を進める。(30)                【復習】授業の反省をふまえて、学習指導案を改定する。(30)
8「日本史」の課題設定と模擬授業実践3  現代史を中心に模擬授業を行う 授業実践の検討と反省【予習】授業予定者は、指導案を作成してくること。指導案完成にむけて、教材研究を進める。(30)                【復習】授業の反省をふまえて、学習指導案を改定する。(30)
9「世界史」の授業指導法について
  実物教材、情報機器の活用と「主体的・対話的で深い学び」実現のために2
【予習】学習指導案の作成に取り組んでくること。指導案完成にむけて、教材研究を進める。(30)                 【復習】指導案が未完成なら、完成させること。(20)
10「世界史」の課題設定と模擬授業実践1  古代・中世を中心に模擬授業を行う 授業実践の検討と反省【予習】授業予定者は、指導案を作成してくること。指導案完成にむけて、教材研究を進める。(30)                【復習】授業の反省をふまえて、学習指導案を改定する。(30)
11「世界史」の課題設定と模擬授業実践2  近現代史を中心に模擬授業を行う 授業実践の検討と反省【予習】授業予定者は、指導案を作成してくること。指導案完成にむけて、教材研究を進める。(30)                【復習】授業の反省をふまえて、学習指導案を改定する。(30)
12「世界史」の課題設定と模擬授業実践3  地域史・同時代史を中心に模擬授業を行う 授業実践の検討と反省【予習】授業予定者は、指導案を作成してくること。指導案完成にむけて、教材研究を進める。(30)                【復習】授業の反省をふまえて、学習指導案を改定する。(30)
13「世界史」の課題設定と模擬授業実践4  テーマ学習「世界史の扉」を中心に模擬授業を行う 授業実践の検討と反省【予習】授業予定者は、指導案を作成してくること。指導案完成にむけて、教材研究を進める。(30)                【復習】授業の反省をふまえて、学習指導案を改定する。(30)
14新指導要領高等学校地理歴史科を読み解く 
  新科目「歴史総合」についての考察と検討を行う
【予習】事前に配布した指導要領改定の資料を読んでくること。(30)                                 【復習】新科目についての理解を深めておくこと(20)
15授業のまとめ 模擬授業の成果と課題から、各自の「今後の歴史教育」あり方をまとめる【予習】作成した学習指導案を再確認しておくこと。(30)                                 【復習】今後、どう歴史教育に取り組んでいくか考えをまとめておくこと。(30)
    
16定期試験
評価方法・基
準(評価割合)
1 授業への貢献度(積極的に授業に参加すること)     40%
2 課題の提出、学習指導案の作成、課題レポートの提出等  20%
3 定期試験                       40%
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『高等学校学習指導要領解説地理歴史編』文部科学省
2.『授業中に配布する』
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『『入門社会・地歴・公民科教育』』栗原 久梓出版社2000円+税978-4-87262-641-4
参考URL
質疑応答
授業に関する質問等は授業時及び授業日の当日に適宜受け付ける予定である。授業時間前後の時間帯、質問の場所等は授業中に指示する。また、メールでの質問も受け付ける。メールは、tony-ymd@se.starcat.ne.jp まで。
備考
教員採用試験の受験を考え、社会科教員を目指して自分の教育力の向上に取り組むことのできる学生の受講が望ましい。特に授業には主体的に参加し、討論でも積極的に発言することを求めます。                                  出席に関しては、全出席が望ましい。3分の2以上の授業に出席した者のみ成績評価の対象とする。
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更新日付2018/02/06 17:59:13