開講年度2018
科目名社会科教育法Ⅰ
科目ナンバーL321-274-10
開講種別春学期
対象学年3年
担当者川島 宏道
単位数2
曜日・時限春学期 月曜日 3時限
キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
社会科授業の創造-指導方法と教材の活用などを通して-
授業の概要
・社会科学習指導案を作成する過程で、人類の文化、社会及び自然についての幅広い知識と「教え る」技能など授業力を身に付けることができる。
・教員として、必要な教科及び教職に関する基本的な知識やスキルなど教師力を身に付けることが  できる。
・他者との相互理解を目指すコミュニケーション能力を身に付けることができる。
授業の到達
目標
・中学校社会科の授業を創造する過程で、それに不可欠な教材研究の仕方と教材作成、そして情報収集の仕方と再構成する力などを習得することができるようになる。
・中学校社会科三分野(地理的・歴史的・公民的分野)において、その指導の仕方、展開方法、留意点などを考え、授業を構想する力を習得することができるようになる。
・単元指導計画と学習指導案を作成する過程で、生徒の立場に立った学習方法を発見したり、多様な視点で生徒を見たりすることができるようになる。
 社会科教育法Ⅲで学んだ基礎的な理論や内容構成などを基に、学生が主体となってグループワークを行い、授業を創造する具体的なステップ(学習指導案)を作成すると同時に、実践でそれを検証しようという意欲を持つことができるようになる。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1ガイダンス:授業の概要と方針の説明
○社会科授業について学びます
網羅主義、暗記主義の社会科授業からの脱却
【予習】シラバスを読み、予め内容を把握する(30)
【復習】授業の全体について確認する(30)
2社会科の教職を目指して
○教育実習の目的と教員選考試験の内容について学びます
【予習】教員になるために何が必要であるか調べる(30)
【復習】教員になるために何をなすべきかを理解する(40)
3中学校社会科指導の実状
○分かる授業の大切さと教材研究の必要性、資料の活用などについて学びます
【予習】中学校社会科授業の実状について調べる(30)
【復習】分かる授業の大切さとそれを支える指導の工夫について理解する(40)
4中学校社会科学習指導要領の変遷
○社会科の誕生とその後の指導の変遷について学びます
【予習】社会科の誕生について調べる(40)
【復習】問題解決学習と系統学習の違いが明確になり、理解が深まる(40)
5社会科教育の新しい動向
○「生きる力」を育成する教育内容・教育方法・教育評価などについて学びます
【予習】学習指導要領の改訂で、新しくなったものを調べる(30)
【復習】「関心・意欲・態度」の重視、社会生活を送る上での技能の育成などの理解が深まる(30)
6社会科の学習指導と評価の改善
○主体的、協働的な問題解決学習や評価規準・評価方法について学びます
【予習】確かな学力を付けるために必要な学習方法は何か、調べる(40)
【復習】社会科指導の不易流行と評価の大きな変化について理解を深める(30)
7社会科三分野(地理的・歴史的・公民的分野)における実際の指導
○三分野の基本的な目標を学び、実例を基に育てたい生徒像を明らかにします
【予習】社会科の授業で育てたい生徒像についてまとめる(30)
【復習】三分野毎に育てたい生徒像が違うことを理解し、学習指導要領の熟読玩味を確認する(40)
8社会科学習指導案の意義と作成に向けてー授業の主体・書式・留意点などー
○目標、単元設定理由、指導過程などの書き方について学びます
【予習】単元を指定して教材研究をする(40)
【復習】学習指導案の作成において、指導要領と教科書やその他の資料の活用が重要であることを理解する(30)
9地理的分野における授業の準備(1)
○グループで単元の指導計画と学習指導案の作成を行います
【予習】単元を指定して教材研究をする(60)
【復習】教科書とその他の資料の研究、指導要領との関連について理解する(30)
10地理的的分野における授業の準備(2)
○グループの代表者が単元の指導計画と学習指導案を発表し、検討会を行います
【予習】授業内容の発表準備(60)
【復習】検討会での意見を基に学習指導案の見直しをする(40)
【課題】学習指導案の加除修正(30)
11歴史的分野における授業の準備(1)
○グループで単元の指導計画と学習指導案の作成を行います
【予習】単元を指定して教材研究をする(60)
【復習』教科書とその他の資料の研究、指導要領との関連について理解する(30)
12歴史的分野における授業の準備(2)
○グループの代表者が単元の指導計画と学習指導案を発表し、検討会を行います
【予習】授業内容の発表準備(60)
【復習】検討会での意見を基に学習指導案の見直しをする(40)
【課題】学習指導案の加除修正(30)
13公民的分野における授業の準備(1)
○グループで単元の指導計画と学習指導案の作成を行います
【予習】単元を指定して教材研究をする(60)
【復習】教科書とその他の資料の研究、指導要領との関連について理解する(30)
14公民的分野における授業の準備(2)
○グループの代表者が単元の指導計画と学習指導案を発表し、検討会を行います
【予習】授業内容の発表準備(60)
【復習】検討会での意見を基に学習指導案の見直しをする(40)
【課題】学習指導案の加除修正(30)
15授業のまとめ
○思考力と判断力を重視する社会科授業の創造についてまとめます
【予習】これまでの学習内容の確認(30)
【復習】思考力と判断力を重視する社会科授業の創造についてのまとめ(40)
【課題】「理想とする社会科授業の創造」についてのまとめ(60)
    
16定期試験
評価方法・基
準(評価割合)
1.課題の提出、学習指導案の作成、教材の作成(40%)
2.参加の様子(社会科フォーラムやグループ討論などにおける発言内容 20%)
3.定期試験(学習指導要領の理解、分かる授業の展開など 40%)
などを基に総合的に評価する。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『中学校学習指導要領解説社会科編』文部科学省日本文教出版株式会社167978-4-536-59005-1
2.『資料を使用する』
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『中学校社会科教育』社会認識教育学会学術図書出版社株式会社2052978-4-7806-0178-7
参考URL
質疑応答
・オフイスアワー : 月曜日 12:40-13:30 6204教室 面談方法。
備考
・社会科教育法Ⅰは、前年度秋開講の社会科教育法Ⅲを履修していることが望ましい。
・授業は真剣勝負で、予習復習をしっかり行うことでより充実する。また、授業受ける時は、最低のマナーとルールを守ることが求められる。
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更新日付2018/02/05 00:26:06