開講年度2018
科目名生命論
科目ナンバーG131-423-01
開講種別春学期
対象学年1年
担当者續 伯彦
単位数2
曜日・時限春学期 水曜日 2時限
キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
生命システムから社会システムへ
授業の概要
生命科学の世紀となろうとしている21世紀を生き抜く基礎として、生命とは何かを考え直し、社会の一員としての個々人の果たす役割、協働・協調のあり方、社会動向の理解を試みます。
授業の到達
目標
生命科学と社会生活の接点を幾つかの具体例を通して把握し、多様な見解を踏まえて、自らの立場を検討・表明出来ることを目標とします。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1導入
講義計画、授業参加方法の説明を行います。
生命世界の広がりを概観し、また、総合政策の学修における生命科学の位置付けを解説します。
受講中に空欄を埋めて完成した配布資料を再読して、講義内容の確認を行い、また、資料に提示されたWebサイトなどを閲覧して、理解を補います。(240)
2発生
ヒトの受精から誕生後の言語獲得までの過程を概観します。
ヒトとして生まれ育つことの意味を考察します。
受講中に空欄を埋めて完成した配布資料を再読して、講義内容の確認を行い、また、資料に提示されたWebサイトなどを閲覧して、理解を補います。(240)
3細胞
ヒトを含めた生物の基礎単位としての細胞について、その構造と機能について概観します。
生命システムの基盤としての細胞の役割を考察します。
受講中に空欄を埋めて完成した配布資料を再読して、講義内容の確認を行い、また、資料に提示されたWebサイトなどを閲覧して、理解を補います。(240)
4性の役割
ヒトなどの高等生物での性分化の仕組みを概観します。
性という仕組みが持つ役割を考察します。
受講中に空欄を埋めて完成した配布資料を再読して、講義内容の確認を行い、また、資料に提示されたWebサイトなどを閲覧して、理解を補います。(240)
5遺伝子
細胞を通じて発現される形質の基盤となる遺伝子の構造と機能について概観します。
生命を継続して行く仕組みの基礎とその意義につて考察します。
受講中に空欄を埋めて完成した配布資料を再読して、講義内容の確認を行い、また、資料に提示されたWebサイトなどを閲覧して、理解を補います。(240)
6生命操作
現代の生命科学技術が細胞・遺伝子のレベルでどのような処置を可能としているかを概観します。
人間による生命操作の影響について考察します。
受講中に空欄を埋めて完成した配布資料を再読して、講義内容の確認を行い、また、資料に提示されたWebサイトなどを閲覧して、理解を補います。(240)
7寿命
生命にとって不可避と考えられる死=寿命について概観します。
動的なシステムとしての生命存在を考察します。
受講中に空欄を埋めて完成した配布資料を再読して、講義内容の確認を行い、また、資料に提示されたWebサイトなどを閲覧して、理解を補います。(240)
8自他の認識
生命にとって自己と他者を分ける基礎過程は何かを概観します。
生物にとって相互の関係性のあり方について考察します。
受講中に空欄を埋めて完成した配布資料を再読して、講義内容の確認を行い、また、資料に提示されたWebサイトなどを閲覧して、理解を補います。(240)
9自然免疫
動物一般にみられる外来異生物への防御システムについて概観し、感染現象の位置付けを示します。
細胞レベルでの自他認識機構について考察します。
受講中に空欄を埋めて完成した配布資料を再読して、講義内容の確認を行い、また、資料に提示されたWebサイトなどを閲覧して、理解を補います。(240)
10獲得免疫
感染の経験が次の感染への対応を変化させるシステム対応の内容を概観します。
システムを支える細胞群の協調について考察します。
受講中に空欄を埋めて完成した配布資料を再読して、講義内容の確認を行い、また、資料に提示されたWebサイトなどを閲覧して、理解を補います。(240)
11ガン
自己を見失った細胞群としてのガンの基本性質について概観します。
生命システムの安定維持の仕組み、逸脱への対応のあり方を考察します。
受講中に空欄を埋めて完成した配布資料を再読して、講義内容の確認を行い、また、資料に提示されたWebサイトなどを閲覧して、理解を補います。(240)
12食物
動物としてのヒトの生命維持と食物摂取の関係を概観します。
何故、何を食べなければならないかを考察します。
受講中に空欄を埋めて完成した配布資料を再読して、講義内容の確認を行い、また、資料に提示されたWebサイトなどを閲覧して、理解を補います。(240)
13食物の歴史
ヒト社会が食物をどのように獲得して来たかを、歴史的に概観します。
食べることの歴史的変遷の意味を考察します。
受講中に空欄を埋めて完成した配布資料を再読して、講義内容の確認を行い、また、資料に提示されたWebサイトなどを閲覧して、理解を補います。(240)
14現代の生命界の課題
現代社会が抱える生命に関わる課題を概観します。
生命世界におけるヒトの役割を考察します。
受講中に空欄を埋めて完成した配布資料を再読して、講義内容の確認を行い、また、資料に提示されたWebサイトなどを閲覧して、理解を補います。(240)
15まとめ
義全体を振り返り、今後検討されるべき課題を整理します。
提出された質問で応答が不足していたものの補足も行います。
講義および自主学習の中で未解決の疑問点について、質問できるように準備しておきます。(240)
    
16定期試験
受講者が50名以下の場合は、配布資料参照可、記述式設問で出題します。
受講者が50名を超える場合は、参照不可、マークシート方式の設問で出題します。
講義資料を整理して、講義の流れや主要な概念とその関係をすぐに参照できるよう、準備して試験に臨みます。
評価方法・基
準(評価割合)
各回講義への適切な質問(2%×15)、主題ごとの小テスト(5%×3)、定期試験(55%)を評価対象とします。
質問は、感想ではなく疑問点の指摘であることが必要です。
小テストは、10分程度の時間で回答できる主題まとめの問題です。
定期試験については、第16講の記述を参照してください。
テキスト
参考書
  ・
参考資料
参考URL
1.生命論ノート講義資料PDF
質疑応答
各回講義で提出を求める質問のうち、適切なものには次回講義で応答します。
講義外での質問には、オフィスアワー(水曜1時限)に研究室(G510)で応答します。
備考
固定的な参考書は指定しませんが、各回講義資料に参考となるWebサイトなどを示します。
画像
ファイル
更新日付2018/01/17 12:19:33