開講年度2018
科目名社会調査論Ⅱ
科目ナンバーG231-261-02
開講種別春学期
対象学年2年
担当者宮澤 秀次
単位数2
曜日・時限春学期 水曜日 4時限
キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
実態調査、意識調査を立案して、調査データを収集分析し、報告書を作成する。
授業の概要
さまざまな事象に関する現状の認識に基づいて、問題や課題の所在を明確化して、その解決につながる社会調査法を学ぶ実践的授業である。
授業の具体的なねらいは、次のとおりである。
サンプリング、心理学的調査データの取り方など調査の方法を習得できる。
調査の計画を立てることができる。
心理学分野の調査票の作成方法が習得でき、また調査データの分析について基本的考え方を理解して使うことができる。
調査報告書を作成することができる。
授業の到達
目標
心理学的調査あるいは社会調査の方法について理解する。
調査目的と内容を明確にし、調査データの分析を見通した調査計画をたてる。
心理学的調査あるいは社会調査に用いる調査票を作成する。
調査の適切な実施ができる。
調査データの分析(SPSSを利用して)ができる。
調査報告書を作成できる。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1心理学的調査とは
   授業日程、授業目的、受講上の注意、
  調査とは
調査の分類
   調査目的、方法、対象などからの
諸調査の分類。
身近にある調査を調べ、その内容(調査方法、調査項目、結果の示し方など)を確認する。
調べた内容を発表できるように準備する(A4用紙1枚にまとめる)。
(4時間)
2サンプリングの基礎
   サンプリングの方法、
サンプリングの誤差、区間推定。
サンプリングの実際
   各種調査のサンプリング。
調査対象者(回答協力者)の選び方が調査結果に及ぼす影響を考え、A4用紙1枚にまとめる。
(4時間)
3調査の方法
   いろいろな調査方法の実際、
   調査の必要性と企画
具体的な調査をいくつか調べ、立場(調査主体)と目的・方法との関係を考える。
(2時間×2回(2日))
4調査票の構成
  調査項目、調査目的と調査データの
   分析計画。
調査票の体裁を把握するために、既存の調査票を調べる。(2時間)
また、調査目的にしたがって、必要な調査項目が用意されていることを調べる。(2時間)
5調査項目の作成1
  調査項目の配列、質問文、回答形式。
調査項目実例
  実際の調査にみる調査項目の実例。
ワーディングと体裁。
調査項目(質問文、回答文など)を作る。
(1時間×5回)
6調査の実施方法
 諸調査の実施要領と実施上での注意。
調査の実施手順(要領)を作る。
(2時間×2回)
7調査票作成
  調査票を実際に作る作業過程。
調査計画の立案。
調査項目を吟味し、項目の配列順序を考える。
(2時間×2回)
8調査票と調査計画書の作成
 調査票と調査計画書に関する中間報告
と質疑応答。
    
調査票と調査計画(目的、分析など)が対応しているか検討する。
(2時間×2回)
9調査票作成
  既存の調査項目の活用
(Cinii、e-statなどを参照)
表紙も含めて、調査票の印刷(出力)をして、質問や回答がページ内に収まるように調整する。
(2時間×2回)
10調査計画と分析
  調査票の作成とデータ分析計画。
具体的にデータ分析法を決める(ICRに備えてあるSPSS解説書を参考にして、データ分析法を学ぶ)。
(4時間)
11調査実施と調査データの仕分
  調査の実施。
   有効調査票と無効調査票、
調査項目のコーディング、データ入力。
調査実施手順(要領)にしたがって、調査実施する。
データ入力(Excelを利用)をする。
(4時間)
12調査データの処理
調査票に即したデータ分析の視点。
データ属性やクロス集計など。
データ分析をする。
分析結果を、表あるいは図に示す。
(1時間×4回)
13調査報告書作成
調査報告書に必要な事項。
調査計画書にしたがって、調査報告書の記述事項を整理し、作成する。
(2時間×3回)
14調査報告書の作成
  調査データの分析結果の表現法
(図表など)。
調査データの補足分析。
調査報告書を作成する。
(2時間×5回)
15調査結果の概要報告
調査報告書の内容を発表。
事前に、調査結果の報告の準備をする。
提出物(調査計画書、報告書(調査票添付))の準備・確認をする。
(1時間)
    
評価方法・基
準(評価割合)
単位認定は調査計画書(20%)、、調査票(30%)、調査報告書(30%)、出欠席や遅刻などを含んだ授業への取り組みの態度(20%)に基づく。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『使用しない(資料は配信する)』
参考書
  ・
参考資料
参考URL
質疑応答
質疑応答は、基本的に授業中に行う。

必要があれば、受講生の質問はメールで行い、その回答は授業時間に伝える。
メールは、my.zw.sh@gmail.com に送信すること。
備考
実習的性格の強い授業なので、欠席や遅刻をしないこと。
グループでの学習活動を行う。
授業内容が盛りだくさんであるので、授業外の学習が大事であり必要。
画像
ファイル
更新日付2018/02/04 14:24:33