開講年度2018
科目名法職演習Ⅰ
科目ナンバーJ232-842-02
W232-842-02
開講種別春学期
対象学年2年
担当者飯野 賢一
単位数2
曜日・時限春学期 月曜日 3時限
キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
人権の基本論点についての判例と学説を学ぶ
授業の概要
この演習では、人権の基本論点についての判例と学説の要点を理解し、知識として定着させるとともに、事例問題において論理的に自らの主張を展開できるようになることをねらいとしています。授業の進め方は、事前に課題として出された過去の各種試験の問題や事例問題などを各自が解いてきて、授業中に解答してもらうという形で進めます。
授業の到達
目標
到達目標としては、1.各回のテーマに沿って重要判例の要旨や学説を理解し、説明することができるようになること、2.事例問題において、何が論点になっているのかを発見し、論理的に自己の見解を展開できるようになること、3.論点について議論する場合には、その議論に積極的に参加し、他の人の意見を十分理解したうえで、自らの意見を明確に表現することができるようになることです。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1オリエンテーションと基本の確認
授業の進め方、成績評価方法などの説明を行う。
憲法の基本概念の確認を行う。
【復習】今回学んだことを復習する(120)。
2人権総論
人権の享有主体/公共の福祉/人権規定の私人間効力について学ぶ。
【予習】課題として出題された問題を解いてくる(120)。
【復習】今回学んだことを復習する(120)。
3包括的基本権と法の下の平等
幸福追求権と平等の問題について学ぶ。
同上
4精神的自由① 
思想・良心の自由/学問の自由について学ぶ。
同上
5精神的自由② 
信教の自由と政教分離について学ぶ。
同上
6精神的自由③ 
表現の自由(報道の自由、わいせつ表現など)について学ぶ。
【予習】課題として出題された問題を解いてくる(120)。
【復習】小テストに備えてこれまでの範囲で学んだことを確認する(120)。
7精神的自由④
表現の自由〈検閲、内容中立規制、集会の自由など)について学ぶ。
同上
8小テスト
選択式の小テストを行い、解答する。
【復習】小テストの復習をする(120)。
9レポートの検討①
課題についてレポートをまとめてくる。それぞれのレポートを読み比べる。
【予習】レポートを作成する(240)。
【復習】今回学んだことを踏まえて、レポートの加筆修正を行う(120)。
10経済的自由①
職業選択の自由について学ぶ。
【予習】課題として出題された問題を解いてくる(120)。
【復習】今回学んだことを復習する(120)。
11経済的自由②
居住移転の自由、財産権について学ぶ。
同上
12人身の自由
適正手続や被疑者/被告人の権利について学ぶ。
同上
13社会権① 
生存権について学ぶ。
【予習】課題として出題された問題を解いてくる(120)。
【復習】今回学んだことを復習する。全体の復習をする(120)。
14社会権② 
教育を受ける権利/労働基本権について学ぶ。
同上
15レポートの検討②
課題についてレポートをまとめてくる。それぞれのレポートを読み比べながら、どのようにレポートを書いたらいいのかを学ぶ。
【予習】レポートの作成を行う(240)。
【復習】今回学んだことを踏まえて、レポートの加筆修正を行う(120)。
    
評価方法・基
準(評価割合)
参加者の学習態度(発言の回数や内容、課題の提出状況、学習意欲等、授業に対してどれだけ真摯に取り組んだかを総合的に評価する)50%、小テストやレポート50%で評価します。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『憲法〔第6版〕』芦部信喜岩波書店3348円978-4-00-022799-5
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『とくに指定しません。』
参考URL
1.とくにありません。
質疑応答
授業が終わってからかオフィスアワーに質問してください。オフィスアワーの時間以外にも、都合がよければいつでも質問は受け付けます。
備考
資格試験、公務員試験などを受けたいと考えている人にお勧めします。それ以外の人でも憲法に関心のある方なら、是非参加してみてください。
画像
ファイル
更新日付2018/02/14 14:11:06