開講年度2018
科目名経済法A
科目ナンバーJ331-214-03
開講種別春学期
対象学年3年
担当者岡野 純司
単位数2
曜日・時限春学期 水曜日 2時限
キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
独占禁止法の基礎的な概念と、独占禁止法による私的独占、不当な取引制限等の規制内容を理解する
授業の概要
経済法A・Bでは、企業が商品・サービスを提供する際に遵守しなければならない、企業活動の基本的なルールである独占禁止法を中心に学びます。経済法Aでは、独占禁止法の基礎的な概念と、私的独占、不当な取引制限の規制内容やこれに関連する事項を取り上げます。なお、経済法Bでは、不公正な取引方法の規制内容を中心に取り上げます。両方学ぶことにより独占禁止法の全体像が理解できますので、A・B併せて受講するようにしてください。
授業の到達
目標
①独占禁止法の根拠・目的・枠組みと、不当な取引制限・私的独占の規制内容を説明することができる
②独占禁止法の課題を自ら考え、文章で表現することができる
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1「ガイダンス」:授業方針の説明
○本授業の概要と今後の学習の流れを理解します
「経済法の概要」
○経済法の体系、領域などを理解します
【予習】シラバスを読み本授業内容をあらかじめ把握する(30)
【復習】授業の全体について確認(30)
2「独占禁止法の概説」
○独占禁止法の目的、規制対象等を理解します
【予習】教科書の該当部分の熟読(30)
【復習】今回の授業内容を確認し理解を深める(30)
3「公正取引委員会の組織・歴史」
○公正取引委員会の組織と独占禁止法の歴史を理解します
【予習】教科書の該当部分の熟読(30)
【復習】今回の授業内容を確認し理解を深める(30)
4「不当な取引制限1」
○不当な取引制限の規制内容を理解します
【予習】教科書の該当部分の熟読(30)
【復習】今回の授業内容を確認し理解を深める(30)
5「不当な取引制限2」
○不当な取引制限(特に入札談合)の規制内容を理解します
【予習】教科書の該当部分の熟読(30)
【復習】今回の授業内容を確認し理解を深める(30)
6「事業者団体の規制」
○事業者団体の規制内容を理解します
【予習】教科書の該当部分の熟読(30)
【復習】今回の授業内容を確認し理解を深める(30)
7「私的独占1」
○私的独占(特に排除行為)の規制内容を理解します
【予習】教科書の該当部分の熟読(30)
【復習】今回の授業内容を確認し理解を深める(30)
8「私的独占2」
○私的独占(特に支配行為)の規制内容を理解します
【予習】教科書の該当部分の熟読(30)
【復習】今回の授業内容を確認し理解を深める(30)
9「違反事件の手続と措置」
○事業者が独占禁止法に違反した場合の手続・措置を理解します
【予習】教科書の該当部分の熟読(30)
【復習】今回の授業内容を確認し理解を深める(30)
10「企業結合規制」
○企業結合規制の概要と審査の流れ、措置等を理解します
【予習】教科書の該当部分の熟読(30)
【復習】今回の授業内容を確認し理解を深める(30)
11「国際的な執行」
○独占禁止法の国際的な適用を理解します
【予習】教科書の該当部分の熟読(30)
【復習】今回の授業内容を確認し理解を深める(30)
12「規制分野への適用等1」
○政府による代表的な規制分野を理解します
【予習】教科書の該当部分の熟読(30)
【復習】今回の授業内容を確認し理解を深める(30)
13「規制分野への適用等2」
○規制分野への独占禁止法の適用を理解します
【予習】教科書の該当部分の熟読(30)
【復習】今回の授業内容を確認し理解を深める(30)
14「独占禁止法コンプライアンス」
○独占禁止法の違反を防ぐための事業者のコンプライアンス体制を理解します
【予習】教科書の該当部分の熟読(30)
【復習】今回の授業内容を確認し理解を深める(30)
15「本授業のまとめ」
○経済法Aの復習を行います
【予習】今までの授業内容の復習(60)
【復習】今回の授業内容を確認し理解を深める(60)
    
16定期試験
評価方法・基
準(評価割合)
①設問への解答(授業内)
②定期試験
総合評価100点満点。評価の配分は、①設問への解答50%、②定期試験50%
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『はじめて学ぶ独占禁止法』菅久修一編商事法務28009784785724306
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『独占禁止法ガイドブック―研修用テキスト―』公正取引協会公正取引協会300
参考URL
1.公正取引委員会HP独占禁止法・下請法関連の情報があります
質疑応答
研究室:名城公園キャンパス・アガルスタワー2916(9階)/日進キャンパス6号館6602(6階)
オフィスアワー:(MKC)金曜日の昼休み/(日進)水曜日1時限開始前または2時限終了後
教員在室中はいつでも質問可です
備考
・皆さんに法律の知識だけでなく、企業実務で生じる独占禁止法の諸問題を考えてもらうことにより、将来企業で仕事をする際に役立つ知識を身に付けてもらいます。このため、毎回設問を出し、解答してもらう予定です
・毎回出席を取り、6回休むと成績評価の対象としません。遅刻・早退は2回で1回休みにカウントします。
・授業中の私語、スマートフォン・携帯電話・ゲーム機の使用を禁止します。特に私語等、他の学生の受講の妨げとなる場合は退出させます
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ファイル
更新日付2018/02/14 17:16:58