開講年度2018
科目名公衆栄養学実習B
科目ナンバーX433-594-60
開講種別春学期
対象学年4年
担当者森 圭子
単位数1
曜日・時限春学期 金曜日 1時限
春学期 金曜日 2時限
キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
地域における公衆栄養活動の実践実習(実践的スキルを身につける)
授業の概要
公衆栄養学および公衆栄養活動論で学んだヘルスプロモーションの理論(プリシード・プロシード)を活用し、地域で健康・栄養改善を進めるプログラムを実践する。本実習ではすべてがグループ活動であり、グループ員は毎回必要な討議を繰り返しながら、地域の重要な構成員として協調して活動を担う。情報収集された地域の課題の中から、重要性・実効性が高い優先テーマを決定し、これまでの政策や各地の取り組み等を参考にしながら改善のため効果的で楽しい新しいプログラムを立案・実行していく。集団ゆえに起こる良い動力(個人が集団から影響を受け、逆に集団に影響を与えるなどのグループダイナミクス)や、これまで学んできた知識・スキルを存分に活用する取り組みである。
授業の到達
目標
①グループ討議ができ、地域栄養計画を立案するために必要な情報収集ができる。
②集められた情報の中から、より優先的な課題の把握と診断ができる。
③優先課題を解決するために、必要なプログラムの計画ができる。
④計画されたプログラムを運営実施できる。
⑤プログラムの評価ができる。
各グループが提案する企画を通して、地域住民の参加やエンパワーメントを促す支援・活動のあり方を考察できる。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1オリエンテーション、
政府刊行物・インターネット・e-STATによる情報収集の実際、担当地域決め
【予習】シラバス確認(10分)
【復習】公衆栄養プログラムの情報収集の仕方を復習(20分)
2地域・社会診断① アンケート調査票に関する情報収集とアンケート調査票の作成
ナトカリ計による尿測定
【予習】アンケート調査票を対象別に考えてみる(20分)
【復習】アンケートに関する情報収集(60分)
3地域・疫学診断①e-STATによる情報収集
ナトカリ計による尿測定
【予習】標準化死亡比について調べてくる(30分)
【復習】情報収集結果をまとめてくる(60分)
4地域・疫学診断②e-STATによる情報収集、経年変化【予習】経年変化に用いることのできる指標を確認(20分)
【復習】経年情報収集結果をまとめてくる
5公衆栄養活動の立案① P.P.モデル活用【予習】P.P.モデル教科書関連部分を読んでくる(30分)
【復習】該当地域で、現在行われいる取り組みを調べる(60分)
6公衆栄養活動の立案② P.P.モデルの応用と地域における優先課題の抽出【予習】課題の抽出(30分)
【復習】課題を優先性と重要性のパップ上にプロットしておく(60分)
7公衆栄養活動の立案③ 目標の決定と評価計画の作成【予習】大目標を考えておく(30分)
【復習】小目標まで順に決定し、評価計画もすべて書き出しておく(60分)
8公衆栄養活動の計画① 公衆プログラムの企画・立案・調整【予習】近隣地域のプログラム研究①(30分)
【復習】プログラムの立案(60分)
9公衆栄養活動の計画② 事業計画の作成、プレゼンテーションの準備【予習】近隣地域のプログラム研究②(30分)
【復習】プレゼンテーションに必要な器具などの用意(60分)
10公衆栄養活動の実施① 公衆栄養活動に関するプレゼンテーション【予習】プレゼンテーションの用意(60分)
【復習】アンケートの集計、整理(30分)
11公衆栄養活動の実施② 公衆栄養活動に関するプレゼンテーション【予習】プレゼンテーションの用意(60分)
【復習】アンケートの集計、整理(30分)
12公衆栄養活動の実施③ 公衆栄養活動に関するプレゼンテーション【予習】プレゼンテーションの用意(30分)
【復習】アンケートの集計、整理(30分)
13公衆栄養活動の評価① 経過評価、アンケート結果の解析【予習】アンケート集計法を確認しておく(30分)
【復習】積極的なアンケート結果の集計と解析(60分)
14公衆栄養活動の評価② パワーポイントによる報告書作成【予習】テーマにあったパワーポイントの選択(30分)
【復習】報告書修正(60分)
15公衆栄養活動の評価③ 報告会、全体評価【予習】報告会のリハーサル、用意(30分)
【復習】質疑応答があった内容も加えて報告会の様子をレポートにまとめる(60分)
    
16試験なし
評価方法・基
準(評価割合)
個人およびグループでの活動状況・発表(80%)、提出物(20%)
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『健康・栄養科学シリーズ 公衆栄養学改訂第5版』古野純典、伊達ちぐさ、吉池信男南江堂3000+税978-4-524-26166-63年春学期公衆栄養学で購入済み
参考書
  ・
参考資料
参考URL
1.政府統計窓口
2.国民衛生の動向
3.健康日本21(第二次)
質疑応答
 実習時間とオフィスアワーを活用のこと(通年火曜5限、水曜1・2限)
備考
実習ではグループ活動での討議が中心になりますが、時間を有効に使用するためには、これまで習った栄養に関する法律や政策を十分に復習しておくことや他で取り組まれている内容等の予習が必要になります。実習前の予習・復習を十分にしてください。
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更新日付2018/02/06 10:29:37