開講年度2018
科目名基礎調理実習A
科目ナンバーX113-594-29
開講種別春学期
対象学年1年
担当者勝 孝子
単位数1
曜日・時限春学期 火曜日 1時限
春学期 火曜日 2時限
キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
基本的調理技術の体得
授業の概要
 調理学で学んだ調理理論を調理実習により実践し,食品の調理特性の確認と調理技術とを関連づける。基礎調理実習では,基礎となるひとつひとつの調理操作をしっかりと身につけるとともに,食材の選び方・扱い方,栄養・機能性成分の生かし方,調理のコツについて学び,応用する実践力を養う事ができるようにする。また,食品・栄養・衛生的知識をもって,安全で,食べやすく,美しく,おいしく,楽しく,バランスのとれた食事づくりができる基礎的な能力を養い,実習を通して献立構成を理解し,献立作成ができるようにする。日本料理を中心に実習し,食文化や料理の盛り付け,配膳,食事作法も合わせて習得できるようにする。
授業の到達
目標
①調理器具,計量器具を正確に使用し,衛生的に調理することができる。
②日本料理の基本的な調理法を理解し,食材や献立に合った切り方や調味などができる。
③日本料理の食文化や食事作法を理解し,料理の盛り付けや配膳をすることができる。
④調理用語を理解して説明ができる.
⑤目的に合った献立作成や食品成分表を用いて栄養価計算ができる。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1オリエンテーション:
実習を始めるにあたっての心構え,
実習ノートの書き方,栄養価計算 等
調理器具の取り扱い方,計量器具の取り扱い
(容量・重量・温度・時間)と注意
災害時の対処について
エコ・クッキング
日本料理概論
【予習】シラバスを読み,実習内容を把握する
(20)
【復習】授業の全体について確認する(30)
2実習室の器具類の点検
基礎実習:基礎的な調理操作としての
切り方の体得
目ばかり・手ばかりの実践
【予習】献立プリントで実習内容を把握する(10)
     教科書で材料の「切り方」を確認(20)
【復習】課題・実習ノートを作成する(100)
3日本料理:ご飯物(もち米の扱い方),
汁物(昆布だしの取り方),
浸し物(青菜の扱い方)
【予習】教科書・献立プリントの該当ページを読 
み,実習内容を把握する(20)
【復習】課題を調べ,実習ノートを作成する(90)
4日本料理:ご飯物(桜飯),
汁物(煮干しだしの取り方),
酢の物(三杯酢),
和菓子(道明寺粉の扱い方)
【予習】教科書・献立プリントの該当ページを読
み,実習内容を把握する(20)
【復習】課題を調べ,実習ノートを作成する(90)
5日本料理:ご飯物(塩味飯),
汁物(混合だしの取り方),
煮物(うま煮),
和菓子(粉寒天の扱い方)
【予習】教科書・献立プリントの該当ページを読 
み,実習内容を把握する(20)
【復習】課題を調べ,実習ノートを作成する(90)
6日本料理:ご飯物(炊飯方法),
汁物(かつお節だしの取り方),
揚げ物(衣揚げ,素揚げ),
和え物
【予習】教科書・献立プリントの該当ページを読 
み,実習内容を把握する(20)
【復習】課題を調べ,実習ノートを作成する(90)
7日本料理:白飯,焼き物(魚の下処理,
串の打ち方,姿焼き),
煮物(乾物の扱い方,含め煮,煮し
め,青煮),
和菓子(白玉粉の扱い方,棒寒天の
扱い方)
【予習】教科書・献立プリントの該当ページを読 
み,実習内容を把握する(20)
【復習】課題を調べ,実習ノートを作成する(90)
8日本料理:白飯,揚げ物(魚の卸し方),
焼き物,
煮物(炒め煮)
【予習】教科書・献立プリントの該当ページを読 
み,実習内容を把握する(20)
【復習】課題を調べ,実習ノートを作成する(90)
9実技試験:白飯(おにぎり),
焼き物(だし巻き卵)
日本料理:酢の物
【予習】教科書・献立プリントの該当ページを読 
み,実習内容を把握(20)
【復習】課題・実習ノートを作成する(40)
【課題】自主献立作成(60)
10日本料理:すし料理,
汁物
【予習】教科書・献立プリントの該当ページを読 
み,実習内容を把握する(20)
【復習】課題を調べ,実習ノートを作成する(90)
11日本料理:白飯,汁物,
煮物(みそ煮),
和え物
【予習】教科書・献立プリントの該当ページを読 
み,実習内容を把握する(20)
【復習】課題を調べ,実習ノートを作成する(90)
12日本料理:ご飯物(しょうゆ味飯),
蒸し物(卵液の希釈濃度と熱凝固),
煮物,
和え物
【予習】教科書・献立プリントの該当ページを読 
み,実習内容を把握する(20)
【復習】課題を調べ,実習ノートを作成する(90)
13実技・実習試験:『鯵の三枚卸し』を用いての
自主献立
日本料理:白飯,汁物
【予習】教科書・献立プリントの該当ページを読
み,実習内容を把握する(20)
鯵の三枚卸しの練習(60)
【復習】実習ノートを作成する(60)
14演習:郷土食調べ,行事食の献立作成【予習】教科書・献立プリントの該当ページを読 
み,実習内容を把握する(20)
【復習】実習ノートを作成する(30)
15日本料理:和菓子,日本茶
まとめ  質疑応答
【予習】教科書・献立プリントの該当ページを読 
み,実習内容を把握する(10)
【復習】課題を調べ,実習ノートを作成する(30)
    
評価方法・基
準(評価割合)
実習ノートの評点 50%,課題の評点 20%,実技・実習試験 20%,実習への取り組み方10%
実習ノート・課題が不備の場合は再提出させる。
その他,遅刻・欠席,実習中の態度(白衣・帽子の着用,指輪・マニキュア・ピアスの有無)により総合的に評価する。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『たのしい調理 基礎と実習 第5版』山内知子他著 医歯薬出版3672978-4-263-70653-4  
2.『日本食品成分表 2017 七訂 本表編』医歯薬出版編医歯薬出版 1404 978-4-263-70677-0
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『調理のためのベーシックデータ 第5版』松本仲子監修女子栄養大学出版部1944978-4-7895-0323-5教科書としても使用する
2.『NEW 調理と理論』山崎清子他著同文書院 2808978-4-8103-1395-6
参考URL
質疑応答
質疑応答は,実習時間内に受け付ける。
備考
示範中は私語を慎み,実習のポイントを把握する。
衛生面への配慮に留意する。
グループによる実習を行う。班メンバーと協力し,決められた時間内に試食できるように円滑に実習する。
提出物は期限厳守する事。
必携品:白衣・帽子・実習室専用靴・ハンドタオル
     ※ 初回の実習には,教科書3冊と電卓を持参する事。
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更新日付2018/02/04 17:20:12