開講年度2018
科目名運動栄養学
科目ナンバーZ231-594-01
開講種別春学期
対象学年2年
担当者長﨑 大
単位数2
曜日・時限春学期 金曜日 2時限
キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
スポーツのパフォーマンスに貢献する栄養学と健康に役立つ栄養学
授業の概要
日常に活かす知識を学習する。
運動・スポーツ栄養学に基づく栄養の摂り方は、パフォーマンスや身体づくりに強く影響するので、実践すれば、その効果を自ら容易に実感することができる。そこで、授業で学んだ栄養摂取による一つひとつの効果を実践的に感じ、専門的な知識と実践の融合を図っていく。例えば、糖質を豊富に含む食品を取れば、持久力が向上するというグリコーゲンローディング知識を得て、それを実技の授業や部活動などで活用したり、指導できるように学習する。
授業の到達
目標
健康の維持増進やスポーツの競技力向上のためには、効果的な栄養、効果的な運動、効果的な休養を行う必要がある。なかでも栄養摂取は、急に走れなくなったり(バテたり)、いつも身体がだるい(慢性的な疲労感)など、今日の午後の運動(練習)に直接影響する。また、女子の危険な減量(増加する痩せ願望)を防止するうえで、運動と食事のエネルギーバランスの考慮は重要な課題である。こうした、運動・スポーツ栄養学の専門的知識は、健康増進、効果的な体づくりや優れた競技力の発揮をより確かなものとしてくれる。本講義では、健康とスポーツの競技力向上に必要な栄養学的知識を説明できるようになり、自分自身で「何を食べる・どのように食べるか」のアスリート的な、健康的な食事管理が実施できるようになることを目標とする。また、運動栄養学的な課題に対して、グループワーク等を通じ、協働して解決していく。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1ガイダンス
授業の進め方の説明、運動・スポーツ栄養学とは
食生活のふりかえり 120分
2運動と栄養
エネルギー供給機構
<消化と吸収の機構>
筋収縮について、レポートを作成する 120分
3体づくりの栄養
筋肉づくりとたんぱく質摂取
<栄養素の機能と代謝>
たんぱく質を多く摂るための献立を作成する 120分
4体づくりの栄養
骨づくりとミネラル摂取
<栄養素の機能と代謝>
カルシウムを多く摂るための献立を作成する 120分
5体づくりの栄養
生活リズムと栄養 
<食生活と健康運動>
睡眠(休養)と発育について、レポートを作成する 120分
6競技力向上の栄養
スタミナと糖質 持久力と競技種目の関連性
<栄養素の機能と代謝>
持久性運動時の主観的運動強度について記録する 120分
7競技力向上の栄養
スタミナと水分補給 水分補給と体温上昇の関係 
持久性運動時の主観的運動強度と気温について記録する 120分
8競技力向上の栄養
筋肉疲労と栄養 
筋疲労感を記録する 120分
9競技力向上の栄養
中枢性疲労と栄養 
中枢の疲労感を記録する 120分
10競技力向上の栄養
トレーニングの期分けと栄養計画 サプリメント
サプリメントについて検索する 120分
11健康のための運動栄養
肥満の原因と予防
<栄養・食事指導の基本>
体重と摂取した食事を記録する 120分
12健康のための運動栄養
女性のための運動と栄養(低栄養対策を含む)
月経前症候群と体調との関係についてレポートにまとめる 120分
13健康のための運動栄養
運動の効果 消費エネルギー量の実態
<身体活動量の定療法とその実際>
消費エネルギーを記録する 120分
14健康のための運動栄養
生活習慣病予防と運動の関連性
<栄養・食事指導の基本>
健康増進普及標語を作成する 120分
15栄養計画の実際 
<栄養・食事アセスメント(低栄養対策を含む)> 
食事バランスガイドを作成する 120分
    
16定期試験
評価方法・基
準(評価割合)
定期試験を実施する。
毎回のQ&A(40%)、期末試験(60%)の得点で評価する。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『授業中に配布する』
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『健康運動実践指導者養成用テキスト』健康・体力づくり事業財団南江堂4,900未付加
2.『健康運動指導士養成講習会テキスト』健康・体力づくり事業財団南江堂16,500未付加
参考URL
質疑応答
オフィスアワー
備考
食事を工夫して、健康人と最強アスリートになろう!
すごーく使える運動・スポーツ栄養学の基本としくみ!
画像
ファイル
更新日付2018/02/15 12:45:22